●眼帯の男
これはペットを飼っている家に起こった出来事である。
私が千葉に越して来て、5・6年が経った頃の電話相談でした。
仮に彼女の名前を、菊田さん(仮名)としておきましょう。
当時、菊田さんの家は、ペット可の都内の賃貸アパートにお住まいとの事でした。
ペットは一匹のワンちゃんで、名前を太助(たすけ)といい、
犬種は、シーズーだという。
基本、どんな犬も可愛いのだが、占い師から見ると、
時々シーズーだけは、ちっと他の犬種とは違うなぁと感じる時もある。
理由は分からないが、もしかしたら、
シーズーが神の使者と呼ばれた時代があったからかもしれない。
昔、チベットには、ラサ・アプソという犬がいた。
この犬は、チベットの寺院で幸運を呼び寄せ、魔除けしてくれる犬と言われていて、
ダライ・ラマが中国の皇帝に魔除けとして、このラサ・アプソという犬を献上したのだ。
その後、元々中国の皇帝に飼われていた皇帝の犬ペキニーズと交配して作られたのが、
シーズーである。
つまり、中国の皇帝の犬と、チベットの幸運を呼び魔除けをする犬との交配で作られた、
神聖な犬なのである。その後、神の使者として皇帝内で可愛がられたのである。
特に、時の事実上の皇帝である、西太后はこのシーズーを非常に寵愛したという。
シーズーは神の使者であり、この犬を飼うのは皇帝のみとされ、門外不出の犬とされた。
しかし、その後、このシーズーに受難の時代がやってくる。
中国に文化大革命が起き、少し前から始まっていた除四害運動と合せて
犬を飼う事が、贅沢の極みと言われ、犬を飼っている人がいたら、密告された。
こうして、ほとんどの犬が殺されたり、食べられたりして、
一時期、中国では犬が消えたとも言われた。
もちろん、シーズーも例外ではなく、
中国から1匹のシーズーもいなくなったと言われたのだ。
ところが、文化大革命が始まる以前に、イギリスの高官が何匹かのシーズーを、
本国に持ち帰っていて、それが繁殖され今に生き延びている。
中国にいた頃は、神の使者として獅子狗(シー・ズー・クゥ)と呼ばれていたのだが、
イギリスで繁殖されている時に、そのシー・ズー・クゥが、言いにくかったので、
シーズーとなった。
神の使者は、ギリギリの所で守られ生き残ったのである。
犬は、普通、野生だった前世の影響が出て、
食べれる時に食べておくという本能が出て、
エサをあげると、いくらでも食べるのが普通なのだが、
このシーズーの前世は、皇帝に寵愛されていた犬だけあって、
食べる時も、ガッツつかず、いくらでも食べるというよりは、小食だったりする。
また、宮廷は兵隊に守られていたので、番犬の様に無駄吠えも少なく、
宮殿の犬として、子供でも老人でも飼いやすく温厚だが、暑さには弱いとされる。
ちなみに、そんなシーズーを愛する有名人は、
梅宮辰夫さん、荒川静香さん、ウェンツ瑛士さん、松たか子さん、松田聖子さん、
川村ひかるさん、MAXナナさん、大桃美代子さん、原史奈さん、相沢紗世さん、
中嶋ミチヨさん、七瀬あゆみさん、川村ひかるさん、川村亜紀さん、
南野陽子さん、森田剛さん、香西かおりさん、財前直見さん、遠藤久美子さん、
黛ジュンさん、大神いずみさん、西川峰子さん、柳原可奈子さん、石田未来さん、
畑野ひろこさん、吉野紗香さん、マライヤ・キャリーさんがシーズーオーナーです。
だいぶ話が脱線してしまいましたので、元に戻します。
電話をかけてきた菊田さんの家は、太助(たすけ)というシーズーを飼っていました。
そんな太助は、とてもお利口で、無駄吠えもせず、
もう飼い始めて5年というのに、病気ひとつせず元気だったといいます。
ところが、ある日を境に、この太助が変貌したと言うのです。
それは今から約1週間前の事、
仕事で一人の男性が、菊田さんの家に来た時からだったという。
その男は、眼帯をかけており、背がひょろっと高く、背広着ていたが、
奥さんから見ても、何となく陰気に感じたという。
その男性が、家の中に入って来て、
仕事上、家の中のあちこちを見て回り、
10分位家の中に居てから帰っていったというのだが、
普段、お客にもすぐに寄って行く太助が、その男性にはまったく近寄らず、
むしろ、その男性に脅える様に、彼から逃げる様にして他の部屋に避難したという。
そして、その男が玄関で帰ろうとした時、太助が盛んに吠え出したのだ。
普段はまったく吠えない太助が、こんなに吠えたのは今まで見た事が無いという。
それはまるで、その眼帯の男に悪い霊でも憑いていて、
太助にはその霊が見えていて、怖がっている様にも見えたという。
太助の異常行動は、それ以後も続いていて、
もうあの眼帯の男がいないのに、誰も居ない所に向って吠えたり、
今まで私に吠えた事が無いのに、私に何か伝えたいのか盛んに吠える事があるという。
そして、吠え疲れてケイレンする時もあるというのだ。
食欲も無くなり、心配して医者に連れて行っても、特に悪い所は無いという。
彼女いわく、あの不気味な眼帯の男が来た時、
何か悪い霊でも憑いていて、その悪い霊をウチに落としていったのではないでしょうか?
と不安がった。
そんな電話相談だった。
この時点で、事の真相が分かる人は、かなり凄いです。
ちなみに、私はこの時点では、さっぱりでした。
やがて、意外な事実が分かるのである。
後半は、明日のブログに続く。
