●ペットが死ぬ家

 

 


占いの仕事をしていると、対象者が人間じゃ無い事がよくあります。

 

 

それは飼い主にとって、ペットも家族の一員であるという事を意味しているかもしれません。

 

 

 

そう言えば、最近不審死した紀州のドン・ファンこと野崎幸助さんも、

 

 

愛犬のイブちゃんを溺愛していて、全財産(50億円)をイブに譲りたいと生前言っていました。

 

 

もしかしたら、家族以上だと言う人も多いのかもしれません。

 

 

ちなみに、野崎さんの遺産の行方は、週刊ポストによると、

 

 

生前、野崎さんは遺書を残しておらず、このままだと遺産の4分の3は、若い奥さんに行き、

 

 

残りの4分の1は、6人の兄妹で分け合う事になると言う。

 

 

 

 

 

 

 

そんな家族同然のペットに異変が起きたり、居なくなったり、不審死したりすると、

 

 

占い師や霊能者に頼りたいという事になるのでしょう。

 


特にペットの死が絡んでくると、霊能者にしか分からないというケースも出てきます。

 

 

 

私がアメリカに居る時、霊能者から教えてもらった、

 

 

とても奇妙なペットにまつわる出来事があります。

 

 

 

今日はその時の事を思い出しながら、書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

シアトル郊外に、ミラー夫妻という中年のご夫婦が住んで居ました。

 

 

長女は早くに結婚して家を出て、長男は家から離れた場所にある会社に就職した為家を離れました。

 

 

2人の子育ても終え、ご主人が仕事に行くと、一人になってしまう奥さんは、

 

 

寂しくなり、チワワを飼う事にしたそうです。

 

 

アリスと名付けました。

 

 

すると、また子育ての時代がよみがえって来たかの様に、

 

 

チワワのアリスを自分の子供の用に可愛がり、寝る時も、外出する時もいつも一緒。

 

 

お風呂も食事も一緒で、片時も離れないほど愛したそうです。

 

 

ドッグフードも常に最高級品を買い、それでも飽きるだろうと、

 

 

週に2回はステーキを焼いてあげる贅沢。

 

 

食費も本当の子供がひとり出来たかの様な出費です。

 

 

チワワのアリスちゃんには、お気に入りのヌイグルミがありました。

 

 

それは小さい猫のヌイグルミで、ミラー夫人が買ってあげるとアリスはそれをとても気に入り、

 

 

散歩や外出する時は、かならずそれを咥えて家を出るそうです。

 

 

 

 

 

 

 

ところが、アリスちゃんが6歳になった時、

 

 

ある事件が起きます。

 

 

 

 

 

 

いつもの様に、お散歩に出ると、

 

 

丁度お隣さんも、2歳になる娘さんを連れて、庭で遊んでいる所でした。

 

 

娘さんは、チワワを見ると興味を持ったのか、アリスに向って近づいて来ました。

 

 

その瞬間でした。

 

 

アリスは何を思ったのか、急にその娘さんに向って激しく吠え始めたのです。

 

 

それに驚いた娘さんは、少し後ずさりしたかと思うと、

 

 

つまづいて後頭部を石の歩道にぶつけてしまいました。

 

 

直ぐにお母さんが抱き起しましたが、

 

 

娘さんは激しく泣いていて、泣きやむ様子がありません。

 

 

 

段々と打った後頭部が腫れていき、タンコブになり、救急車で病院に運ばれたのです。

 

 

勿論ミラー夫人は、その場で謝りましたが、

 

 

お隣の奥さんは、慌てていたのもあるでしょう。ミラー夫人とは一切話をせず、

 

 

無視して一緒に救急車に乗って行ってしまいました。

 

 

元々、お隣さんとは、かつて柵の件でもめた事もあり、仲が良い方ではありませんでした。

 

 

 

 

風の噂では、大した事は無かったらしいという近所の方の話でしたが、

 

 

その一件以来、ミラー夫人がお隣さんと話す事はありませんでした。

 

 

ミラー夫人としても、何となくバツが悪いので、

 

 

アリスと散歩や外出をする時は、まず窓から外を見て、

 

 

お隣さんが外に居ないかを確認してから、玄関を出る様にしていたと言います。

 

 

 

 

 

 


そんなアリスに異変が起きたのは、

 

 

それから1年後の事でした。

 

 

 

 


急に立てなくなったので、獣医さんに連れて行くと、

 

 

末期の肝臓ガンだという診断。

 

 

アリスはその約2ヵ月後に亡くなったといいます。

 

 

ミラー夫人の悲しみはとても大きく、その日から毎日泣いて暮らしていたといいます。

 

 

外出もしなくなり、アリスの写真を見ては泣くという生活。

 

 

さすがに心配したご主人が、夫人が少し立ち直ったのを見て、

 

 

1ヵ月半後、別のチワワを買って来ました。

 

 

最初は、別のチワワじゃ。と言っていた婦人でしたが、

 

 

いざ可愛いチワワの小犬が来ると、再びそのチワワを可愛がる様になりました。

 

 

 

 


ところが、それから1ヵ月半経った時でした。

 

 

新しく来たチワワが、エサを食べなくなったのです。

 

 

そしてよく見ると、お腹の辺りが膨らんでいます。

 

 

急いで獣医に連れて行くと、肝臓ガンになっていると言うのです。

 

 

子犬で体力が無かったからか、それからアッという間に亡くなってしまいました。

 

 

 

 

 


ご主人もさすがに、また高いお金をかけて子犬を飼う事はしませんでした。

 

 

そんなある日、奥さんが友人と電話していると、

 

 

一匹のチワワが殺処分されそうになっているらしいという噂を耳にします。

 

 

そこで、急いで保護して家に持ち帰りました。

 

 

それは3歳になるチワワで、一人暮らしの老人が亡くなって飼う人が居なくなった犬でした。

 

 

これも何かの縁だと思い、ミラー夫人は3匹目のチワワを飼う事にしました。

 

 

 


しかし、それからわずか2ヶ月後の事でした。

 

 

定期健診に連れて行くと、ガンが発見されたのです。

 

 

獣医いわく、高額な手術を施しても助かる確率は5分5分だと言われました。

 

 

ご主人は、もう犬はあきらめようと言いました。

 

 

 

 

ご主人いわく、お隣の子供を傷つけてから、

 

 

この家は、ペットが死ぬ家になってしまった。と言うのです。

 

 

 

 

 

 


しかし、ミラー夫人は、ペットが死ぬ家になったなんて納得がいかず、

 

 

霊能者の所に相談に来たのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて、恐ろしい事が分かることになる。

 

 

後半は、明日のブログに続く。