●深夜から6時間の大行列

 

 


よくこんな相談を受ける事があります。

 

 

 

亡くなった息子が、亡くなった娘が・・・

 

亡くなった夫が、未だに夢にも出て来てくれません。と。

 

 


愛した人に、夢の中でも、例え幽霊でもいいから、もう一度会いたいと、

 

 

願うのはある意味当然の事なのかもしれませんね。

 

 


ただ、人には個性というものがある様に、

 

 

亡くなったからといって、みんな自由に夢の中に現われるとは限らないのです。

 

 

 

それは貴方の事が好きでは無かったとか、

 

 

貴方の事を大切に思っていないという理由ではありません。

 

 

あの世を信じていなかったので、いつまでも戸惑っているという場合もあるでしょうし、

 

 

生前、新しい事や新しい場所には不慣れだったとか、

 

 

人見知りで、周りの人に聞く事が出来なかったとか、何かしら原因があるのでしょう。

 

 

 

 

 

しかし、そんな今までまったく現れなかった故人の霊が、

 

 

急に現れるという現象が希にあるのです。

 

 

 

 


今日は、その裏側が分かるお話を致しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


アメリカの霊能者の所に、ジェニーという女性が相談に来ました。

 

 

彼女は今まで2回ほど霊能者の所に来たのですが、

 

 

亡くなった祖父母の言葉は聞けても、

 

 

亡くなった愛する夫、ビルの言葉は聞くと事が出来ませんでした。

 

 

 

出て来ないのですから、霊能者にもどうしようもありません。

 

 

こういう事はたまにある事だと霊能者の方はいいます。

 

 

また、出て来たのは亡くなったペットだけだったというケースもあるそうです。

 

 

 

 

 


だから、相談も3回目だというジェニーも、そんなに期待はしていませんでした。

 

 

ただ今の仕事の相談をしたいと思って相談に来たのです。

 

 

2回目に相談に来てから半年が経っていました。

 

 

 

 

 

 

 

さっそく霊視が始まりました。

 

 

 

 

すると、

 

 

なんと最初に現われたのが、亡き愛する夫、ビルだったのです。

 

 

ビルは現れるなり、霊能者に自分が亡くなった時の事故の様子を話したそうです。

 

 

霊能者いわく、

 

 

初めて現れる霊が、亡くなった時の様子を聞かせる例は多いといいます。

 

 

また亡くなるまでの過程や、経緯を説明しだす霊もいるそうです。

 

 

それは亡くなる時に、自分一人だけしか知らない死の状況や経緯などの事実を、

 

 

愛する家族や残された人にも、共有して欲しいと思うからかもしれません。

 

 

ビルは妻に再婚して幸せになって欲しいとだけ伝えると消えたといいます。

 

 

 


ではなぜ、

 

 

今まで出て来なかったビルの霊は、急に現れる事が出来たのでしょう?

 

 

 

 

 

その理由はすぐに分かりました。

 

 

 

 

と言うのは、

 

 

ビルが消えたすぐ後に、ヘンリーという霊が現れたのです。

 

 

 

ヘンリーさんというのは、

 

 

ジェニーさんの近所に住んで居る中年の男性で、

 

 

交通事故に遭ってから車椅子となり、体が不自由ながら一人暮らししていた人だった。

 

 

3年前にジェニーさんが、夫を亡くし悲しんで居た時に、

 

 

教会でヘンリーさん夫婦に、慰められ食事に呼んでもらったりしたという。

 

 

ところがその後、今度はヘンリーさん夫婦が交通事故に遭い、

 

 

その時に病院にかけつけたジェニーさんは献血もしたりして、

 

 

今度はジェニーさんがヘンリーさんを励まし続けたのである。

 

 

しかし奥さんは緊急施術の甲斐なく亡くなられて、ヘンリーさんも車椅子になった。

 

 

それからもジェニーさんは、体が不自由になったヘンリーさんの代わりに買い物に行ったり、

 

 

