●ペットが死ぬゴールデンウィーク

 


早い方だと、

 

 

もう明日からゴールデンウィーク突入という方もいるでしょう。

 

 

そこで、今日はゴールデンウィークに因んだ話を致しましょう。

 

 

 

 

 

 

これはある年のゴールデンウィークに起きた出来事です。

 

 


埼玉県にお住いのご夫婦は、2匹のポメラニアンを飼っていました。

 

 

お子さんはもうご結婚され、今は夫婦と2匹の愛犬とで暮らしていました。

 

 

だから、食事に行く時も買い物に行く時も、

 

 

いつも一緒に車に乗って出かけたといいます。

 

 


悲劇が起きたのは、あるゴールデンウィークの昼の事でした。

 

 

いつもの様に、2匹のポメラニアンを連れて買い物に行きました。

 

 

当初は食材を買って、家で作る予定だった様ですが、

 

 

行く途中でみかけたステーキ店を見て、

 

 

ご主人が「たまにはステーキでも食べて栄養をつけよう」と言い出したのです。

 

 

ただ、お店はペット不可だったので、

 

 

2匹の愛犬は、昼食を食べ終わるまでの間、車の中で待たせておく事にしました。

 

 

夫妻は45分位で食べ終えると、すぐに車に戻ったそうです。

 

 

 

 

 


しかし、車に戻ると、2匹の愛犬はぐったりしていて、

 

 

すぐに動物病院に連れて行ったそうですが、結局助からなかったのです。

 

 

 

 


なぜ2匹の愛犬は亡くなってしまったのでしょうか?

 

 


実は、そこには飼い主の無知がありました。

 

 


まず、死因ですが、

 

 

熱中症だったそうです。

 

 


普通、熱中症と言えば、夏に注意するものだと思いますよね。

 

 

でも、それは人間での話。

 

 


ある大手ペット保険会社によると、

 

 

ペットの熱中症は、夏よりもゴールデンウィーク前後の方が多いのだと言うのです。

 

 

その理由は2つ。

 

●まず、飼い主が、まだ夏じゃないから熱中症の危険は無いと油断している事。

 

●次に、季節の変わり目で、まだ犬の体が熱さに慣れていない時期である事。

 

 


また、獣医師の方の話では、

 

 

ペットは、気温20度の日から危ないのだといいます。

 

 

だから、最近はまだ4月でも30度になる様な日がある今年は危ないのです。

 

 

私達は30分位なら大丈夫だと思ってしまいますが、

 

 

それも、大人の人間での話。

 

 

ペットは体も小さく、25分でも熱中症で死ぬのだそうです。

 

 

勿論、体の小さい赤ちゃんや子供も熱中症に注意です。

 

 


また、獣医師さんいわく、

 

熱中症に弱い犬の特徴が4つあるそうです。

 

●まず、鼻ぺちゃな犬。  ブルドックとか、パグとかテリアとか。

 

●次に、原産国が寒い地方の犬。  シベリアンハスキーや柴犬など。

 

そういう事を考えると、ポメラニアンは、原産国がシベリアなので上の両方が当てはまっています。

 

●そして、心臓や呼吸器が弱っている犬猫ペット。

 

●最後に、肥満気味なペット。だそうです。

 

 

 

 

 


さて、

 

2匹のポメラニアンを亡くされた奥さんは、私にこんな相談をしてきました。

 

 

その後ご夫婦は、ペット専門の葬儀屋で焼いてもらい、

 

迷ったけど、結局、合同の動物墓に埋葬したそうです。

 

これで良かったのでしょうか?

 

 

また、車を運転する時、あの子達がいた後ろの席から、

 

なんかあの子達が見ている様な気がして、なんか責められている感じがします。

 

あの子達は私を怨んでいるのでしょうか?

 

また、あの子達はまだ成仏していないのでしょうか?

 

ペット霊園で、動物用の仏壇の購入を勧められましたが、買った方がいいですか?


