●私が教わった言霊(ことだま)の正体
言霊(ことだま)って、よく聞きますね。
では、言霊って、何でしょうか?
これは読んで字の如く、言霊ですから、
言葉に宿っていると、信じられている霊的な力です。
ずっと昔から、日本では、言葉には、霊的な力が宿ると言われてきました。
良い言葉には、プラスのエネルギーがあり、良い言葉を発する事によって、良い事が起こり、
悪い言葉には、マイナスのエネルギーがあり、悪い言葉や不吉な言葉を発すると、
悪い事が起こるとされているのです。
だから結婚式などの御目出度い席では、
スピーチなどで、「別れる」とか、「切れる」とか、「離れる」は禁句とされいるんですね。
そういえば、友人の渡河が結婚した時、
余りお金が無かったので、式場は一番安い所を借りて、
給仕は私が手伝いましたし、司会も友人がやりました。
その時、その司会の友人が、
■料理が冷めないうちにお召し上がり下さい。って言ったんですよね。
他にも、
■披露宴は一旦終了させて頂きます。って言ったんです。
そしたら、式場の方から注意されていましたっけ。
みなさん、上の2つの文のどこが注意されたか分かりますか?
下の答えを見る前に、少しお考え下さい。
答え、
■冷めるという言葉が良く無いそうです。そういう時は、
「料理が温かいうちにお召し上がり下さい。」って言って下さい。って注意されてました。
■終了という言葉が良く無いそうです。
「披露宴は一旦お開きにさせて頂きます。」って言って下さい。って注意されてました。
素人がやる時は、司会も注意が必要ですね。
こうして、日本では、昔から言葉に言霊が宿っているからと、気を付けていたのですね。
と、ここまでが言霊の常識でしょうか。
でも、私がアメリカの霊能者から教わった言霊とは、ちょっと違うんですよね。
もちろん、日本における言霊が間違っているなんて言いませんよ。
だって、私が教わったものも、日本における言霊も、
両方とも、言葉には、不思議な力が宿るという点に間違いないのですから。
今日は、その「ちょっと違うんですよね。」
という、ちょっとの部分を書いてみたいと思います。
では、どこがちょっと違うのかと言うと、
例えば、「よし、今日は絶対完成させよう!」と、前向きな良い言葉を発したとします。
すると、その言葉自体にも、良いパワーがあるのでしょうが、
その貴方の言葉を聞いた、貴方の守護霊が、
その言葉が実現する様に手を貸してくれる事があるというのです。
だから、今日は仕事頑張るぞ。とか今日は料理うまく作るぞ。
という前向きな言葉は、全て貴方の守護霊も聞いていて、
実現する様に助けてくれる事があると教わりました。
だから、逆に、「もう彼とは付き合わない方がいいのかもね。」
と冗談で友達と電話したら、
ホントに別れる方向に進んでいっちゃったという人もいます。
だって、貴方の守護霊も別れる方向に手伝ったかもしれないので。
だから、冗談でも本心とは違う事は言わない方がいいですよ。
時間が無い時も、「間に合え!」「間に合え!」って言いましょう。
でも、「宝くじ当たるといいなぁ。」という言霊は、実現しないそうです。
なぜかって?