ペットの犬の世話をしたりし続けたのである。

 

 

そして、4ヶ月前ヘンリーさんが倒れて病院に担ぎ込まれた時も、

 

 

すぐに駆け付けて励ましたのだった。

 

 

ヘンリーさんは、ジェニーさんに愛犬の世話をお願いして、亡くなったという。

 

 

その後、ジェニーさんはヘンリーさんの愛犬を引き取り今でも可愛がっていたのだ。

 

 

 

 


そのヘンリーさんの霊が現れ、霊能者に語ったという。

 

 

「ジェニーさんは、とても素晴らしい女性です。

 

 妻の為に献血までしてくれ、私の世話までしてくれた。

 

 そして、我が子の様に可愛がっていた愛犬まで引き取ってくれているのです。

 

 感謝してもしきれない。」

 

 


霊能者いわく、

 

そのヘンリーさんの霊が、ジェニーさんの夫ビルの霊を、

 

連れてくる手助けをしたという。

 

 


「ありがとう。ジェニー。

 

 ボクに出来る事はこんな事だけだけど、

 

 ご主人は、今でも貴方の事を愛しているんだよ。」

 

 

 

 

 


最後に、

 

 

献血という言葉で思い出した事があるので、

 

 

こんな話をして今日は終わりに致しましょう。

 

 

 

 

今から約半年前の2017年10月1日。

 

 

アメリカのラスベガスで、ホテルの32階から男が銃を乱射して、

 

 

向かえで開催中だったカントリーミュージックの会場の人達を狙った、

 

 

銃乱射事件が発生したのを覚えているでしょうか。

 

 


死者59名、負傷者527名という全米を震撼させた悲惨な事件でした。

 

firenewsより

 

 

ここまでの出来事は、世界中にすぐさま流れたので、

 

 

日本の方も知っている人は多いと思います。

 

 

このニュースを見られた方は、きっとこう思ったかもしれません。

 

 

アメリカという所は怖い。恐ろしい場所だ。と。

 

 

 

 


しかし、そこには日本では余り流れなかったニュースもあります。

 

 

私は、事件そのものよりも、その後のニュースを知ってもらいたいと思います。

 

 

それは、事件後の現場です。

 


銃乱射によって、多くの負傷者が出ていると聞いた多くの市民たちが、

 

 

なんと、まだ朝の3時4時だというのに、

 

 

負傷者が運び込まれたという病院に駆け付けて、

 

 

「どうか自分の血を使ってください。」と献血を名乗り出たのだ。

 

 

それは1人や2人では無かった。

 

 

その数、午前中には、1000人以上に。

 

 

余りの多さに、順番待ちの行列は病院から溢れ、外の通りに大行列となった。

 

 

献血は時間がかかる。

 

firenewsより

 

しかし、誰一人と文句も言わず、行列は6時間も続いたという。

 

 

それだけではない、行列に並んでいる勇士達に飲み物を配る主婦や、

 

 

何時間も並んでいる人達を楽しませようと、大道芸人がパフォーマンスしたり、

 

 

ミュージシャンが無料で演奏を始めたりしたのだ。

 

 

ツイッターでは、「沢山の人達が献血に来たのを見て、すごく感動した。」

 

 

というツイートが沢山あったという。

 

 

また、O型RH-とAB型Rh+の血が足りないと情報が出ると、

 

 

その人達を優先的にと、皆で声を掛け合って前にさせた。

 

 

車を持っている人は、被害者家族達を無料で家まで送り迎えしたり、

 

 

配車サービスの会社も無料で人々を送り迎えした。

 

 

ラスベガスを利用する航空会社は、

 

 

犠牲になった人々の近親者の料金を無料にするサービスを行った。

 

 

その他、食料や衣類などの物資を提供する近くの店や市民も沢山いたのだ。

 

 

また、献血の列には、

 

 

何時間も並んでいる車椅子で駆け付けたという方もいたという。

 

Yahoo newsより

 

 

 

END