●亡くなった人に会う
日本にも、とても有能な霊能者がいます。
例えば、もう亡くなってしまいましたが、宜保愛子さんとか、
今もご活躍の江原啓之さんとか。
そんな宜保愛子さんや江原啓之さんは、亡くなった人とはまた会えると言います。
その一つが、私達が亡くなった時で、
亡くなったばかりの人は、あの世には不慣れです。
だから、先に亡くなった人が天国(成仏への道)への導き役として、迎えに来てくれるというもの。
迎えに来てくれる人は様々で、亡き両親や祖父母が迎えに来てくれる事もあれば、
亡き兄妹や亡き夫、亡き親しかった友人という場合もあるそうです。
私もそれらの考えと同じです。
私達が亡くなった時、私達の親族や愛してくれていた人が迎えに来てくれると思っています。
ただ、私が知りあったアメリカの霊能者の方から、それ以上の事を教わりました。
今日は、その事を書いてみたいと思います。
ある時、アメリカの霊能者の所に、一人の男性がやって来ました。
シアトル近郊にあるボーイングの工場で働いているポールという父子家庭の方で、
霊能者の方とは、友人を介して子供達の誕生日会などで何度か会っていた仲だったそうです。
奥さんが2年前に亡くなってから、彼ひとりで2人のお子さん(長男・長女)を育ててきました。
亡くなった奥さんは、とても料理が得意で、
特に海老のマカロニチーズグラタンは子供達が最も好きだったメニューだったそうです。
それだけに奥さんが亡くなった当初は、子供は正直なので、
料理がマズくなったね。とか、食べたく無いとか言われて傷ついた時もあったそうです。
それでも何とか彼なりに料理を学んで、二人の子を育てて来ました。
ところが、半年前。
長男のエリックが交通事故に遭い、突然この世を去ってしまったのです。
若くして逝ってしまった息子は、苦しんでいないか。
今も事故現場で、ひとり泣いているんじゃないか。
仕事中もついそんな事を考えてしまい、霊能者の所に聞きに来たと言います。
さっそく霊視が始まりました。
しばらくすると、霊能者の右側頭部に痛みを感じたといいます。
「息子さんは、頭の右側を打って亡くなられましたか?」
「はい。」
霊能者いわく、亡くなった人は、自分が亡くなった時の様子や痛みを、
親や親族に知って欲しくて、その時自分が体験した様子を痛みとして訴える事は多いと言う。
また、父親が知っている息子の亡くなった時の様子を伝える事によって、
今降臨した霊が、間違いなくボクだよ。と示す意味もあると言う。
亡くなった息子エリックの霊は、こんな事も言ったという。
「ボクのLEGO、ジェイミー(妹)も使っていいよ。」
(ちなみに、LEGOとはプラスチック製のブロックのオモチャで、
デンマークの会社の製品で、デンマーク語の「よく遊べ」という意味から来た名前だという。)
そして、いよいよ
息子は、苦しんでいないか。
今も事故現場で、ひとり泣いているんじゃないか。という問題に霊能者が言及する。
「今は、頭も痛くないし、元気でいると言っています。
それから、ダイアンって、誰の事かしら?」
「亡くなった妻です。」とお父さん。
「そう。
お母さんが迎えに来てくれたそうです。」
霊能者いわく、現在はどこも痛く無く元気だと言ったり、
亡くなった人が迎えに来たという場合は、もう事故現場で今も泣いているという事は無く、
成仏への道を歩み始めていると思っていいそうです。
息子さん(エリック)の場合、こうして亡くなった母親が迎えに来てくれたという事で、
先に亡くなった人と再会出来た訳です。
ここまでは、冒頭にお話した
先に亡くなった人が天国(成仏への道)への導き役として、迎えに来てくれるというもの。
そして、ここからがアメリカの霊能者の方から、教わった迎えに来てくれた以上の事でした。
それは、亡くなった息子さん(エリック)は、こんな事を言ったと言うのです。
「母さんがね。
海老のマカロニチーズグラタンを作ってくれたんだよ。
ガーリックパンも作ってくれたんだよ。」
私はそれを聞いて、
「えっ!」会えるだけじゃないんだ。
そんな事もしてくれるんだ。と思って少し感動したのを覚えています。
END