と、立て続けに質問された。

 

 

 

 

私が占い師になった当初は、占いの相談は人間関係だけだろうと思っていたのだが、

 

 

いざ仕事を始めると、意外とペットに関する相談も来るのに驚く事がある。

 

 

それほど、ペットも家族の一員だという事だろう。

 

 

 

 

まず、合同の動物墓だが、

 

 

それでいいと答えた。

 

 

動物は人間と違って、余り肉体に執着は無い。

 

 

その意味では、墓は納骨堂でも自宅の庭でも山の中でもかまわない。

 

 

ただし、土に帰りたいという気持ちはあるので、

 

 

納骨堂や自宅に遺骨のまま保存しているなら、それは1年以内にして、

 

 

いずれは土に埋めてあげるのが良いと言っています。

 

 

特に自宅に遺骨を長い間保管していると、自宅が墓地みたいになってしまい、

 

 

最悪、その骨の臭いや気配を感じて、他の動物霊などがやってくる事があり、

 

 

運勢が停滞したりするばかりか、家庭運が落ちて行く事がある。

 

 

胎児の遺体等を自宅に保管している人の運が悪くなるのはそのせいである。

 

 

 

 


次に、成仏しているかどうかですが、

 

 

それはちょっと電話相談では判断しにくい所だと答えました。

 

 

ただ、車の後部座席(生前ペット達が居た所)から気配を感じるのであれば、

 

 

まだ成仏していない可能性もありますね。

 

 

とりあえず、半分に折ったお線香を2本(2匹なので)焚いて、

 

 

2匹の名前を言いながら、謝ってから天国に行ってね。と手を合せてあげて下さい。

 

 

それを3日間。

 

 

ただし、家族でしょうから。

 

 

追い払う意味もあるお塩は、しません。

 

 

それから、1ヵ月間、後部座席に2匹の写真を置いて、

 

 

貴方が運転する時は、まるで後部座席に2匹がまた生きているかの様に、

 

 

声をかけたり、挨拶してあげて下さい。

 

 

そして時々、天国に行って、早く生まれ変わってねと言ってあげます。

 

 

ただし、「居なくなって寂しい」とか、「もっと生きていて欲しかった」という様な事は言わない事。

 

 

居なくて悲しくて泣いたりしない事。

 

 

あくまで生きている時と同じ状況で話すか、生まれ変わりを勧める事を言う事。

 

 

これは自宅でも、気配を感じたり、頭からペット達の事が離れない時には、

 

 

同じ様にペット達の写真を出して、話しかけてみて下さい。

 

 

可能なら、ご主人を二人で、ペットが生きていた頃の楽しい話をしてみて下さい。

 

 

大体これで1ヵ月もすれば、成仏するでしょうし、気配も無くなるはずですよ。

 

 

動物は人間の様に、お金に執着しないし、土地や家にも執着しないので、

 

 

人間よりも成仏が早いんですよ。

 

 

あと、動物用の仏壇ですが、必要ありません。

 

 

大体、貴方の周りでペットを飼っているご友人達はみな動物用の仏壇をお持ちでしょうか。

 

 

そうでないでしょ。つまり、動物用の仏壇は無くて当たり前という事になります。

 

 

ペット達も、「うちにオレの仏壇ねえのかよ?」なんて言いませんから。

 

 

写真を出して、それに話しかければ通じますよ。

 

 

 


最後に、

 

2匹の愛犬を、熱中症で死なせてしまった事で、

 

愛犬達に怨まれているのではないか? という質問ですが、

 

 

 

 

「怨まれていないと思いますよ。」と答えた。

 

 

動物を虐待死させたなら別ですが、今回は事故死です。

 

 

飼い主の不注意と言えばそうですが、

 

 

動物達は、貴方がたに悪意は感じなかったはずですよ。

 

 

それよりも、今まで何年も可愛がってくれた思い出の方が大きいはずです。

 

 

 


ただ、貴方が彼らの死に、異常に罪悪感を感じて、

 

 

いつも謝ってばかりいたり、私が悪かったと言い続けるのは、よくありません。

 

 

逆に犬達に、「なぜいつも謝るのか、何か悪い事されたのか?」と思われ、

 

 

彼らの成仏が遅れるばかり、貴方の運も上がりません。

 

 

だから、謝るのは最初の3日間だけでいいです。

 

 

あとは、楽しかった思い出などを写真に話しかける様にして下さい。

 

 

 

 

「今まで、ありがとね。

 

 今度生まれ変わる時は、幸せな家に生れるんだよ。」


END