●我が家の天使の使い
占い師の仕事をしていると、どうしても不思議な体験話が耳に入る。
こうしてブログを書いていても、コメントで、「こんな不思議な事がありました。」
という内容のものが寄せられる事も少なくありません。
これはあるシンママ(シングルマザー)さんから聞いた不思議な話です。
彼女はご主人を数年前に病気で亡くされた後、
働きながら、5歳の娘さんを育てていました。
ただ、貯金も少なくなり、彼女も再び働き始めたのですが、
慣れない仕事で、毎日大変だといいます。
どの位大変か話してくれたのですが、
毎日6時起きだといいます。
なんで毎日そんなに早起きしないといけないのかと、皆さんは思うでしょうが、
出勤前の身支度、朝食と自分のお弁当作り、
そして、洗濯をするそうです。
7時40分には家を出て、娘さんを保育園に送り、
8時45分出社に間に合う様に電車に乗ります。
16時45分に退社すると、娘さんを迎えに行き、
それからスーパーに立ち寄って買い物。
帰宅してから、夕食を作るという毎日だそうです。
休日も毎日6時起きで、普段出来ない布団などの洗濯と、
家中の掃除をするといいます。
そんなある日、会社でミスをおかしてしまい、
当日の会議用の資料に穴をあけてしまったといいます。
その他にも計算間違いなどがあったのを指摘され、
午後から退社するまで、ずっと先輩の上司にお説教されて怒鳴られたそうです。
その日は、その後もずっと落ち込んでいて、
子供を9時に寝かしつけた後、リビングで泣いていたそうです。
ところが、
夜11時頃、突然娘が起きて来て、私の所に近寄って来たのです。
今まで夜起きても、トイレに行くぐらいで、
真夜中近くに、娘がリビングに来た事は有りませんでした。
5歳の娘は、少し泣き顔の私を見ながら、こんな不思議な事を言ったのです。
「ママ、大丈夫?」
「どうしたの?」と私が聞くと、娘は、
「パパがね。
夢の中に出来て来たの。
それでね。
ママが泣いているから、行ってあげなさい。って・・・」
私は、娘を抱きながら、また泣いてしまいました。
これに似た様な話は、ペットにもあります。
あるOLの方が、マロンという犬を飼っているそうです。
その犬は、亡き父が彼女の入社祝いに買ってくれたといいます。
ある時、彼女は失恋して泣いていると、
別の部屋にいたマロンが、彼女に近づいて来て、
私を慰めるかの様に、
私の顔を舐めると、私の側をずっと離れなかったそうです。
ペット達は話せませんが、
もしかしたら、
亡きお父さんに、こんな事を言われていたかもしません。
「マロン、
娘が失恋して、泣いているから、
娘のそばについててやってくれないかな。」
END