●自分で自分を「生き辛く」していませんか?
「人間は一人では生きられない。」
こんな事を言うと、「オレは独りで生きているよ。」と反論する人はいるでしょう。
でも実際は、そんな人も「多くの見えない人達に、」支えられえて生きているのです。
多くの見えない人達と言えば、霊と思われがちですが、
勿論、支えてくれている霊達もいるのですが、
実際問題、私達を支えてくれている多くは、私達と同じ人間です。
実は、電話相談してくる方が抱えている問題が、
この人間の原点とも思われる「人間は一人では生きられない。」という気持ちが、
薄れている結果、
自分勝手になっていたり、相手への思いやりに欠けていて起きているのです。
例えば、貴方がお昼にスーパーにお弁当を買いに行く。
でも、お弁当を作っているのは誰でしょうか?
スーパーで貴方にお弁当を売ってくれているのは、誰でしょうか?
お弁当の中の野菜を作っているのは、誰でしょうか?
家に帰って来て、お弁当をチンした時に、その電子レンジを作ったのは誰でしょうか?
その電気がいつでも使える様になっているのは誰のお蔭でしょうか?
お弁当たった1つをとっても、こんな感じです。
だから、私達は、人と協力し合い、助け合うのです。
この事を忘れて自分勝手な主張をしていると、段々と孤立していき、
この世が生き辛いと感じ始めてしまいます。
また、1つの会社では、社長や副社長など責任を伴う役職になるほど、
孤立していき、生き辛さを感じる人が多くなっていきます。
ある意味、平社員で働いていて、仕事が終わったら仲間と飲みに行き、
時々仲間と遊びに行った。そんな時が、一番気が楽で楽しい時期だったかもしれません。
実は、貴方が
「この世が生き辛い。」と感じる時、
「この会社は、働き辛い。」と感じる時、
「この家で、生き辛い。」と感じる時、
「人と協力し合い、助け合う」という関係が、
崩壊しているからである場合が多いのです。
だから、自分が家の中で、疎外感を感じていて、
なんとなく仲間外れだなと感じるなら、
今日から何か、「家族と協力し合い、助け合う」という関係を作る事です。
何から始めたらいいか分からないという人は、
まずは、「おはよう。おやすみ。ありがとう。」から始める事です。
娘と一切会話をしなくなったというお父さんがいて、
そのお父さんの日常を聞くと、
はやり自分からは絶対「おはよう。おやすみ。ありがとう。」を言わない人でした。
つまり、自分は家族の中で一番偉い。家族を支えているのは自分というプライドが、
「この家で、生き辛い。」を演出していたのです。
これはどんなに小さなサークルでもLineのグループ内でも起こりえる問題です。
自分がサークルで一番偉いと感じ始めた瞬間から、自分を
「このサークルで、生き辛い。」に作り始めるのです。
覚えておいて損はありません。
もし、自分がある空間で生き辛い。と感じた時、
それは、貴方が他の人よりも偉いと感じているからか、
「ありがとう」の言葉が足りないからの場合が多いのです。
最近、夫婦間、親子間での関係がギクシャク
してきたと思ったら、
例え夫婦、例え親子の間柄であっても、
「ありがとう」の言葉が少なくなっていて、
助け合う、協力し合うという行事が無いからです。
何かをしてもらっても、お礼の無い社長顔になっていませんか?
そして、自分で自分を「生き辛く」していませんか?
自分の娘だから、してもらって当たり前。
妻は食事を作るのが、当たり前。
夫だから、給料を入れるのが当たり前。
自分の親だから、してもらって当たり前。だと思っていませんか。
そんな時、今一度、原点に戻ってみてください。
「人間は一人では生きられない。」
だから、毎日、
せめて、言葉だけでもいいんです。
妻に。夫に、子供に、親に。
貴方の「ありがとう。」を。
END