●物に霊や念が入る時

 

 

 

時々、物に悪い霊が憑依しないかについての相談を受ける時があります。

 

 

例えば、こんな相談です。

 

 

 

■例1。

 

私の娘は2年前に買ってあげた人形をとても大事にしていて、

 

いつどこに行っても持ち歩いています。

 

ただ、先日お墓参りに行った時にも持っていきました。

 

人形は霊が入りやすいと聞き、

 

悪い霊が、娘の人形に入ったりしていないか心配です。

 


■例2。

 

実家の玄関に、刀をさしたまんまの戦国武将の甲冑を座らせて飾ってあります。

 

目はありません。顔は目だけ出せるマスクがついてます。

 

霊は入りますか?  心配です。

 

 

 

 


これらの相談に答える前に、

 

 

どうして霊が像や人形や物に入るのかを考える必要があります。

 

 

 


基本が分かっていれば、何でもかんでも恐れる必要も無くなります。

 

 

まず、物に霊や念が入る順序を見てみましょう。

 

 

 

 


まず、物が誕生した時点を考えてみましょう。

 

 


誕生したばかりの物は大きく分けて、2つの物があります。

 

 

1■1つは、人間が手作りした物。例えば彫刻、木彫り、絵画、ぬいぐるみ、人形など、

 

 

2■もう1つは、機械が沢山作った物。例えばバービー人形など。

 

 

ちなみに、人が作っていても、沢山の人が流れ作業で一部分を担当していたりする場合、

 

機械と同じ扱いになります。なぜなら、念を込める様な時間的余裕が無いからです。

 

 

 


当然、1■の人が丹精を込めて作った物には、作った人の念が入る事が多いです。

 

 

逆に、2■の機械で大量生産された物には、作った人の念は入っていません

 

 

 


多分ここで、気の短い人なら、きっとこう思ったりするでしょう。

 

 

「やっぱ、人が作った物は念が入っているかもしれんから買わない方がいい。」と。

 

 

 

 


でも、ここで前の文章を良く読んでみてください。

 

 

私は作った人の念が入っている事が多いと書いたのであって、

 

 

 

 


悪い念が入っているとは、書いていません。

 

 

念には、良い念もあるのです。

 

 

むしろ良い念の方が圧倒的に多いでしょう

 

 

 

 


例えば、貴方のお母さんが、明日貴方の受験が成功する様にと、

 

 

手作りのお守り作って持たせてくれたとします。

 

 

きっと、その手作りのお守りには、貴方のお母さんの良い念が入っている事でしょう。

 

 

それと同じで、神社で売られている病気のお守りも、

 

 

きっとその神社や作った人は、これを買った人の病気が治ります様にという祈りを、

 

 

込めて作っているはずですし、買った時に渡してくれる時も、

 

 

巫女さんが心を込めて渡してくれているかもしれません。

 

 

また、子供が遊ぶぬいぐるみを手作りしている人も、

 

 

このぬいぐるみを買った子供が喜ぶといいなぁ。と思って作っている事でしょうし、

 

 

手作りブローチを作っている人も、これを買ってくれた人が輝いてくれるといいな。

 

 

と思って作っている事でしょう。

 

 

そんな良い思いは、良い念としてその物に宿っていたりします。

 

 

 

 


でも、当然、作っている人の悪い念が入るケースもあるわけです

 

 

例えば、ライバルの選手が失敗すればいいな。と願いなら、その人にお守りを作ったと、

 

 

言ってわざと悪い念が籠ったお守りを渡すとか、

 

 

もっと最悪のケースがアメリカであったのですが、あるお年寄りの男性が、

 

 

かつてベトナムに従軍した事が有り、現在平和になった当時のベトナムに、

 

 

何十年かぶりに行ったそうです。

 

 

その時に、現地に売られていたゾウの置物をお土産に買って行ったそうです。

 

 

すると、そのゾウを居間に飾ってから、家族が不幸の連続で、買ったその老人も、

 

 

半月後に亡くなったといいます。

 

 

遺された家族が、私の知り合いの霊能者の所に相談に行ったら、

 

 

そのゾウの置物に悪意の念を感じるという事になり、

 

 

直ぐに塩を振って、燃やしたら、家族の災難も収まったそうです。

 

 

霊能者の方いわく、あのゾウの置物を作った人の両親や祖父母が、

 

 

多分、昔ベトナム戦争の時に殺されていて、その怨みを外国人、

 

 

