●罪に問えない理不尽な死

 

 

 

 

さて、今日は何を書こうかとニュースを聞いていると、

 

 

去年の交通事故の、その後の事が流れていた。

 

 

 

 


去年の交通事故というのは、

 

 

2016年、10月28日の五千8時頃、

 

 

通学途中の小学生の列に、一台の軽トラックが突っ込んだのだ。

 

 

この事故で、小学生の男の子4人、小学生の女の子4人、

 

 

その他男性が2人、女性が1人の合計11人が巻き込まれる事故となった。

 

 

そして、その内小学生の田代優くん6歳が頭蓋骨骨折で亡くなったのである。

 


https://vipper-trendy.net/yokohama-shibou/より

 

とても賢そうで、可愛い子ですね。ご冥福をお祈りいたします

 

 

事故の悲報を受け、田代くんの祖母は、

 

 

昨日の夕方、「運動会で頑張ったよ」と元気に報告しに来てくれて、

 

 

一緒に夕食を食べました。

 

 

頑張り屋で、優しい子だった。と悲痛な表情で語ってくれたという。

 

 

 


事故があったのは、横浜市南区の一方通行の住宅地で、

 

 

最初に、事故を起こした軽トラックが前の軽乗用車に追突。

 

 

そして、その軽トラックが横転しながら、小学生の列に突っ込んだという。


防犯カメラには、60キロは出ていたと思われる軽トラックが、

 

 

猛スピードで走っている様子が映っていたという。

 

 

 


運転していて事故を起こした軽トラックの運転手は、

 

 

無職の合田政市容疑者(87)で、

 

 

自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の容疑で逮捕された。

 

 

付近の路面にはブレーキ痕がなく、

 

 

蛇行したような形跡があったそうです。

 

 

調べに対して「間違いありません」と容疑を認めているという。

 

 

 

 

 

事故が起きたこの一方通行の道路は、幅5.2mの

 

 

住宅と商店街が混在する地域で、通学路だったのだが、

 

 

普通、こういう細い道路で通学路の場合、車の制限速度は30km位が常識なのだが、

 

 

この道路は、制限速度がなんと60kmだったという。

 

 

しかもガードレールも無く、以前から危険性が指摘されていて、

 

 

保護者の方からも制限速度を下げる様に要望されていた場所だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


当時、事故が起きた時点でのニュースはこんな感じだった。

 

 

 

 

 

 

 

そして、先週、この事故の処分が決定したのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


結果から、言うと、無罪だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜地検は去年10月28日に自動車運転死傷処罰法違反容疑で

 

 

送検されていた無職男性(88)を不起訴処分(嫌疑不十分)とした。

 

 

 

 

地検によると、男性は精神鑑定の結果、

 

 

アルツハイマー型認知症だったと診断された。

 

 

昨年10月27日朝に自宅を出発。生活圏外に出たため、

 

 

認知症の影響で自分がどこにいるかわからなくなり、

 

 

体調も認識できない状態のまま、事故までの約24時間にわたる運転で

 

 

疲労が蓄積されていたとみられる。

 

 

 

容疑者は事故前日の27日朝、

 

 

「ゴミを捨てる」と家族に話した自宅を出た後、

 

 

軽トラックで県内を一日中走行して現場まで行ったとみられてる。

 

 

運転をやめる決断もできなかった可能性を否定できず、

 

 

過失は問えないと結論づけた。(朝日新聞)

 

 

 

 

 


この決定を受けて、

 

 

田代君の父親は代理人の弁護士を通じ、

 

 

「希望に満ちあふれた人生のすべてを一瞬にして奪い去られ、

 

 

 その運転手の罪を問うことができないという判断は、

 

 

 到底納得のできるものではありません」とのコメントを出した。

 

 

 

 

 

 

皆さんは、この事件の結果を受けて、どう思われるでしょうか。

 

 


多分、

 

 

■相手が認知症じゃ、仕方ないんじゃないの。という意見と、

 

■認知症でも、絶対許せない。という意見に分かれるのではないでしょうか。

 

 

 


でも、そこは第三者の私達にとっては、他人事であり、

 

 

日本中で起きる事故の中の1つであって、

 

 

来週には、もう忘れているかもしれません。

 

 

 

 

しかし、占い師やカウンセラーにとっては、他人事では無い時があるんです。

 

 

というのは、

 

 

今回の様に、犯人が息子を殺したも同然なのに、

 

 

こうして到底納得出来ない判決で、罪に問えない場合、

 

 

遺族の方が、相談に来られる場合があるからです。

 

 

 

 

 

ではもし、貴方の所に、そんな遺族が来られたら、なんて言ってあげますか?

