●誰も居ない台所から包丁の音がする

 

 

 

私が昔、雑誌アンアンに広告を載せさせてもらっていた頃、

 

 

石川県に住む方から相談を頂いた事があります。

 

 

 


それは大辺さんという奥さんから電話頂いたのですが、

 

 

誰も居ない台所から、包丁の音がする。と言うのです。

 

 

 


包丁の音というのは、どんな音かと言うと、

 

 

まな板に、野菜などを置き、

 

 

トントントン」と千切りに切る時に出る音の様なものだそうです。

 

 

ただ、トントントンと軽快な切る音では無く、

 

 

ちょっとたどたどしく、「トン、トン、・・とん。」と、

 

 

不器用な人が切っている様な、音だと言うのです。

 

 

 

 

彼女とご主人は、一軒家の2階で寝ているとの事ですが、

 

 

夜中の寝静まった頃に、微かに1階の台所からその音がする様になったのは、

 

 

今から半年前だといいます。

 

 

大辺さんの家は、2階にもトイレがあるので、

 


夜中にトイレに起きた時に、時々一階の台所から聞こえるのだといいます。

 

 


大辺さんが、この一軒家を買われたのは、今から7年前で、

 

 

中古の家ではなく新築だそうです。

 

 

買った当時は、特に変わった事は無かったそうです。

 

 

 

 


初めてこの音を聞いた時は、ご主人と一緒に1階に降りて、

 

 

誰か台所に居るのか調べたそうですが、明かりをつけると、

 

 

別に変った所は無く、

 

 

きっと、家がきしんだ音だったのだろうと思う様にしたといいます。

 

 

 

 

 


しかし、よく考えたら、家がきしむ音なら、7年前からしていてもおかしく無いのだし、

 

 

家がきしむ音なら、「ピシッ」とかという音で、

 

 

「トントントン」という音じゃないだろうと思うと、やはりおかしいと思ったそうです。

 

 

 


私が、他に変わった事はありませんか? と聞くと、

 

 

 

彼女は共働きで、昼間働いているとの事ですが、

 

 

彼女が家に帰って来て、ドアを開けると、たまに鈴の音が聞こえるといいます。

 

 

それは、ご主人が夜家に帰って来た時には、まったく無い事で、

 

 

彼女が家に帰って来た時だけ、時々鈴の音が「チリーン」となるといいます。

 


それを聞いて、「お宅に風鈴とか、猫とか鈴の鳴るものはありますか?」

 

 

と聞くと、家には風鈴も無いし、猫も居ないし、鈴は無いといいます。

 

 

 

 

 

 

 

ここまでの話で、私の経験から推察できるのは、

 

 

台所からの音で、しかもまな板で切る音がするという場合、

 

 

まず9割は、女性の霊だと言っていいでしょう。

 

 

 

 


そして、鈴の音は、悪い感じはしないという気がします。

 

 

通常、占い師は、高い音は良い、低い音は悪いと思うようにしています。

 

 

だから、鈴の様な高い金属音は良い。

 

 

物が落ちた様なドスンという低い音は悪いという印象です。

 

 

 

 


また、廊下や畳の上、階段を登ったり下りたりする音など、

 

 

一般的に言う生活音がする時、

 

 

それは、以前その家に住んでいた霊が鳴らしているという可能性が高いので、

 

 

今回の様に、台所でまな板でする音の場合も、

 

 

以前その家に住んでいた霊だという可能性が高いと思いました。

 

 

しかも彼女の家は、築7年の新築ですから、

 

 

当然、私が彼女に聞いた事も、

 

 

「失礼ですが、その家でお母さんか、

 

 

 お祖母さんが亡くなっていませんか?」でした。

 

 

 

 


しかし、意外にも答えはNOでした。

 

 

 

 

 

お母さんは、一緒には暮していませんが、ご健在で、(ご主人のお母さんも)

 

 

また、お祖母さんは亡くなっていますが、

 

 

この家で亡くなったのでは無いといいます。

 

 

 

 

 

 

でも、ここまでの私との一連の会話から、

 

 

彼女は思う所があったのでしょう。

 

 

 

 

 


「実は・・・」、とある事を話し始めたのです。

 

 

 

 

 

誰も居ない台所からする、包丁の音の真相とは、


後半は、明日のブログに続く。