●霊能者のペット探し
占いの仕事をしていると、たまに、
ペットがいなくなったので、探して欲しいという依頼があります。
例えば、
家で飼っていた犬が逃げ出して戻って来ない。
旅先に連れて行った犬が、逃げ出してしまい見つからない。
しかし、
残念ながら、私は探し物を見つけるというのは不得意分野なので、
生き別れたペットを探してあげる事はできません。
そんな依頼者の方に、言えるのは、
貴方の仏壇にお線香を2本立てて、どうかペットの○○ちゃん、
夢の中に出て来て、貴方が居る所を教えてちょうだい。と祈ってみる事を勧めるだけです。
すると、飼い主の夢の中に出て来て教えてくれる事があるからです。
私の感覚では、もしペットが居なくなって、探す場合、
一番見るかる可能性があるのは、飼い主かペット専門の見つけ屋(いればですが)
が、居なくなった付近5km圏内(猫であれば500m圏内)を、
くまなく丹念に探すのが一番だと思います。
次が、ペットコミュニケーターなど動物専門の霊能者に頼んで探してもらう。
次が、普通の霊能者に頼む。
最後が占い師に頼む。(私以外)
ちなみに、私がアメリカで知り合った霊能者の所にも、
居なくなったペットを探して欲しいという依頼があるそうです。
ただ、
依頼が20件あったとして、その内見つかるのは2件位だそうです。
そんな低い確率なんだそうです。
参考までに、
霊能者のペット探しがどんな感じなのか、お話しいたしましょう。
ある時、居なくなった猫を探して欲しいという依頼が、
霊能者の所に来ました。
まずは、その依頼者に
「ペットを探すのは難しく、見つかるのは10分の一位ですよ。」
と言う話はするそうです。
それでもお願いします。という場合にはやってみるという事でした。
ペット探しの場合、当然ですが、日にちが経てば経つほど発見は難しくなります。
霊能者の所に持ち込まれたのは、ペットが居なくなってから、
既に5ヵ月が経っていました。
事情を聞くと、依頼者の方は5ヶ月前に引越しをしたそうです。
その引っ越しの最中に、飼っていた猫が居なくなってしまったそうです。
どうやら引っ越しの時に、何人か手伝いに来てくれたのですが、
初めて見る人達がずかずか家に入って来て、それに驚いたのか、
空いている勝手口のドアから、外に逃げ出してしまったそうです。
普段から、家の中だけで暮していた猫ちゃんだったので、
初めての外で、エサも自分で取れるのか、家族はとても心配して、
引越しを2日間伸ばして、付近を探したそうです。
しかし、家を引き渡す日にちも決まっていたので、
家族は仕方なく、引っ越して行ったのでした。
それでも一番可愛がっていた娘さんは、週末会社が休みになると、
元住んでいた場所に戻って来ては、猫が戻っていないか付近を探すそうです。
元住んでいた家の新しい飼い主にも、猫の写真を置いてもらって、
もし戻って来たら、お礼をしますから保護して連絡下さい。とお願いしていました。
でも、この5ヶ月、何の進展も無いという事で、今回霊能者の所に見えたのでした。
さっそく霊能者による霊視が始まりました。
まず、霊能者は依頼者に、
居なくなった猫ちゃんの写真をもらい、
その猫ちゃんの名前と年齢を教えてもらうそうです。
次に、霊能者は、その猫ちゃん写真や名前、年齢から、
その猫ちゃんをイメージして、自分と猫ちゃんとの波長を合わせます。
すると、生きているのか、死んでいるのかが分かって来る事があるそうです。
生きている場合、波長をその猫に合せる事によって、
お腹が空いているとか、少し元気が無いとか、寒いとか、
足を怪我しているとか、怖いなどの感覚など、
今、猫が感じている感覚が、霊能者の体にも伝わって来て、
猫が今も生きているというのが分かるそうです。
生きていると分れば、次のステップです。
猫ちゃんに、今どこに居るのかと、問いかけるのだそうです。
すると、うまく波長があっていれば、
その猫ちゃん目線の映像が伝わって来るそうです。
例えば、家の中の映像なら、「ああ、誰かに拾われて飼われている様です。」とか、
もしくは、川の映像が見えれば、「川の側にいます。」となるそうです。
この時点で、見つかる場合は、「髭の生えたおじさんが見えます。」とか、
「紺のトラックの側にいます。」とか探すのに目安になる物が見えた時に、
そこを探して見つかるというケースだそうです。
ただ、そんな映像が見えるのは希で、
ほとんどが、暗い軒下の映像だったり、ただ林が見えるだけだったり、
車の下だったりで、役に立たないのだそうです。
私が知っている霊能者の方の能力はここまでが限界ですが、
ペット専門の霊能者やペットコミュニケーターになると、
ペットと波長が一致した時点で、そのペットと会話して、場所を特定できる事もあるそうです。
それでも聞くところによると、見つかるのは3件に1件以下だそうです。
そうは言っても、飼い主からすれば、わずかな手がかりさえあれば、探すのに助かります。
車の下だと分れば、飼い主は出来る限りの車の下を探すのだそうですが、
車は沢山あり、しかも飼い主が探している間にも、車の下から移動したりして、
やはり探すのは困難を極めます。
結局、このケースでは、霊能者は猫ちゃんを探す事は出来ませんでした。
つまり、霊能者と云えどもペット探しは容易では無いそうです。
そんなですから、私など、とてもお役に立ちません。
だから、皆さんも、
ペットを外に連れ出す時、(旅行や医者)
引越す時、などは特に注意なさって下さいね。
END