●先祖代々の土地を売る
日本では「土地の日」という日が制定されている。
国土庁が1997年に制定したのだが、土地の有効利用を考える日という事で、
それが10月1日になったのは、単純に「土」という字を分解すると「十」と「一」
になるから、10と1、10月1日にしたのだという。
土地を買って家を建てる。
それは一世一代の夢だったりする。
それだけに、土地に固執する霊も多い。
昨日、土地に関するコメントがあったので、
今日はそんな土地に関しての問題を書いてみたいと思います。
土地の問題で一番やっかいなのが、先祖代々の土地を売るという問題です。
先祖代々の土地であれば、中には土地は売ってはならないと言うご先祖もいるでしょう。
また、遺言や最後の言葉として、土地は売るなと言われるケースもあります。
しかし、お金に困って、どうしても土地を売らないとダメだ
という事情も出て来たりします。
そんな時に、売るなと言われていた土地を売ってしまうと、どうなるのでしょうか?
ある時、こんな相談がありました。
先祖代々の土地を売って、家族で東京に移住したいのだが、
どうしたらいいでしょうか?
彼が心配していたのは、やはり先祖の祟りでした。
彼はある村に住んでいたのですが、その村の近所の人々に、
引越さない方がいいと、再三引きとめられていたのです。
もちろん、彼らが東京に行ってしまうと、
村の人口が減って寂しくなるというのもありましたが、
近所の人達が言うには、先に村を去った人達がロクな人生を送っていないと言うのです。
10年前に土地母屋を売って、東京に行った家族は、
その後事業に失敗して、離婚したし、8年前に土地さ売って村を出て行った夫婦は、
引越した翌年には、奥さんが病気になり、2年後に亡くなったという。
他にも何人かは、土地を売って、その資金で店を開いたり、事業を始めたが、
誰一人として成功した人はいないと言うのである。
つまり、先祖代々の土地を売って引っ越すと、先祖の祟りがあるというのだ。
村の住民が言っている事は、単に偶然の産物かもしれない。
なにしろ、村を出て東京で成功するのは難しい。
例えば、多くの人は、ラーメン屋かそば屋、うどん屋を開いたら、なんとかやれるかも、
と思い毎年4000軒の店が誕生する。
しかし、実際は、毎年4000軒の店が閉店しているのも現実である。
その上に、先祖からの祟りがあったりするのなら、
まず成功はしないだろう。
先祖からの祟りというか、霊障で一番多いのは、
今まであった先祖からの助けが、一切無くなるという事である。
今までは、怪我や事故に遭いそうになったら助けてもらったり、
怪我だけで済む様に軽い事故にしてもらっていたり、
病気が早期発見される様に気づかせてもらったり、
家族が安全に生きていく為に何かとご先祖に助けてもらっていたのが、
一切無くなるという事である。
だから、多くの人は、先祖代々の土地を捨てられない。
では、先祖代々の土地を売って、家族で東京に移住したいと相談してきた彼に、
諦めて、東京に引越すのは止めなさいと言ったかと言うと、
私は、東京に引越す事には反対しませんでした。
なぜなら、彼に聞くと、彼だけではなく、
彼の奥さんも子供達も、全員東京に引越したいと言っているというのである。
こういう場合、東京に行けるのに行かないで、
これからもずっと村で我慢して暮らすというのは、良く無いと思った。
いずれ止めても子供達は出て行くだろうし、奥さんも続いて出て行くだろう。
家族の写真を見て、そう感じた。
つまり、家族はバラバラになると感じたからである。
こうなると、資金も無いので彼には先祖代々の土地を売って引っ越す道しか無かった。
でも、このまま引っ越すと、ご先祖からの祟りというか、
これから先、ご先祖からの助けが無くなる可能性が高い。
そこで、私が彼らにアドバイスしたのが、
先祖代々の土地を売ったり、売るなと故人から反対している土地を売る、
私が知っている唯一の方法を行なう様に言った。
その方法とは、
先祖や故人に、土地を売る許しを請う事である。
こう言うと、村の人達はこんな質問を返して来るかもしれない。
「死んだ人に、どうやって許しを請うんだ?」と。
でも、それ言ったら、こっちも村の人達こう言うよ。
「死んだ人が、どうして祟る?」
祟りがあるなら、説得も出来るのである。
私が彼にアドバイスしたのは、
ご先祖が祀ってある仏壇とお墓に最低1ヵ月前から毎日、
引越す理由を述べて、許しを請う事。
なぜ1ヶ月前かと言うと、
大概そういう家には、過去帳とかあり、
ご先祖の命日が書かれていて、ご先祖の命日が1日から31日まで記入されている。
そこで、それぞれの月命日に墓参りして、お願いするのである。
なので、先祖が絡んでいる場合、最低1ヵ月前からお願いするのである。
ここまで読んだ方の多くは、こう思われるかもしれない。
「私には、そんな土地なんか無いから、関係無いわ。」と。
実は、そうでもない。
例えば、貴方のお父さんが亡くなったとしよう。
生前、お父さんは貴方に、このゴルフ道具はオレが大切にしていた物だ。
絶対捨てるなよ。
と、生前から大事にしていたゴルフクラブのセットがある。
でも、誰もしないゴルフの道具は邪魔以外の何物でもない。
こうなると、ゴルフ道具は、上の土地と同じなのである。
こうなると、お祖母ちゃんが大事にしていた着物や、
お祖父ちゃんが大事にしていた車など、沢山出て来る。
こういう場合も先に述べたと同じように、
捨てる前に、故人に許しを得る事である。
上の土地の様に、最低1ヵ月前とは言わないが、
最低3日前、出来れば1週間前から、(故人の執着の強さによって決めます)
「お父さん、もう誰もゴルフしないし、とても邪魔なの。
捨てるか売るかしてもいいでしょ。どうか許してね。」
とお願いしてみましょう。
どんなに生前大切にしていたゴルフ道具でも、
最初はあの世でも反対しているでしょうが、
愛する子供からの、心からのお願いです。
何日もお願いしていれば、必ず許してくれるものです。
(仏壇が無い人は、故人の写真の前で、写真が無い人は短冊に名前を書いて)
そして、出来ればゴルフ道具を売った後に、
こんな事が出来ればしてあげてください。
「お父さん、助かったよ。ありがとう。
お父さんも、つらかったよね。
お父さんの好きだったケーキ買ってきたから、食べてね。」
END