●貴方の霊能者
よくこんな相談をされる事があります。
良い霊能者を紹介して下さい。
でも、霊能者に相談するにもお金がかかります。
また、霊能者の方が遠方に住んでいれば交通費だけでなく、
仕事をしていれば休暇をとって行かなくてはなりません。
また、一回で済むとは限りませんし、
そういう人に限って、相談したい事が人生で、次から次と出て来るものです。
その都度霊能者に頼っていては、大変です。
また、自称霊能者や占い師に依存しすぎて失敗する人、破産する人も沢山います。
本来、自分の人生は自分で決めて進んでいくの理想です。
ただ、迷いが出た時に霊能者に頼りたいとい言う気持ちもわかります。
そもそも、霊能者とは何でしょうか?
多くの人は、こう思っています。
霊能者は、オーラから貴方の性格や本質を見抜き、良い選択をするアドバイスをしてくれ、
その結果、より良い未来に導いてくれたり、近々起きる事を予言してくれる。
しかし、それらは、
私がアメリカの霊能者の方本人から学んだ事とは違います。
彼女は、それらは間違いだと言いました。
彼女いわく、
霊能者は、良い選択をするアドバイスも出来なければ、
より良い未来に導く事も出来ないし、
近々起きる事を予言する事も出来ないと言うのです。
私も初めてそれを聞いた時には、ビックリしました。
なにしろ、私にとって霊能者は神様の様な凄い能力の持ち主だったからです。
でも、彼女は私にこう言ったのです。
私も貴方と同じただの人間です。
ただ、相談者の後ろにいる霊達が話す事を、本人に通訳して話して聞かせるだけなの。
それは、日本人とアメリカ人の間に入って、言葉を通訳する、通訳者と同じなのよ。
つまり、霊能者は、ただ相談者の守護霊等が話す事を、本人に伝えるだけの、
いわば、ただの通訳者だと言うのです。
「でも、相談者のオーラが見えるだけでも凄いですよね。」と私は言いました。
それに対して、霊能者の方は、
「でも、考えてみて、
私が相談者のオーラの色を見て、その人が物事に情熱的で、リーダー向きで、
平和主義者で、知的だと言って、当たったとしても、
それって、よーく自分自身を分析したら、全部本人が分かる事がなの。
だから、当たったって言うんでしょ。」
「でも、霊が見えたり、霊と話せるって凄い事ですよね。」と言いました。
実際誰にでも出来る事では無いからです。
しかし、
ここからが、私が今日ここで取り上げたかった本題だったのです。
霊能者の方いわく、
「悩める相談者にとって、
他人の霊や何処かの幽霊を見る能力はまったく必要はありません。
必要なのは、
自分の守護霊の声を聞く事です。」
「でも、自分の守護霊の声って、私達には聞けないですよね。」 と、私。
「そう思うでしょ。
でもね。
日頃から注意していれば、自分を守っている霊や守護霊の声は、
見えたり聞こえたりするのよ。」
守護霊の声が見えるとはどういう事か?