特にアメリカ人に対して持ちながら、作っているんだと思う。と言っていました。

 

 

 

 

 

これは日本人も、他人事ではありませんよ。

 

 

私が良く聞く話で、中国や韓国などで、戦争中などで怨みがある人達が、

 

 

何とかして、日本人に怨みをと、グループで偽物の壺やコインを作って、

 

 

本物と偽って買わせるケースをよく耳にします。

 

 

これなんか、ダブルで災難に遭う事もあります。

 

 

それは、偽物を買わされる災難と、多分、その物を持っていると、

 

 

悪い事も起きる可能性があるでしょう。

 

 

中国や韓国以外にも戦争中闘った国や、迷惑をかけた場所などに行く時は、

 

 

なるべく大量生産品以外の物には注意が必要です。

 

 

 

 

 

さて、ここまでを整理すると、

 

 

■人が手作りした物には、作った人の念が入る事が多い。

 

■大量生産された物には、念が入っていない。

 


ここまでで、こう思うかもしれません。

 

「でも、やっぱ、念が入っていない方が安全だよね。」って。

 

 

 


でも、そうでも無いんです。

 

 


ここで、大きな原則を知って下さい。

 

 

それは、

 

 

 


1つの物には、1つの霊や念が入る。

 


という原則。

 

 

 

 

もちろん、希に例外はありますが、それを考えると分からなくなりますから。

 

 

今はこの原則だけを知っていれば十分です。

 

 

 

 


これはどういう事かと言うと、

 

 

例えば、庭に一晩、人形を出しっぱなしにしとします。

 

 

そして真夜中、そこに悪い浮遊霊が来たとします

 

 

多分、そこに大量生産の買ったばかりのバービー人形を置いておいたら、

 

 

その悪い浮遊霊は、そのバービー人形の中に入ったかもしれません。

 

 

でも、手作りしたばかりの人形には入らない可能性があります。

 

 

なぜでしょう?

 

 


それは、上の原則。「1つの物には、1つの霊や念が入る。」があるからです。

 

 

つまり、手作りした人形には、作者の念が入っているので、

 

 

その念が月日が経って段々と無くなるまで原則他の霊や念は入れない。

 

 

しかし、大量生産された人形には念が入っていないので、直ぐに入れるのです。

 

 

 


では、なぜ浮遊霊は人形に入るのでしょうか

 

 

これもよく聞かれる質問ですが、

 

 

それは、浮遊霊は肉体を失っていて、この世に生き返りたいと思っていても、

 

 

肉体が無いから、生き返れないと思い、人の形をした物を見ると、生き返りたいと、

 

 

入ってしまうのです。だから、もしそこに人形と動物のぬいぐるみがあれば、

 

 

人間の浮遊霊は人形を選んで入り、動物の浮遊霊は動物のぬいぐるみに入ろうとします。

 

 

ただ、どちらか一方しか無い場合は、しょうがないからと、人間の霊でも、

 

 

動物のぬいぐるみに入ったり、目が有ればお面だけに入ったりします。

 

 


これと同じ理屈なのですが、玄関に飾ってあるお父さんの写真には霊は入らず、

 

 

玄関に飾ってある月日が経った、お父さんの絵には霊が入る時があります。

 

 

これは、写真にはもうお父さんの魂が先に入っているので、入れないのです。

 

 

ちなみに、霊は同じ油絵でも、風景画には入る事はまず無いと思っていいでしょうが、

 

 

人物画には入る事があるのは、先に言った様に、失った肉体を求めるからです。

 

 

もちろん、人形があれば、人物画など目もくれずより肉体に近い人形に行くでしょう。

 

 

だから、チョイスが沢山あるなら通常は、男性の霊は男性の人形を選ぶし、

 

 

女性は女性の人形、それも自分がなりたいものや自分に近い人形に入ろうとします。

 

 

また、同じ人が描いた油絵でも、幸せな時に描いた絵画は買った人に、

 

 

良いその時の良い念が影響して、良かったりしますが、逆に、

 

 

自分が自殺直前に描いた絵画や、自分が不幸で世の中を憎んでいた時に書いた絵画だと、

 

 

その絵画を買ってから、なんか自分も死にたくなったり、

 

 

誰かから常に憎まれている感覚に陥る事があります。

 

 

 

 


以上が、物が誕生した時点での話。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、物を買った後の話です。

 

 

 

 

つまり、貴方の物として使い始めてからの話となります。


後半は、明日のブログに続く。