●突然死の意外過ぎる理由
さて、今日は何を書こうかと、新聞等を見ていると、
先週、ヤクルトなどで監督を務めた野村克也さんの妻で、
85歳で亡くなったタレントの野村沙知代さんのお別れの会が25日、
東京都内のホテルで行われた。という。
喪主の野村克也さんは、
「いなくなって改めて女房の存在の大きさを知らされた。
幸せな人生だったと思う」と語った。
お別れの会には、ソフトバンクの王貞治球団会長など球界、芸能界から
約1000人の方々が別れに来られたという。
野村沙知代さんの死は、いわゆる突然死というものだった。
亡くなる日の朝も、普段と変わらず、元気にみんなと朝食を食べたという。
ところが、昼食を食べている時、ひと口食べて、それからそれ以上食べないんで、
それでどうしたんだ?って・・・
昨日までシャンとしていたんで、余りに突然でビックリしました。」と語っていた。
昨日まで、いたって元気だった人が、急に死ぬ突然死。
周りの家族は、何か出来たのではないか、何か異変に気づいてあげられたのではないか。
と、ご自分を責める方がいます。
特に幼い子供を突然死で亡くされたお母さんは、自分を責めてしまう傾向にあります。
もしかしたら、ご主人やお義母さんから、責められたのかもしれません。
本当は、一番辛いのは、子供を亡くしたお母さんなのに、
その責任まで押し付けられては、可哀想過ぎます。
そんなお母さんには、私がアメリカで体験した不思議な話をする時があります。
それは、昨日まで元気だった子が突然死する時、
側に居たお母さんが、子供の死を決して防げなかったであろう。
ある不思議な原因が関係している時があるという例です。
勿論、野村沙知代さんのケースを含めて、全てが関係しているとは言えませんが、
中には、こういう不思議な原因での突然死があるという事です。
私がアメリカに居る時、
知り合いの霊能者の所に、1人の女性が相談にみえました。
彼女の名前はマーガレットといって、娘さんと暮らしているシングルマザーでした。
彼女は去年、7歳の息子さんを突然死で亡くされていました。
それで、突然の死は自分のせいではないか、何か出来たのではないか。
息子は自分を怨んでいないか。など、彼女は自分自身の責任を強く感じていました。
そして、もう1つ、
息子の死に関して不思議な思いがあると言いました。
それは、息子が死ぬのではないかという予感めいたものが有ったと言うのです。
相談者のマーガレットさんは、今から約10年前に、
マークという男性と結婚しました。
マークは、元プロ野球選手でしたが、一軍で活躍する事は出来ず、
ずっと2軍での選手生活をおくっていた人でした。
マーガレットさんと出会った時は、既にプロ野球には見切りをつけて、
会社員としての再スタートをしていた時だったといいます。
マークはとても優しい男性でしたが、奥さんに1つだけ常にお願いしていた事があったといいます。
それは、絶対男の子が欲しいというものだったといいます。
マークの夢は、自分の息子とキャッチボールしたいというものだったと言います。
だから、結婚の翌年、妊娠して子供が出来ると分かった時、
マークは飛び上がって喜んだといいます。
しかし、生れてくる子供が女の子だと分かると、極端にガッカリしたそうです。
そして、その翌年、息子ピートが生れたのでした。
夫マークの喜びは、それは異常なほどだったといいます。
娘が生れた時には、特に何もしなかった夫が、
息子には、食事の世話からオムツを変えるまで、すべて夫がしてくれたといいます。
ただ、寝間着を野球のユニホーム柄で作ったり、まだ1歳にもならないのに、
野球の公式ボールを転がして遊ぶなど、野球に関係したものを息子にあてがっていといいます。
2歳頃になると、週末は息子と一緒に球場にプロ野球観戦に行くの日常となりました。
息子は自然と地元マリナーズファンとなり、
夫と一緒に毎日のテレビでのプロ野球観戦が欠かせなくなりました。
そんな息子さんは、自然と将来はプロ野球選手になると言い始めたといいます。
ところが、息子が5歳になった時、
夫マークが交通事故で急死してしまったのです。
息子は、まだはっきりと父親が死んだ事が理解出来ない様で、
時々、なんでパパは居ないの?と聞いてきたといいます。
その頃からか、彼女には不吉な予感めいた感覚が襲って来る時があったそうです。
それは息子が見たいというので、一緒にテレビで野球を観戦している時に起きるといいます。
野球を一緒に観戦していると、ふと、
隣で見ている息子が死んでしまうのではという思いが浮かんで来るというのです。
それは不思議と、外出した時や、食事している時などには浮かばず、
必ず野球をテレビで観戦している時に限ってそう思うのだそうです。
それでも、息子が7歳になるまで、特に何事も悪い事は起こらず、
彼女は自分の気のせいだったのだと言い聞かせる様になったといいます。
7歳になった息子は、学校でやはりマリナーズの熱烈なファンだという友達と知り合い、
お互いの家に遊びに行くほどになりました。
やがて、その子とキャッチボールをしたいと言い、
彼女に彼と同じグローブを買って欲しいとねだったといいます。
そこで、翌日息子さんと一緒に、欲しかったグローブを買いに行きました。
ところが、息子さんはその翌日、突然死してしまったのでした。
この時の霊能者の鑑定結果が、私にはちょっと衝撃的だったのです。
まずは、奥さんが息子とテレビで野球観戦している時だけに起きるという。
息子が死んでしまうのはないかという不吉な予感を感じるという問題では、
霊能者の方は、
「息子さんがテレビでプロ野球を観戦していて、貴方が息子さんの死を感じた時、
亡くなった御主人も、息子さんの側で一緒に観戦していますね。」
そして、更に、こう言ったのです。
「亡くなったご主人、こう言ってます。
キャッチボールが出来る様になったので、迎えに来ました。」
END