●老犬の遠吠え。 意外な真実

 


ペットを飼っている人が誰しも知りたいと思うのが、

 

ペットは今、どんな事を考えているかというペットの気持ちである。

 

 

 

そんな時、ペットの気持ちを通訳してくれる能力のある人を、

 

アニマル・コミュニケーターと言う。

 

 

霊能者の中には、アニマル・コミュニケーターの能力を有する人もいる。

 

私がアメリカで知り合った霊能者の方には、その能力は無かった。

 

しかし、彼女はペットの気持ちを教えて欲しいという依頼を、

 

時々受けては、それらの問題を解決していたのである。

 

ただし、そんな時は、亡きお祖母さんの霊を呼びだして、

 

お祖母さんの霊がペット達との間に入り話す事によって、

 

ペット達の気持ちを聞き出していたのだという。

 

 

だから、お祖母さんの霊とうまくコンタクト取れない時はお手上げだったので、

 

アニマル・コミュニケーターという宣伝は一切していなかった。

 

 

 

今日は、彼女が解決したある老犬の相談を書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 


ある時、シアトルに住むある家族から、

 

 

老犬のロッキーについての相談の予約があったという。

 

 

 

 

通常ならば、ペットについての相談は、

 

コンディション次第なので分からない事があるからと、

 

一旦お断りするのだが、このご家族の場合、他にももう1つ相談があり受ける事になった。

 

 

しかし実際には、もう1つの問題は依頼者の思い込みで、大した問題では無かったらしい。

 

 

 


そこで、相談は老犬ロッキーの問題が中心となった。

 

 

相談者のご家族は、2階建ての大きな庭がある比較的良い家にお住まいだった。

 

 

問題が問題だけに、奥さんは家の写真多数と、家の見取り図も持参して来ていた。

 

 

そして、娘さんが老犬のロッキーを車の後部座席に乗せて一緒に相談に来ていた。

 

 

 


老犬ロッキーは、15歳になるシェットランド・シープドッグだった。

 

 

シェットランド・シープドッグというと馴染みが無いと思うが、

 

名犬コリーのコリー犬を小さくした犬だと思ってもらえれば分かりやすいかと思う。

 

写真はシェルティーちゃん。

 

 

 

 

 

老犬ロッキーに異変が起き始めたのは、

 

今から約半年前からだと言う。

 

 

 

それまでロッキーはとても良い子で、今までの15年間、

 

家の中で遠吠えどころか、大声で吠えた事も無かったと言う。

 

 

それが半年前から、家の中で「ワゥ--ン」遠吠えする様になったと言うのだ。

 

 

 

 


獣医や知り合いのドックトレーナーに相談したところ、

 

 

犬は、外からするサイレンや放送などを他の犬の遠吠えだと勘違いして、

 

 

それに反応して、吠えたり遠吠えする事があると言う。

 

 

 

ただし、何にでも反応するのではなく、その犬独自の周波数に合った音に反応するという。

 

 

そんな遠吠えを止めさせるには、

 

 

吠えそうな時に、声をかけたり、

 

 

遊んであげて犬の集中を飼い主に向けると吠えなくなるという。

 

 

 

 


依頼者の奥さんいわく、

 

 

確かに、ロッキーが遠吠えしそうな時に、ロッキーを呼んだり、

 

 

子供達がボールを投げたりして遊んであげると、遠吠えしなくなると言うのだが、

 

 

遠吠えの原因は、教えてもらったものとは違うと思ったという。

 

 

なぜなら、

 

 

外からサイレンや放送は、今まで15年間にもあったはずだ。

 

 

それなのに、遠吠えを始めたのは、ほんのここ半年からだからである。

 

 

 


あと奥さんは、もう1つ気になる事があった。

 

 

それは、

 

 

ロッキーが遠吠えする時は、決まって一階の階段の前に座って、

 

 

2階に向って遠吠えする事だった。

 

 

そんな時は、きっと遊んで欲しいんだと思って、

 

 

2階から主人や子供達が降りて来て、ロッキーと遊んであげるという。

 

 

だから、最初はロッキーが遠吠えするのは、遊んで欲しいからだと思っていた。

 

 

 


しかし、ある週末の事である。

 

 

 

 

家族全員で出かけて、帰宅すると、

 

 

家の中から、ロッキーが遠吠えしているのが聞こえたという。

 

 

急いで玄関を開けると、ロッキーは誰も居ないはずの2階に向って遠吠えしているのだ。

 

 

それも私達が帰宅しているのにである。

 

 

誰も居ないはずの2階に向って・・・・。

 

 

 

 

 


その姿を見て、ぞっとしたという。

 

 

始めは、泥棒でも2階に居るのはないかと、全員で用心して、

 

 

娘は911を表示したまま、いつでも警察に電話出来る様にして2階を調べたと言う。

 

(日本では警察を呼ぶ時は110番ですが、アメリカは911番でした。)

 

 


しかし、賊が入った形跡も無く、2階には誰も居なかったという。

 

 

それどころか、お隣さんに聞くと、私達が外出中、

 

 

ロッキーが遠吠えしている事が、半年前から度々あったらしいのである。

 

 

いったいロッキーは、どうして誰も居ないはずの2階に向って吠えるのか。

 

 

 


奥さんは、ロッキーが遠吠えする理由を知りたくなったという。

 

 

こうして、彼女と娘さんはロッキーを連れて霊能者の所に来たのだった。

 

 

 

 


さっそく霊能者が、老犬ロッキーの霊視を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


やがて、遠吠えの意外な真実が分かるのである。

 

この時点で、その真実が予測出来る人は、凄い人である!

 

当然、私は分からなかった。

 

 

 

後半は、明日のブログに続く。