●卒業アルバム

 


さて、もう3月も第二週です。

 

 

多分、もう10日もしない内に卒業という子もいるでしょう。

 

 


そこで、今日は卒業にちなんだ話を。

 

 


卒業に付き物なのが、卒業アルバムです。

 

 

卒業アルバムって、後々まで残る物ですから大切ですよね。

 

 

芸能人の方の場合、下の様によくネットに出回っています。

 

 

 

 


(全てhttps://matome.naver.jp/odai/2133946873798774801より)

 

 


そんな卒業アルバムはアメリカにもあります。

 

 

ただ、日本では余り見かけないのですが、

 

 

アメリカではよく話題になる卒業アルバムがあります。

 

 

 


皆さんは、筋ジストロフィーという病気をご存知でしょうか。

 

 

筋ジストロフィーとは、体の筋肉が段々と衰え筋力低下して、

 

 

歩行や呼吸が難しくなる病気です。指定難病に認められています。

 

 

 

 

 


アメリカのルイジアナ州に、Joseph Ware君が生れました。

 

 

とても可愛く、元気な赤ちゃんでしたが、彼が3歳の時、

 

 

歩き方がすこしぎこちないので医者に行くと、

 

 

筋ジストロフィーだと診断されたのです。

 

 

 


それでもJoseph君は、元気に学校に通い続けました。

 

 

でも10歳の時、段々と病気が進行して、床に落ちた物が拾えないなど、

 

 

通常の生活の補助を助ける介助犬を向い入れる事になりました。

 

 

Joseph君の元に来たのは、2歳のゴールデンデオドルで、

 

 

Presleyという名前の犬ちゃんでした。

 

 

すぐに二人は仲良くなり、いつも一緒に行動する様になりました。

 

次の日からJoseph君と愛犬Presleyは、毎日学校に行く様になりました。

 

 

 

 


しかし、学校では、全ての人が教室に犬が来るのを歓迎した訳ではありませんでした。

 

 

ある子は、「犬が必要なら、他の学校に行った方がいいじゃないの!」

 

 

「犬、クサッ」など、自分達が歓迎されないのが分かったといいます。

 

 

それでもJoseph君は愛犬Presleyと、毎日毎日学校に頑張って通いました。

 

 

愛犬Presleyも、学校では騒がずキチンと静かに授業を聞いている良い子でした。

 

 

すると、段々と周りの子供達も理解してくれる様になり、

 

 

その後約4年間、Joseph君と愛犬Presleyは、毎日欠かさず通学したのでした。

 

そんなJoseph君と愛犬Presleyの頑張っている姿を、

 

 

ある1人の先生が、いつも見守っていました。

 

 

そして、学年卒業の時、

 

 

その先生がJoseph君に近づいて来て、ある提案をしたのです。

 

 

 

「よく毎日学校に通ったね。偉いぞ。 そして・・・・・おまえもだよ。」

 

 

 

その提案を聞いて、Joseph君は

 

 

Why not?」(もちろんだよ!)と即答したと言います。

 

 


その提案とは、約4年間も毎日頑張って学校に通った彼女(愛犬Presley)は、

 

 

私達学校の生徒の一人として扱ってもいいんじゃないかという先生の粋な計らいでした。

 

 

 

 

その年の学校のYearbook(卒業アルバム)には、

 

 

Joseph君と、その隣には、愛犬Presleyが載っていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカでは、この様に介助犬を生徒の一人として敬い卒業アルバムに載せる事が多いのです。

 

「毎日一緒に来てくれて、ありがとうね。」

 

 


END

 

参考:https://www.today.com/pets/boy-s-service-dog-poses-yearbook-she-s-part-our-t91281
http://www.al.com/news/index.ssf/2016/05/middle_school_includes_student.html

http://thechive.com/2017/06/25/good-dogs-that-made-it-into-the-school-yearbook-18-photos/