●危険な心霊スポットの見分け方
電話相談にのっている分には、こちらは遠く離れているので、危険は無いのだが、
時々、出張料金を払うので、現場に来て診て欲しいという依頼があります。
そんな時、ざっと、その状況を聞いただけで、
「あっ、そこちょっとヤバイ場所だ!」とか、
「なんか命がけになる可能性があるな。」と思う事があります。
実はそこには、占い師や霊能者の方が、独自に判断するポイントがある。
今日は私が、「あっ、そこは危険だ!」と、
依頼があっても断りたいと思う場所の見分け方を、書いてみました。
今日の話を読み終えている頃には、
多分、貴方にも、(私の判断ではありますが)
危険な心霊スポットと、そうでない場所が見分けられる様になっているでしょう。
その前に、
私がアメリカに留学中、
ある不思議な事件が起きた話から。
それは、ある4人家族がシアトル市に引越して来たのですが、
引越して1週間も経たない内に、奇妙な事故が起き始めたのです。
その家族は、共働きだったのですが、
ある日、母親が家に帰って来てみると、
長女が、台所で倒れていたんです。
急いで救急車を呼び、病院に連れて行ったので、大した事にはならなかったのですが、
原因は、その長女が台所にあった大量のビタミン剤(サプリ)を、
一気に沢山飲んだので、喉に詰まらせた様でした。
しかし、ベッドで寝ている長女に、
何でそんなに大量のビタミン剤を飲んだのか聞いてみても、
「何故だか分からない。」と、言うのです。
やがて、退院するのですが、
3日後には、また大量のビタミン剤を飲んだのです。
軽いものを含めると4度目だったといいます。
今度は、家に家族もいたので、直ぐに吐き出させて難を逃れました。
ただ、真夜中に起きた事なので、
もし、家族が長女の咳払いに気がついていなければ、また危ない状況だったそうです。
しかも、今度も長女は、
なぜ夜中に起きて、ビタミン剤を飲んだのか、分からないと言うのです。
困った家族は、霊能者の所に相談に来たのです。
すると、ある驚くべき事実が分かったのでした。
それは、彼女達が引っ越して来た家の前に住人の女性が、
大量の睡眠薬を飲んで、自殺していたのが分かったのです。
アメリカの場合、連続殺人事件になどなって新聞に載らない限り、
前の物件が事故物件だと言ってくれる事がほとんどありません。
前の住人が不審死になっても、次の人が分からず借りてしまうのです。
そうです。
心霊スポットの内、まず危険なと言える場所は、
自殺があった心霊スポットなのです。
なぜ自殺があった心霊スポットが危険なのかと言いますと、
大抵の場合、自殺した霊というのは、その場所で地縛霊になっている事が多いのですが、
その時、何度もその自殺した瞬間を繰り返している霊もいれば、
ただじっと、その自殺現場にたたずんでいる霊もいます。
そして、一番やっかいなのが、まだ自分が行なった自殺が成功していないと思い、
そこに来た人の体に乗り移って、もう一度自殺を再現しようとする霊なのです。
上のアメリカのケースでは、
睡眠薬を飲んで自殺した霊が、長女にも同じ事をさせたと考えられました。
ただ、家に睡眠薬が無かったので、それに似たビタミン剤を飲んだので、
死ぬまでには至らなかったのです。
さて、ここまでで、
心霊スポットの内、危険なのは、
自殺した現場である心霊スポットである事が分かりました。
でも、そんな自殺した現場である心霊スポットの中でも、
危険とそうでない場所があるのです。
つまり、自殺した霊がいる心霊スポットでも、
「ああ、ここは危険で、命がけになる。」とここは行きたくないな。と思う場所と、
「ここなら、行って診てみようか。」という場面に別れるのです。
では、自殺した霊がいる心霊スポット。
その危険度の見分け方は、
自殺の仕方にあるのです。
本来は、自殺した人の無念の強さや、生前の性格にも寄るのですが、
そんな事は、現場に行く前に分かる事は無いので、
せいぜい分かるのは、どうやって亡くなったのかという自殺の仕方なのです。
だから、行く前なら、それで判断するしかありません。
では、占い師や霊能者が一番嫌がる、自殺の現場とは、
ずばり、
「飛び降り自殺の現場です。」
■高いビルからの飛び降り。
■岸壁から海への飛び降り。
■陸橋からの飛び降り。
■濁流の川への飛び込み自殺
■井戸に飛び降りての自殺
なぜかって?
それは、もしその現場で自殺霊に憑依されたら、
たった1秒もあればそこから同じ様に飛び降りて、死ぬ事が出来るからです。
仮に自分でなくても、一緒に行った友人に憑りついて、友人が飛び降りるかもしれません。
なにしろ、簡単に自殺が実行出来る状況に行くというのは、危険この上ありません。
東尋坊という自殺の名所に行ったある霊能者の方が、
崖の上に立って、下の海を覗いた時に、
下から手が出て来て、崖下に引っ張られたという事も実際ありました。
次に危険なのは、
「飛び込み自殺の現場です。」
■電車への飛び込み自殺現場。
■トラックへの飛び込み自殺現場。
この場合、上と同じように危険ですが、
ただ上の違うのは、電車が来る時やトラックが来る時には十分注意すれば、
何とかなったり、時刻表などをチェックして、
電車が来そうな時間帯を避ける事が出来ます。
その次に危険なのは、ある程度死ぬまでに時間がかかる自殺です。
■入水自殺。
■ガス自殺。
■首つり自殺。
■リストカット自殺。
■焼身自殺。
■包丁で自分を切りつけての自殺
こういう自殺現場は、一人で行くととても危険ですが、
2人以上で行けば、例え一人が憑依されて自殺し始めても、止める事が出来ます。
上の現場と比べれば、
■睡眠薬での自殺の場合、睡眠薬が無ければ一応は安全です。
■青酸カリでの自殺の場合も、もう現場に青酸カリは無いでしょうから、安全です。
■ピストル自殺。アメリカでは拳銃を持っている人が多いので、危険度は大きいですが、
日本では、警官かヤクザや暴力団員ぐらいの人しか持っていないので、
そんなものが現場にある事は少なく安全と言えるでしょう。
■練炭自殺も、大概の場合はもう練炭は警察が押収しているので、現場に無く安全です。
この様に、同じ自殺でも、危険度が4段階に分かれますので、
どうか、一番危険な「飛び降りの自殺現場」だけは避ける様にして、
同じ事故物件でも、自殺で、しかもその自殺の仕方が分かれば、
多分今日から、貴方も、
その事故物件の危険度が、自分でもある程度判断出来ると思います。
END