●求めよ、さらば与えられん。
「求めよ、さらば与えられん。」という諺(ことわざ)があります。
これはキリスト教の新約聖書の教えです。
意味は、
物事を成し遂げるには、ただ待っているのではなく、
自分から進んで他の人に教えを乞う姿勢が大切だという教えです。
これは霊の世界でも、多少言える事だと霊能者に教えてもらった事があります。
今日はそんなお話です。
多くの方は、霊能者の事を勘違いしている事が多いです。
どういう事かと言うと、
ある女性が、こんな事を言ったんですね。
「霊能者の人は、怖いです。
きっと私の事を、何もかも見通して、彼女の前では丸裸同然で、
隠し事1つ出来ないんでしょうね。
絶対友達にはしたくないわ。」
確かに、霊能者の方は、過去の事から未来の事まで言い当ててしまう事がありますよね。
だから、もし貴方の目の前に霊能者が居たら、
何もかも、私の事はお見通しなんだろうな。と、思ってしまいますよね。
でも、実際は全然そんな事は無いと言います。
実は、私も霊能者の方に、
「ボクの事は、もう何もかも見えているんでしょうね?」と聞いた事がありました。
そしたら、
「皆さんそう言う人が多いけど、
そんな事ないのよ。」 と言ってから、こんな話をしてくれたのです。
霊能者の方にも、家族ぐるみでお付き合いしている友人が何人かいるそうなんですけど、
その中の1人の友人が、ある日、青い顔をして霊能者の自宅に来たそうです。
そして、家の中に入ると、いきなり、
「貴方の事だから、
多分、何もかも知っていると思うけど・・・・」 と前置きをしたそうです。
しかし、霊能者の方には、何の事だか全然分からなかったといいます。
それは家族ぐるみでピクニックに行った時も、学校の行事で同席した時も、
お互いの家に招待して食事した時にも、彼女が何に困っていたのかも、
彼女が現在悩んでいる事も、何一つ浮かぶ事は無かったそうです。
勿論、彼女の守護霊や先祖霊が出て来る事も無かったそうです。
つまり、普段は私達と同じように、霊能者もただのひとりのママ友だったのです。
ところが、彼女の次の一言で、事態は急変します。
「実は貴方に、診て欲しい事があるの。」とお願いした瞬間だったと言います。
その言葉が終わるとほとんど同時に、
霊界との扉が開いたそうです。
そして、彼女のお祖父さんだという霊が現れて、
現在、彼女が次男の事で悩んでいる事や、次男が家出をして警察沙汰になっている事。
悪い友人と付き合っている事などを話してくれたそうです。
つまり、本人が霊能者に診てもらいたいと思わない限り、
通常は霊界の扉が開いて、守護霊やご先祖霊が勝手にその人の秘密などを、
ペラペラ霊能者に教える事は無いと言うのです。
ただ、勿論例外はあるそうです。
例えば、今次男の事を助けないと、次男が死んでしまうピンチな時とか、
亡きお祖父さんが、彼女の何回も伝えようとしても、伝わらないで困っている時などは、
例外として、彼女が霊能者に相談しなくても、
一緒に居る時に、「彼女を助けてください。」と出て来る事はあるそうです。
でも大概は、まずは彼女を霊能者の所に相談に行く様に誘導する様にする事が多いそうです。
だから、もし貴方がイジメにあっていたりして悩んでいたら、
貴方一人で抱え込んで、悩まないで、
近くに居る親友や家族に、助けを求める事です。
言わなくても、親なら察してくれるだろうと思っては、いつまでも悩みは解決しません。
霊能者だって、気がつかないんですから。
そんな時は、沢山の人に、
「求めよ、さらば与えられん。」ですよ。
END