●貴方に、まとわりつく霊

 


時々、昆虫や虫についての相談を受ける事があります。

 

 

例えば、この様な質問です。

 


1■息子は虫取りが好きで、今年もカブトムシやクワガタ虫を捕まえて来るのですが、

 

取るのは好きな様ですが、一旦捕まえると満足してしまうのか、世話は余りしないので、

 

捕まえた後は、段々弱って来て皆直ぐに死なせてしまいます。

 

毎年の光景ですが、可哀想な気がして止めさせた方がいいのかと思う時があります。

 

虫の祟りみたいなものはあるのでしょうか?

 

 


2■ある夜、父と居間でテレビを見ていた時、

 

一匹の蛾(ガ)が見てたテレビの画面にとまったのです。

 

2cm位のやや大きめの蛾でした。

 

すると、父は雑誌を丸めてその蛾を叩いたのです。

 

そして弱っている蛾をすくって灰皿に入れると、

 

今まで吸っていたタバコの火を、その蛾に押し付けて殺したのです。

 

私も妹もそれを見ていて、「可哀想!」と声を出してしまいました。

 

例え蛾でも、あんな残酷な殺し方をした父に、バチが当るでしょうか?

 

 


3■ゴキブリやハエって、前世で凶悪な犯罪を犯した人の生まれ変わりなんでしょうか?

 

 

 


貴方だったら、子供に上の様な質問をされたら、なんと答えますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、私もこの世の仕組みを知っている訳では無いので、

 

 

これが絶対と言う答えは知りません。

 

 

でも、霊能者の方から教えてもらった事から答えさせてもらえば、私の答えは下の様になります。

 

 

1■虫の祟り(たたり)は無い。

 

ただし、助けようすれば助けられるのに、少しの手間を面倒くさがって、

 

一変に100匹以上殺して、しかもその近くに寝泊まりするという状況だと、

 

病気になったり、運が落ちるなどの事が起きる事があるそうです。

 

例えば、池を埋め立てたり。

 

ただ、これが虫や魚のたたりとは限らないそうです。

 

自然霊や土地の神様の仕業かもしれないので。

 

 


2■バチは当たらない。

 

ただし、蛾からのバチは当たらないけど、

 

周りの人、この場合では娘達から嫌われたり、尊敬されない父親像になってしまうのが、

 

バチになっているのではないでしょうか。

 

 


3■人間の来世は、犯罪を犯しても虫にはならない。

 

 

 

 

 

 


最後に、

 

虫つながりで、こんな話を紹介して終わりに致しましょう。

 

 

 

 

 

これは、相談者のある主婦の方から聞いた話です。

 

 

 

 

彼女は当時、小学生の娘さんと赤ちゃんと3人で家に居た時、

 

 

夕飯を作ろうとすると、買い忘れた食材がある事に気が付いたそうです。

 

 

調理途中だったのと、赤ちゃんの世話もあったので、

 

 

小学生の娘さんにいつも行っているスーパーに一人で買いに行ってもらいました。

 

 

ところが、その娘さんが途中で交通事故に遭って亡くなってしまったのです。

 

 

彼女は、自分が娘を殺したかのように悩んでいました。

 

 

しかも、下の子が生れてから、忙しくてつい長女には洗濯物を取り込んだり、たたんだりと、

 

 

色んな事を頼んでばかりで、余り甘えさせてあげなかったので、その事でも後悔していました。

 

 

死後3年経っても、立ち直れないでいました。

 

 


そんなある日、

 

 

娘さんのお墓参りに行った時でした。

 

 

 

花をいけ、お線香を焚き、供養を済ませ、

 


帰ろうとして、立ち上がった時、ふと気が付くと、

 

 

彼女の周りに、一匹のモンシロチョウがヒラヒラと飛んで来たそうです。

 

 

その蝶は、生けたばかりの花に止まる訳でもなく、むしろ彼女の周りばかりを飛んで、

 

 

それはまるで、彼女にまとわりつく様に、顔の側にきたり、背中に止まったり、

 

 

歩くと、その蝶もしばらく付いて来たそうです。

 

 

 

 

 

 

私はその話を聞いて、

 

 

 

 

「それ、娘さんですよ。」と彼女に言いました。

 

 

 


私が霊能者の方から聞いた所によると、

 

 

亡くなった人の霊は、蝶やトンボなどの虫に一時的に憑依して、

 

 

親しかった人に感謝を伝える為に、その時だけ蝶などの虫になってその人の周りを飛んだり、

 

 

まとわりついて、しばらく付いて来てくれる事があるそうです。

 

 

それは、母親に甘える子供の様に、

 

 

 

 

 

 


「かあさん、

 

 来てくれて、ありがとね。」


END