●怨念:二人が幸せになる事は許さない

 

 

 


まさか、こんな事になるとは・・・

 

 

電話の向こうで、女性はそう語りました。

 

 

 

 

 

ホンの些細な出来心から始めった行為が、

 

 

取り返しのつかない悲惨な結果を生んでしまう。

 

 

 

 

時々、そんな相談者に出会います。

 

 

 

電話の向こうの彼女も、その内の一人でした。

 

 

 

 

 

 

 

彼女はある日、

 

 

会社の取引先の社員と意気投合し、飲みに行った後、

 

 

酔いも手伝って、つい出来心で一晩一緒に過ごしてしまったといいます。

 

 

 


しかし、彼には子供こそいませんでしたが、奥さんがいる妻帯者でした。

 

 

 

一夜限りだと割り切っていた彼女でしたが、

 

 

仕事で辛かった時や、気持ちが落ち込んでいる時、

 

 

彼から誘われると、「もう一度だけ、最後にもう一度だけ」と、

 

 

自分に言い訳しながら、ズルズルと、2年も付き合ってしまったといいます。

 

 

やがて、二人の不倫関係も終わりが来る時が訪れます。

 

 

なぜか奥さんに、二人の不倫がバレてしまったのです。

 

 

 


不倫がバレてしまったご主人は、その機会に反省するどころか、

 

 

奥さんに離婚を申し出たそうです。

 

 

その結果、奥さんが自殺という悲惨な結末をむかえてしまいました。

 

 

 

 

それも、二人を生涯怨んで許さない。

 

 

二人が幸せになる事は許さないという遺書を残して・・・

 

 

 

 

不思議なもので、二人が一緒になるのに障害だった奥さんが居なくなった訳ですが、

 

 

いざ奥さんが居なくなると、自然とお互いに興味が無くなったといいます。

 

 

結局、奥さんの死後、2ヶ月後には二人は別れたのでした。

 

 

 

 


二人が別れた事により、また元の平穏な日々が戻れば、

 

 

彼女は私に相談なんかして来なかったでしょう。

 

 

 

 

しかし、彼女の身に不思議な出来事が・・・

 

 

 


それは彼と別れてから1ヵ月が経とうとしていた時だったといいます。

 

 

彼女が仕事から帰って、自宅の玄関にあと5mと近づいた時でした。

 

 

髪の長い女がスーッと彼女の家の玄関から家の中に入って行くのを見たと言うのです。

 

 

横顔だけだったので、誰だか判別は出来ませんでしたが、

 

 

自殺した奥さんは髪が長かったといいます。

 

 

ただ、夜だったのと、彼女もかなり疲れていた上に、一杯飲んでいたので、

 

 

幻だったのかもしれませんが、と彼女は言います。

 

 

もしくは、幻であって欲しいという彼女の願いかもしれません。

 

 


しかし、その時から彼女の部屋で、ラップ音が鳴ったり、

 

 

物が落ちたり、買ったばかりの電気製品が壊れたする様になったといいます。

 

 

そして、度々自殺した奥さんが夢に出て来ると言うのです。

 

 

 


それ以来、会社や日常生活でも良い事が無く、

 

 

自分はもう幸せにはならないんだとまで思う時があるといいます。

 

 

また、別れた彼もその後仕事で大失態をするなど、悪い事が重なっているといいます。

 

 

 

 


実際に、彼女が本当に自殺した奥さんの霊を見たのか、

 

 

それとも自分が作り出した幻だったのか、それは私には分かりません。

 

 

ただ、1つだけ言える事は、

 

 

 

彼女は完全に、自殺した奥さんの遺書の言葉に飲み込まれていました。

 

 


確かに自殺した霊の怨霊というのは、あるかもしれません。

 

 

しかし、彼女は実際に奥さんを殺したという実行犯でも無く、

 

 

また、奥さんを殺そうと思った事もありませんでした。

 

 

この場合、怨まれるでしょうが、普通は命を取れらるという事はありません。

 

 

ただ、普通は、と言う事は例外もあるという事です。

 


怨念も、呪いもそうですが、

 

 

怨念をかける方、呪いをかける方、の一方通行だけなら、その威力は限定的です。

 

 

しかし、

 

 

怨念をかけられた方や、呪いをかけられた方との、両方通行になると、

 

 

その怨念や呪いの力は、3倍になると言われます。

 

 

どういう事かと言うと、

 

 

もし、私が貴方を怨んで、ワラ人形に五寸釘を打ったとします。

 

 

その時点では、私が貴方を怨んで一方的にしている事ですから、その威力は限定的です。

 

 

しかし、もし、貴方が私に負い目が有り、

 

 

そして、私が貴方を怨んでいる呪いをかけていると知った時、

 

 

そこに、呪う側と呪われる側を結ぶ、ラインが出来てしまうのです。

 

 

つまり、呪われているという事実を知った時から、

 

 

呪いを受け入れる受け皿を自分で作ってしまうのです。

 

 

そうなると、普通は命を取られる事は無い呪いであっても、

 

 

威力が3倍になり、対象者がウツになったり、精神に異常をきたしたりして、

 

 

命まで失う事態に陥る事があるのです。

 

 

 


電話の彼女の場合、

 

 

自殺した奥さんの遺書の言葉が、まさに怨念をかける方と、怨念をかけられる方を、

 

 

橋渡ししていたのです。

 

 

彼女には、自殺した奥さんに負い目もあったので、効果的でした。

 

 

自分はもう幸せにはならないんだとまで思う様になっていたのです。

 

 

 

 

不倫は確かに、良い事ではありません。

 

 

彼女が自分で招いた災難とも言えます。

 

 

 


しかし、わざわざお金を払って、

 

 

私に相談してきてくれた彼女を見捨てる訳にもいきません。

 

 

 

 

 

しかし、呪っている相手がもう死んでいる人となると、ちと事は厄介です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


どうする? 占い師よ!


後半は、明日のブログに続く。