●子供の喪服とミユちゃん

 

 


さて、今日は何を書こうかとニュースを見ていると、

 

 

警察官が母子3人を殺害したという福岡のニュース。

 

 

当初、無理心中だと思われていた事件だけに世の中に与えた衝撃が大きかった。

 

 

殺されてしまったのは、

 

 

母親の中田由紀子さん38歳と、

 

小学4年の長男、涼介君9歳と、

 

小学1年の長女、実優ちゃん6歳。

 

 

 


犯人の父親は、巡査部長の中田充(みつる)容疑者38歳だった。

 

 

亡くなった奥さんが最後に抵抗した時に犯人を引っ掻いて爪の間に、

 

 

犯人の皮膚片が残っていて、そのDNAが夫の物と一致。

 

 

しかも、夫には、誰かに引っ掻かれた傷跡があったという。

 

 

 


生前、奥さんの由紀子さんは、お姉さんに、

 

 

夫が仕事場で、人間関係がうまくいかず、直ぐに移動願いを出してしまうと、

 

 

こぼしていたと言う。実際、最近の10年間で5回も転勤していて、

 

 

この家に引越してきたのも2年前だという。

 

 

テレビの元警察官の解説者も、38歳になっても110番の受付業務をしているのは、

 

 

多分、警察内部でも何かと問題のある人だったのではないかと指摘していた。

 

 

では、動機は何んだったのか?

 

 

本人はまだ喋っていないが、

 

 

番組では、子どもが成人したら離婚するという奥さんの由紀子さんとの間で、

 

 

離婚協議がされていて、その辺が原因ではないかという意見だった。

 

 

まだ詳しい事情は分からないけど、

 

 

遠い未来の離婚を決めてからも一緒に生活するのは、しばし悲劇を生む。

 

 

彼にとってはこれから11年間も、ただ搾取される地獄に思えたのかもしれない。

 

 

それは、「お前にはビタ一文も財産はやらん!!」と、宣言した後も、

 

 

その息子と一緒に生活し続けるのと似ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この事件を見ていて、ある相談者の話を思い出しので、

 

 

今日はその時の事を書いてみたいと思います。

 

 

 

 


それはある相談者の方が体験した事なのですが、

 

 

上の事件では、小学1年の長女、

 

 

実優ちゃん6歳という幼い命が、犠牲になってしまったのですが、

 

 

相談者の方にも6歳になる女の子がいる方でした。

 

 

 

 

 

 

彼女には、とても親しくしていた親戚(彼女の姉で渡部さん仮名)が居て、

 

 

その姉にも同じ6歳になるミユちゃんという女の子がいたそうです。

 

 

彼女とお姉さんとはとても親しくしていて、学校が休みの時などは、

 

 

よくお互いの家に泊まりに行っていたといいます。

 

 

だから、彼女の娘さんとお姉さんの娘ミユちゃん小さい頃から大の仲良しでした。

 

 

 


ところが、ある時、渡部さんの家に悲劇が起きます。

 

 

 

 

ボヤによる一酸化炭素中毒で親子が亡くなってしまったのです。

 

 

彼女の家に、その悲報の電話があったのは、既に夜でした。

 

 

娘さんは既に寝ていたので、娘さんには翌日伝える事にして、

 

 

彼女は、さっそく喪服の支度とか明日行く用意をしたといいます。

 

 

翌日、車での出発が午後を予定していたので、

 

 

娘さんを学校を休ませなくても、大丈夫だと判断してとりあえず、

 

 

朝食を食べさせて、娘は通常通り学校に行ったそうです。

 

 

その時、娘さんに親戚のミユちゃん死んだ事を伝えると、

 

 

学校の勉強に影響があるといけないので、知らせなかったといいます。

 

 

 


ちなみに、大人の方は喪服があったりしますが、

 

 

子供の喪服は、無いし、何を着たらいいのか困ってしまうと相談される方がいます。

 

 

そんな時は、私はこうアドバイスしています。

 

 

1■まず上下黒の服を探してみる。それが無いなら、

 

2■入学式の制服を確かめてみる。葬式では黒服が良いとされるが、実は白黒でもいい。

 

  だから、上が白いシャツ、下が黒のズボンやスカートなら、それでいいのである。

 

  入学式の制服でなくても、上白、下黒なら良い。

 

3■それも無いなら、上白か上黒、下黒か下グレーか下茶色のコーディネイトにする。

 

4■それも無いなら、腕に黒い腕章かリボンをつけて、喪章とする。

 

 


彼女の場合、娘さんの小学校の入学式に来た制服を用意したそうです。

 

 

 

 

ところが、その日に限って、娘さんがなかなか学校から帰ってきません。

 

 

とりあえず、間に合わないといけないので、娘は向こうで着替えてもいいと思い、

 

 

彼女は着替え、娘さんの制服を袋に入れて車に乗せ、

 

 

あとはいつでも出発出来る様に、娘さんを玄関で待っていました。

 

 

 


やがて、娘さんが帰宅。

 

 

直ぐに車に乗る様に言って、車を出そうとした、その時でした。

 

 

 

娘さんが、窓の外を指差して、なんと、

 

 

「あっ、ミユちゃんがいるよ。 ママ。

 

 車に乗せてあげようよ。」 と言ったのです。

 


彼女は娘のその言葉を聞いて、全身鳥肌が立ったそうです。

 

 

何しろ、娘にはミユちゃんが亡くなったという事はまだ言って無いのです

 

 

しかし、ドアを開けると、ミユちゃんは消えていたそうです。

 

 

 

これは最後のお別れに、親しかったミユちゃんが会いに来たのでしょう。

 

 

普通は見えないのですが、小学生低学年以下の子には見える子がたまにいるのです。

 

END