すると、霊能者の方はこんな話をしてくれた。
「ポール(私)、仮に貴方が近所の人の紹介で、車を買う事になったとしましょう。
さっそく貴方は、近所の人に頂いた車のオーナーに電話して、
明日にでも行こうと思います。
しかし、近所の人からもらった電話番号を書いたメモが見つかりません。
仕方なく、もう一度電話番号を聞こうと、その近所の人の家を訪ねました。
でも、ベルを鳴らしても出て来る気配がありません。
どうやら留守の様です。
貴方は、それから4度も尋ねて、やっと電話番号をゲットしました。
さっそく売ってくれる車のオーナーに電話して、行く場所の大よその地図を書きました。
オーナーの方は、いつでもいいから車を下見に来て下さいとの事。
今日でもいいとの事なので、その地図をポケットに入れると、すぐにアパート出てました。
しかし、玄関の鍵を閉めていると、丁度その時ルームメイトが帰って来て、
私にバスケットボールの人数が足りないので、是非参加してくれと頼まれたのです。
滅多に頭を下げないルームメイトの頼みだったのですが、
私は車を買う予定があると事情を話して、後ろ髪を引かれつつダウンタウンに向いました。
アパートの前でダウンタウン行のバスに乗ろうと、バスの時間を調べると、
なんと1分前に出たばかりです。次のバスは1時間後でした。
なんとツイて無いのでしょうか? ルームメイトと話していなければ間に合ったのに。
私は1時間待って、ダウンタウン行のバスに乗りました。
ところが、私も疲れていたのでしょう。
眠っていて降りるはずのバス停を通り過ぎて、終点まで行ってしまいました。
しょうがないので折り返しのバスを待って、今度は眠らない様に立っていました。
指定された停留所に着くと、さっそく聞いて書いた地図を出して歩いて行こうと思いました。
しかし、何という事でしょう。地図がありません。
なんとポケットに穴が開いていて、地図をどこかで落としたのです。バスの中でしょうか。
仕方なく、車のオーナーにもう一度電話すると、
今私が居る場所に迎えに行くと言ってくれました。
10分くらいすると、バンが迎えに来ました。
みると、ガタイの大きい男性が2人乗っていました。
なんか嫌な感じがしたのですが、せっかく迎えに来てくれたので、バンに乗り込みました。
やがて、バンは山の方に行き、
私はお金だけ盗られ殺されて埋めえらたのでした。」
このケース、
貴方は守護霊の姿を見る事はできませんが、
貴方の守護霊は、何度も何度も貴方を守ろうとしています。
行かせない様にしています。
最初は、●電話番号を書いたメモが紛失。
その他にも、
●近所の人が何度行っても留守。
●ルームメイトの行かないで欲しいという頼み。
●バスが1分違いで行ってしまう。
●降りるはずの所を居眠りで通過。
●地図を失くす。
●ガタイの大きい男2人を見て嫌な感じがした。
しかし、私はそのどれをも無視して、最後は殺されてしまったのです。
霊能者の方は言いました。
守護霊の声を聞く為には、下の3つの事に注意する事だと。
それは、
●度重なる偶然は、守護霊からの声かもしれないと思う事。
●度重なる運の悪さは、守護霊からの警告かもしれないと思う事。
●度重なる運の良さは、守護霊から奨励されいる事かもしれないと思う事。
そうすれば、例え守護霊の姿が見えなくても、
貴方の守護霊の声は見えると言うのです。
そして、それこそが貴方が頼るべき霊能者なのだと。
個人的な事ですが、先日こんな事がありました。
3週間ほど前ですが、歯が痛くなりました。
私が使っている歯医者は、予約制でなかなか予約がとれないので、
いつも電話すると、初診は1週間後とかになる所でした。
それでも電話しようと、受話器を取ろうとすると、丁度友人から電話が来ました。
友人と話している内に、私は歯医者に予約を入れる事を忘れてしまいました。
やがて昼になり、昼食を取りに来るまで出かけました。
すると、丁度行きつけの歯医者の前を通ったので、予約を入れ忘れた事に気がついたのです。
歯医者の建物を見ると、いつも混雑している駐車場が空いています。
しかし、歯医者に来た訳では無いので、そのまま通り過ぎようとしました。
すると、丁度その時、信号が赤になって、
私の車が丁度歯医者の前の空いている駐車場の前で止まったではありませんか。
私はその時、「あれ? もしかしたら・・・」と思ったんです。
●予約しようとしたら、電話がかかってきて電話出来なかった事。
●偶然歯医者の前を通りかかった事。
●いつも混雑している駐車場が空いている。
●信号が赤になって、偶然その駐車場の前で停止した事。
それはまるで、守護霊から今歯医者に行きなさい。と言われている感じがしたのです。
私は車をその駐車場に停めて、予約を取りに建物に入りました。
前回から間が空いていたので、まず初診扱いでアンケートに書き込んでいると、
受付の人が近寄って来て、丁度今、予約している人がキャンセルしてきたので、
今やりますか?と聞いて来たのです。 私はお願いします。とその場で受診してもらいました。
すると、虫歯はけっこう奥まで侵していて、もう少しヤバかったら、
神経を抜く事になっていたそうです。
これは小さな事かもしれませんが、
日頃の出来事観察していると、意外とそこに、
貴方を守ってくれている霊や守護霊の声が見えるといいます。
そして、それこそが、
貴方が頼るべき貴方の霊能者なのだと。
END