●電気が点いたり消えたりするアパート
個人的に、
こと霊に関する限り、
占い師は霊能者にはかなわないと思っている。
しかし、
一度だけ、霊能者には出来なかった事が、
私に出来た事があった。
今日は、その時の事を思い出して書いてみようと思います。
東京都のほぼど真ん中に、小平市がある。
小平という地名は、この辺りがあまり起伏の無い平らな地形だった事に由来する。
この地に津田塾大学が来てから、比較的有名になったが、
以前から、旧石器時代の遺跡が見つかったり、(鈴木遺跡)、
竪穴住居が見つかるなど、考古学を学んでいる人には、知る人ぞ知る地域である。
また、たかの台という駅があるが、
ここは昔、江戸時代の時に、徳川家の鷹場があった事に由来しているという。
小平市の東には、西東京市が隣接していて、
当時、私が住んで居た保谷市が後に周辺都市と合併して出来たのが西東京市だった。
だから、休日には、ちょっとした自転車での旅行気分で、
小平市周辺まで足を延ばした事もあった。
そんな私がまだ保谷市に住んで居た当時、
小平市に住む主婦の方から、電話相談を頂いたのである。
仮に彼女の名前を田中さんとしておきましょう。
田中さんのご実家は、昔から小平に多くの土地を持っていた地主さんだったという。
8年前、その実家に隣接した土地に建っていた建物を取り壊し、
駐車場とアパートを一棟建てた。
ところが、いざそのアパートを運営し始めると、
一階の西側の2部屋だけに、異常な現象が起きるというのだ。
夜になると、その部屋の電気が点いたり消えたりするというのである。
住人の苦情を受けて、すぐに田中さんが駆け付けるのだが、
昼間はちゃんと電気が点く。
かと言って、ほっとく訳にもいかなかった。
そこで電気屋を呼んで調べてもらったのだが、異常は無かったという。
なにしろ、電気は点くのだから、電球が切れたのでも配線が切断したのでも無かった。
田中さんは、住人の方に異常は見当たらなかったと説明して帰った。
ところが、その夜の11時過ぎの事だった。
田中さんの所に、今度は、
「今、点いたり消えたりしているので、見に来て欲しい。」と電話が来た。
行って見ると、確かに電気が点いたり消えたりしている。
田中さんは、急いで家に帰り、ま新しい電球を抱えて戻って来た。
そして、脚立に登り、自分で新しい電球に取り換えたという。
すると、明かりはちゃんと点いた。
「やっぱり電球のフィラメントか何かが不良品だったのでしょう。すみません。」
そう謝って、脚立を片づけ玄関に向ったその時だった。
また、その変えたばかりの電球が点いたり消えたりし始めたのである。
その翌日、電気屋に来てもらって、徹底的に家中の配線を調べてもらのだが、
異常は見当たらなかったという。
結局、そこの住民は、「こんな気持ち悪い所には住めない。」と言って出ていった。
田中さんは、その方に敷金礼金を全額返したという。
しかし、田中さんにとって、問題はその部屋だけでは無かった。
それから1ヶ月後、その隣の部屋にも大学生の方が引っ越して来たのだが、
同じ様に、明かりが点いたり消えたりするという苦情が来たのである。
これは一大事だと感じたという。
そこで直ぐに駆けつけると同時に、まだ空き部屋だった他の部屋も
同時に電気をつけて調べたという。
すると、どうやら他の部屋の明かりは、点いたり消えたりしない。
少しホットした。
そこで、田中さんは急きょその大学生に、
この部屋の配線に異常があるのかもしれないので、壁の中をチェックします。
そこで、もし、他の部屋でもよければ、引っ越し費用はこちらで持ちますので、
移っても良い場所はありますか?と聞くと、1階の別の場所でも良いという。
そこで、翌日赤帽(引越屋)を呼んで、田中さんも手伝って引っ越した。
結局、一階の西側の2部屋だけ、
電気さんが全ての配線を見直し、電球もあらゆる新品の物に変えても、
電球が点いたり消えたりする現象は止む事は無かったという。
つまり、田中さんの新築のアパートは、
1階の西側2部屋だけ、
借主を募集する事も出来ず、開店休業となってしまったのである。
新築なだけに、前の住人が原因の事故物件でも無く、
幽霊を見たという様な事も無かった。
困った田中さんは、家族と協議し、
霊能者の方を呼ぶ事にしたのである。
後半は、明日のブログに続く。