●離婚危機を防いだ映像
このお話は、昨日のブログ(●ある拳銃自殺の意外な真相)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12292685426.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
私がアメリカに居る時に、こんな事件がありました。
シアトルの警察署で、ある警官が所内で拳銃で自分の頭を撃って亡くなったのです。
当時、その警官は奥さんに今日は遅くなるからね。と電話を入れていて、
警察署内で残業していたとの事でした。
ほとんどの同僚は帰っていたり、見回りに出ていたといいます。
そんな時、突然発砲音がして、同僚がかけつけると彼が倒れていたそうです。
その警官の方は、結婚されていて、家庭では特に問題も無く、
むしろ幸せだったと奥さんは話していて、仕事も熱心で、借金も無いといい、
勿論遺書も無く、彼が自殺する理由は1つも見つかりませんでした。
結局原因不明のまま、自殺という事で処理されました。
発砲音は1つで、彼の利き手には硝煙反応があったのです。
それでも奥さんは、自殺という決着にどうしても納得が出来ず、
自殺する直前にかけてきた電話も、彼の声は明るかったそうです。
そして、色々考えたあげく、霊能者の所に相談に来たのでした。
最初に霊能者の方が言ったのは、「ご主人、確かに自分で頭を撃っていますね。」
「じゃあ、やっぱり自殺ですか。」と奥さん。
すると、霊能者の方が「自分で頭を撃ったと言いましたが自殺とは言っていませんよ。」
霊能者いわく、亡くなった御主人は、盛んに2つの言葉を繰り返すのだという。
1つは、「やっちゃった。」、もう1つは、「見なきゃよかった。」、
「見なきゃよかった。」って、しきりに言うんですよね。
結局、霊能者の方も、それ以上の事は分からなかったといいます。
「見なきゃよかった」って、何を見たのか分かりますか?
「いえ、分かりません。」と奥さん。
「やっちゃった。」とは、多分拳銃で自分の頭を撃った事だと推察出来るのですが、
「見なきゃよかった。」とは、一体どういう事なのでしょうか。
警察署内で、彼は一体何を見たというのでしょうか?
その後、奥さんは霊能者から言われた事が気になって、あら
ご主人が生前コンビを組んでいた相方の警官に、主人が亡くなる直前、
ご主人が言ったとされる「見なきゃよかった。」とは、一体どういう事なのか。
所内で彼は何を見ていたのか、詳しく聞いたそうです。
すると、相方の警官いわく、
当日、ご主人は先週起きた殺人事件の調書を作成していたとの事でした。
その殺人事件は、犯人が追い詰められ最後は自殺している事件だったといいます。
その事件の調書の作成の為、ご主人は証拠保管室から、
犯人が返り血を浴びた当時の服などが入った箱が机の上に置いてあり、
また、ご主人は犯人が自殺した瞬間を録画していた
監視カメラ映像を見ていたと思われるとの事でした。
その事を霊能者の方に電話で言うと、
霊能者の方は、そのご主人が生前最後に見ていたと思われる
監視カメラの映像を見てみたいと言ったそうです。
しかし、外部の人には見せられないという事だったで、
その映像を見た事があるという相方の方に説明してもらい、
それをメモして、奥さんが霊能者の方に伝えたといいます。
その監視カメラ映像は、追い詰められた犯人が、
拳銃で自分を撃って自殺している映像でした。
しかも、自殺する時に、その男は監視カメラを見ながら
笑顔で自分を撃って亡くなっているという異常なものだったといいます。
それを聞いた霊能者の方が、
「その自殺者の霊に、引き込まれちゃったかもしれないね。」と言ったという。
霊能者の方いわく、
ショッキングな映像を見た時、すぐ目を逸らす人はいいのだが、
つい見入ってしまう人で、感性が強い人や、好奇心が強い人、
人の言動に影響を受けやすい人は、その映像から思いを取り込んでしまう事があるという。
特に自殺現場の映像はそういう人に影響を与えやすく、
映像から自殺者のエネルギーが出ていて、もしも、その時、
自分も同じように辛い立場で、死にたいという思いが少しでもあると、
映像と同じ事を自然としてしまう事があるというのだ。
特に今回の事件では、自殺者が監視カメラを凝視しながら自殺していて、
その自殺者の目線と、亡くなった御主人の目線が合った事でより引き込まれ、
なおかつ、警官だったので、自殺の小道具である拳銃が手元にあったのも良く無かった。
また、自殺者の血がついた服が側に有ったのも、霊を呼び寄せた可能性があったという。
自殺した犯人とシンクロした瞬間、自殺出来る環境に有ったのが事件を誘発したという。
テレビドラマや映画でも、自殺場面はよくあるが、
その場合、見ている側は、その映像が作り物だと知っていてるし、
また映像から自殺者のエネルギーが出ていないので、本物の映像とは全く違うと言う。
人は映像に影響される事がよくある。
最後に、良い意味での映像の影響を書いて終わりにしましょう。
ある時、OLの方から、こんな相談を受けました。
両親が離婚しそうだと言うのです。
彼女はお父さんの事も好きだし、お母さんの事も大好きだから、
絶対別れて欲しくないという相談でした。
私は、そんな彼女にアドバイスした中に、ある映像を見せるというを提案しました。
それは、もうすぐ来るという彼女の誕生日に、
両親に、プレゼントは要らないから、
3人で自宅で映画を見たいと提案する様にアドバイスしたのです。
映画は、夫婦の絆を題材にしたものが一番有効です。
例えば、日本映画で言うなら、「愛を積む人」とかでしょうか。
そういう夫婦の絆を題材にした映画を、離婚しそうな夫婦や、
最近仲が悪くなっている夫婦に、一緒に見る様にさせると、
仲が良くなったり、離婚をしなくなる事がよくあるのです。
ただ見てと言っても、喧嘩している夫婦は見ないでしょうから、
私は、彼女の誕生日のプレゼントとして、3人で見るという条件を出したのでした。
その後、彼女のご両親は、とりあえずの離婚危機を乗り越えたそうです。
貴方の家庭でも毎年、結婚記念日や貴方の誕生日に、
どこか美味しい料理を食べに行くのもいいですが、
それプラス、家に帰ってきたら夫婦の絆を描く映画を一緒に見る様にすると、
きっといつまでも、離婚しない夫婦でいられるかもしれませんよ。
END