●間違ったメニュー

 


貴方は、レストランに行ったり、外食した時に、

 

 

貴方が注文したものでは無いものが、運ばれてきた事はありませんか?

 

 

多くはウェイトレスさんの間違いかと思いますが・・・・

 

 

でも、

 

 

その内のいくつかは、霊の仕業かもしれない。と言ったら、驚きますか?

 

 

 

 

今日はそんなお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


私がアメリカに留学していた年の、ある正月の事です。

 

 

私と通訳の友人は、親しくしてもらっている霊能者の家に食事に招待されました。

 

 

アメリカ人の方は、親しくなるとよく食事に呼んでくれます。

 

 

キリスト教の精神か、貧しい人や困っている人に進んで施しをしてくれます。

 

 

当時私と友人は、正月だからと言って日本に帰れる訳でも無く、

 

 

多くの人が帰省してガランとなった学生寮で正月を過ごしていたので、

 

 

可哀想だと思って招待してくれたのでした。

 

 

夕食は、スパゲティミートソースとガーリックのフランスパンが出ました。

 

 

日本だと、お客様を家に招待すると、

 

 

主婦が頑張って、普段家では出ない様な料理が並んだりしますが、

 

 

アメリカでは、お客が来るとしても、特別な事はしない事が多いです。

 

 

普段通りのうちの食卓に招待する。というポリシーなのかもしれません。

 

 

ただ、普段と違うのは、今日に限ってアップルパイを特別作ったとか、

 

 

デザートがいつもと違うという位でしょうか。

 

 

なぜなら、食後にアップルパイが出て来た時には、

 

 

子供達が「やった~! 今日は特別だぁ。」って言ってましたから。

 

 

 

 

そんな夕食に招待されていて、

 

 

私がスパゲティミートソースのお代わりをお願いした時でした。

 

(アメリカでも、基本「お代わり出来ますからどうぞ。」と言われない限りお代わりしません。

 

 この日は「お代わりありますからね。」と言われたので、私はお代わりしました。)

 

 


霊能者の方が、ミートソースのお代わりを持って来てくれた時に、

 

 

「ミートソースで思い出した事があるんだけど・・・」

 

 

と、ある女性の霊視をした時の話をしてくれたのです。

 

 

 

 

 

その女性は、スーザンといい、高校で数学の先生をしている方だといいます。

 

 

しかし、愛するご主人ジェフリーが病気で亡くなってから、すっかり元気を失くして、

 

 

長期休暇を申請して学校を休んでいました。

 

 

同僚の先生方がスーザンを心配して、食事に誘ったり、映画誘ったりして、

 

 

なんとか元気づけようと、彼女を外に連れ出してはみるものの、

 

 

3ヶ月経っても彼女は一向に良くならず、沈んだままの状態だったのです。

 

 

そんな時、ある友人がスーザンを心配して、彼女を霊能者の所に連れて来たのでした。

 

 

 

 

 

霊視を始めると、すぐに亡くなった御主人ジェフリーが現れたといいます。

 

 

霊視によると、夫ジェフリーは、

 

 

スーザンをなんとか元気づけようと、色々メッセージを送っているのだけど、

 

 

スーザンが心を閉ざしていて、まったく気づいて貰えないと言っている。と伝えました。

 

 

 

しかし、霊能者のその言葉を聞いても、スーザンは無反応です。

 

 

元々スーザンは数学教師なので、見えない世界の事は信じないタイプだったのです。

 

 

 


すると、スーザンに付き添って来た友人が、

 

 

「ジェフリーが送って来たメッセージにはどんなものがありますか?」と聞いたそうです。

 

 

すると、霊能者が、

 

 

「もう色んな事をやってみたと言っているわ。

 

 ある時は、自分の臭いを漂わせたり、

 

 ある時は、声をかけたり、何度も何度も寝る時に側に付き添っていたり・・・」

 

 


霊能者の方が、そう言っても、スーザンの心に響く事はありませんでした。

 

 

 


ところが、

 

 

霊能者が次に言った言葉が、スーザンをとても驚かせたのです。

 

 

 


それは、

 

 


「ご主人は、貴方に、

 

 何度かシーフードのクリームパスタを見せたけど、ダメだったって言ってるわ。」

 

 

と、霊能者の方も、どういう意味か分からないけど、とりあえず伝えただけでした。

 

 


しかし、その言葉こそ、

 

 

閉ざされていたスーザンの心に、深く突き刺さった言葉だったのです。

 

 

 

 

実は、ここ何週間かの間、

 

 

スーザンは食事を作る気力も無かったので、

 

 

近くにあるレストランに、一人で食事に行く事が多かったそうです。

 

 

そんな時は、いつも決まってスパゲティミートソースを注文しました。

 

 

ところが、先日そのレストランに行った時、

 

 

いつもの様に、スパゲティミートソースを注文すると、

 

 

なんと、運ばれてきたのは、シーフードのクリームパスタでした。

 

 

スーザンは直ぐに店員に、これは違うと言って、作り直させたといいます。

 

 

しかし、翌々日も、

 

 

いつもの様に、スパゲティミートソースを注文すると、

 

 

なんと、運ばれてきたのは、またシーフードのクリームパスタでした。

 

 

呆れたスーザンは、店員に注意すると、すぐに作り直させたといいます。

 

 


そんな出来事は、スーザンとその店員しか知らない事実だったのです。

 

 

しかも、霊能者に言われて初めて気がついたのですが、

 

 

シーフードのクリームパスタは、

 

 

亡き夫が必ず注文する大好きなメニューだったのを思い出したのです。

 

 


こんな偶然は、数学の世界でもほぼ有りえない確率だったのです。

 

 

その後、スーザンは夫が側にいてくれると思う様になり、

 

 

それから1週間後、教職に戻る事が出来たといいます。

 

 

 

 

 


霊能者の方いわく、

 

 

間違ったメニューでは、こんなケースもあるそうです。

 

 

ある男性は、いつもレストランに行くと、決まってフィッシュ&チップスを注文していたといいます。

 

 

ある日彼は、仕事が立て込んでいて、とても疲れていました。

 

 

それでもレストランに行くと、迷う事無くフィッシュ&チップスを注文しました。

 

 

ところが、その日に限って、いつものウェイトレスがトイレに行っていて、

 

 

代わりにシェフが注文を取りに来たのです。

 

 

フィッシュ&チップス」と彼はいつもの様に注文します。

 

 

ところが、出て来たのは、分厚いステーキだったのです。

 

 

間違えて作ってしまいバツが悪そうに謝るシェフが、なんか可哀想になり、

 

 

彼は仕方なく、ステーキでいいよ。とその日はステーキを食べたのでした。

 

 

しかし、その後霊能者に、

 

 

「貴方、間違ってステーキ食べた事無い?

 

 亡くなったお父さんが、貴方が余りに疲れているので、

 

 ステーキを食べさせた。って言ってるの。」と言われてビックリしたそうです。

 

 

 

 


もし、貴方の目の前に、自分が注文したものでは無いものが運ばれて来たら、

 

 

それはもしかしたら、貴方に思い出して欲しい、

 

 

亡くなった愛する方からのメッセージかもしれません。

 

 

 

 

 

 


今でも君の事を愛しているよ。」

 

END