●地縛霊を探す方法
最近、暑い日が続いています。
熱中症に気を付けてお過ごしくださいね。
さて、こんな暑い日だから出来るという事もあります。
その1つが、地縛霊探しです。
それは、今日の様な暑い日でした。
1人の女性から、こんな電話相談がかかってきました。
「うちの浴室に、地縛霊がいるかどうか調べて欲しいんです。」
訳を聞くと、
彼女はもうかれこれ1年半近く、このマンションに住んで居るそうですが、
先月知り合った人に、嫌な事を聞いてしまったのだと言う。
それは、彼女が今住んで居るマンションのどの部屋かは忘れたが、
約10年ほど前に、風呂場で自殺騒動があったという。
その知り合いは彼女に、そのマンションを借りる時、他の部屋よりも安くなかった?と聞いて来た。
しかし、彼女が1年半前にこの部屋を借りた時は、
このマンションには、この部屋しか空室が無く、他の部屋と比べる事など出来なかったと言う。
ただ、彼女はその話を聞いて、ゾッとしたと言います。
なぜなら、
考えてみれば、今住んで居るこの部屋は、
当時このマンション全体で、唯一借りられていない部屋だった訳です。
つまり、誰も借りる人がおらず、売れ残っていた部屋とも言える訳です。
そしてその理由は、この部屋こそ風呂場で自殺があった部屋なのかもしれない。
そう思うと、怖くて、怖くて、
その日以来、彼女は風呂場を開ける事も出来ず、風呂は一駅離れた銭湯に通っているといいます。
しかし、このままずっと自宅の風呂を使わない訳にもいきませんし、
仕事で夜遅くなった時など、一駅離れた銭湯に通うのも大変です。
そこで、私に電話相談してきたという訳です。
「うちの浴室に、地縛霊がいるかどうか調べて欲しいんです。」と。
ちなみに、地縛霊とは、
その場所で殺されたとか、その場所で自殺したなどして、
成仏出来ずに、その場所を離れる事が出来ずにいる霊の事です。
ただ、私は彼女に金銭的な問題を話しました。
「そこに行って、調べてもいいのですが、金額はだいぶ高くなりますよ。」と。
「この電話相談の費用プラス、
往復の交通費、時給換算の費用、そして、出張費が加算されますよ。いいですか?」
余りの金額の違いに彼女は、電話口で言葉を失っています。
そこで、
「それよりも、自分で調べる方法がありますけど、
やってみますか?
そうすれば、電話相談の料金だけですよ。」
しかし、彼女は、
「でも、自分で調べるなんて、怖いです。」と言う。
こういう時、お金儲けの上手い人なら、
彼女を怖がらせて、自分が調べないとダメだからと言って出張に行って稼ぐのだろうが、
どうも私には出来ない。
電話の様子では、余りお金に余裕が無さそうだし、
滅多に地縛霊というのは存在しないのに、高額な費用を請求しては可哀想だ。
そこで、彼女には、
その場所で殺されたり自殺したからといって、必ず地縛霊になるとは限らない事。
また仮に地縛霊になったとしても、10年経った今、成仏の道を歩み始めた者も居るかもしれない事。
地縛霊が居るからといって、必ず悪い事が起きるとは限らない事。
それに、怖かったら、家族や友達に一緒に来てもらったり、彼らにやってもらっても構わない。
そして、午前中の晴れた日なら、霊の動きも鈍いから大丈夫という話をして安心させた。
すると、彼女は友達とやってみます。と言ったので教える事に。
普通、地縛霊が居るか居ないかなんて、霊能者にしか分からない事だと思われている。
しかし、こと地縛霊に関しては、普通の方でも分かる方法があるのだ。
確かに、地縛霊と言えども霊なので、目には見えない。
だから見つける事は出来ないのだが、
地縛霊は、その場所にずっと居るので、若干だが他の場所と温度差が出るのだ。
地縛霊が居座っている場所は、他の場所よりも若干温度が低く感じるのである。
よく霊能者が、幽霊が居そうな場所に行くと、
「冷気を感じる。」とか言う時があるが、それである。
まず、彼女に右利きか左利きか聞いた。
彼女は左利きだと言うので、左手を使う様に言い、
服装は半そでかノースリーブが理想だと伝えた。
後は、やり方は簡単である。
風呂場のドアを開ける時から、ゆっくり動きながら(自分で風を起こさない様に)、
気になる所に利き手を伸ばし、床から50cm位の空中の温度を手や腕で感じとるだけである。
もし地縛霊が居るなら、そこの場所だけ何故か寒気を感じるはずである。
また、少し腕を湿らせた方が感じやすいという場合には、一度腕を濡らして、
タオルでざっと拭いてから試すと良い。
この方法は、新しく家を借りる時や、家を買う時に、
なんか嫌な感じがする場所があると思ったら、一度手をかざして試してみるといい。
ただし、調べる時はエアコンや換気扇を止めて、窓も閉めた状態にしないと、
風が寒気と間違って感じてしまう事がある。
また当然だが、常に寒い冬よりも今の季節の様に暑い時の方が寒気を感じやすく調べやすい。
その後、彼女は友人を呼んで、
一緒に風呂場を調べたというが、
特に寒気を感じる場所は無かったという。
今は、安心して風呂場を使っている。
END