 

 

ちょっと難しいですよね。

 

 

 


何を言っても、亡くなった子は生き返らないし、

 

 

かと言って、犯人を罪に問う事も出来ない。

 

 

そんな納得できない遺族が怒り、許せない気持ちを相談してきたら、

 

 

貴方だったら、どの様に対応しますか?

 

 

 

 

 

 


実は私、アメリカで、これと似た様な事件に遭遇した事があるんです。

 

 

ただし、その時は、交通事故では無く、

 

 

精神異常者が、子供をピストルで射殺したんです。

 

 

 

 


結局その時も、犯人が精神異常者だったという事で、

 

 

罪に問えなかったのですが、

 

 

 


その遺族の方が、私の知り合いの霊能者の所に相談に来ていたんです。

 

 

 


そして、その時、

 

 

霊能者の方が遺族の方に言った事が、結構衝撃的だったんですので、

 

 

今日はその時の事を書いてみます。

 

 

 

 

 

最初、子供をピストルで射殺されたご両親が、

 

 

相談に来られた時は、犯人に対して、相当な怒りがあり、

 

 

出来れば、罪に問えないなら呪い殺して欲しいくらいの勢いで、

 

 

相談に来ていたんですよ。

 

 

 

 

 


特に父親なんか、来た当初は、

 

 

「無罪なんて、こんな酷い話があっていいのか!!」と、声を荒げたりしてて。

 

 

 

 

 

私も隣の部屋で友人と聞いていたので、

 

 

一体どうなるのかな、と思って少し心配して聞いていたんですよ。

 

 

 

 


でも、鑑定が始まって5分位したら、静かになったんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

終わった後に、聞くと、

 

 

その霊能者の方が、殺された息子さんの霊と話をしたそうです。

 

 

 


そして、その亡き息子さんが両親に言った事が、衝撃的だったんです。

 

 

息子さんが言ったのは、

 

 

「父さん、母さん、

 

 

ボクを殺した犯人は、精神異常者だったんだよね。

 

 

だから仕方ないよ。寿命だったんだよ。」

 

 

 


なんと、犯人が精神異常者だったのが分かったのは、

 

 

息子さんが死んだあとだったのに、息子さんはそれが分かっていたというのです。

 

 

そればかりか、自分を殺した犯人に対して、

 

 

まったく怨むとか、憎いという気持ちが無いと言うのです。

 

 

 

 


むしろ、殺された自分の事よりも、

 

 

「父さん、そんなに怒っていると血圧上がるよ。」と、

 

 

犯人に対して怒っている両親を、心配していると言うのです。

 

 

 

 


それを聞いたご両親も、始めは半信半疑だったそうですが、

 

 

息子さんが、母親に、

 

 

「隣のジョンから借りたゲームを返しておいてね。」と、

 

 

家族しか知らない事を言ったので、ビックリしたそうです。

 

 

 

 

 

 

霊能者の方いわく、

 

 

普通、誰かに理不尽にも殺された場合、

 

 

悔しくて、憎らしくて、納得出来なくてなかなか成仏出来ない事が多いそうですが、

 

 

この様に、相手が精神異常者だったりした場合、

 

 

殺された人は、意外とその事件後の経過を見ていて、

 

 

ああ、精神異常者だったのか。と、とても冷静に事件を分析して、

 

 

じゃあ、仕方が無かったんだな。と割り切って、

 

 

早く成仏の道へと進む事が出来るのだと言う。

 

 

 


遺族の方は、来た時の怒りに満ちた顔が、

 

 

息子さんの言葉を聞いて、少し安心した感じで帰られたといいます。

 

END