だって、貴方の守護霊、宝くじを簡単に操作出来ないから。
貴方の守護霊が手伝えそうな言霊なら、応援してくれますよ。
また、夫や息子さんを朝、お見送りする時や、
恋人と別れる時などに、「車に気を付けてね。」とか
安全を願う言葉は、貴方のその人を守る小さな生霊となって、
事故を守る事もあります。これもある意味、言霊だそうです。
私が一番いいな。と思う言霊は、
「一緒に頑張ろうね。」みたいなものですかね。
なんでかと言うと、貴方の守護霊と相手の守護霊に同時に響く言葉になるでしょ。
だから、より実現しやすくなると思うのです。
もし、お子さんと何かをやる時、ご主人と何かをやる時、友達と何かをやる時、
良い言霊になると思いますよ。
これとは逆に、「死んだらいいのに。」とか、「呪ってやる。」とか、
マイナスな言葉を言うと、もし側に誰かを呪っている不成仏霊が居ると、
同じ気持ちの人が居たと思って、後をついてきたり、憑いたりするそうです。
だから、悪い言葉はなるべく発しない、思わない様にして、
万が一負の感情が湧いたら、何か好きな音楽か楽しい映画を見ましょうね。
その霊能者の方はこんな経験を話してくれました。
私が留学していたワシントン州のシアトルには、
オーロラ・ブリッジ(Aurora Bridge)という大きな橋があります。
実は、この橋、裏の名前があって、当時 'suicide bridge' 、
つまり、自殺橋と呼ばれるほどこの橋から飛び降りる人が多かったのです。
その橋にその霊能者の方が、取材に同行して橋の上にいた時、
取材クルーの1人が、
「こんな所から飛び降りるなんて、
なんてバカで間抜けなやつだ!」 と言ったんだそうです。
すると、その言葉を聞いた、多分そこで自殺した霊だと思うんですが、
それを言った取材クルーに、スーっと憑りつくのを見たそうです。
その様子を見て、ああ、たった言葉1つでも怖いな。と思ったそうです。
自殺橋といえば、
アメリカで一番有名な自殺橋は、日本人旅行者もよく行く、
サンフランシスコにある、金門橋とも言われている
あの有名なゴールデンゲートブリッジです。
この橋のたもとには、常時自殺予防の看板が複数ある程の危険な場所でもあるのです。
最後は、そこで起きたある話をして終わりにいたしましょう。
2000年9月24日、
19歳のケビン・ハインツさんは、この橋から飛び降りました。
遺書を書いての覚悟の自殺だったといいます。
精神疾患と鬱(うつ)に苦しんでいたのでした。
ゴールデンゲートブリッジは、水面からの高さが227mで、
この橋から自殺した人が助かる確率は、0.5%と言われている自殺橋です。
まず助かりません。
私は以前から、自殺は決して楽にならない。
自殺した瞬間から後悔が始まり、自分を責め続けて成仏しにくくなると言って来ました。
そんな彼は、遺書を書き、
自分が自殺しても、誰も気にも留めないだろうと思い、一気に飛び降りたのです。
彼は、その時の事をこう言っています。
「手すりから手が離れて、落ち始めた瞬間から、後悔の念に襲われました。」
覚悟の自殺だったのに、
飛び降りた瞬間から後悔の感情に変わったのには驚いたといいます。
そして、水面にぶつかった時、今までに受けた事が無い様な激しい痛みを感じたといいます。
微かな記憶で、彼の体の下に、サメがいて、
「ああ、足を食いちぎられる。」と脳裏をよぎったそうです。
ここでありえない奇跡が、1%も助からないという状況下で、
19歳のケビンを助けたのです。
彼が飛び降りた、ちょうどその時、
橋の下を、人懐っこい一匹のアシカが泳いでいたのです。
そして、水の中に沈みそうなケビンの体を、なんと、
下から持ち上げて溺れない様に支えたといいます。
そうです。ケビンがサメだと思っていたのは、
周りの目撃者から、一匹のアシカだと分かったのです。
そして、沿岸警備隊が到着すると、
飛び込んだ人はここですよ。と言う様に、
ケビンの周りをぐるぐる回って沿岸警備隊に教えたのでした。
アシカはケビンの側に救助の船が近づいて来るまで、ずっと側に居たといいます。
その後の取材で、ケビンは、
「そのアシカは私の下をぐるぐる泳ぎ回り、
私の身体を水面に押し上げてくれていました。」 と語った。
この奇跡の出来事は、アシカ(Sea Lion)に助けられた青年として、
ニュースや新聞に載ったのである。
私は以前から、命が奇跡的に助かった人は、
神様から人を助ける役目を授かっている。と言ってきました。
彼はいいます。
「みなさん、精神の病気になってしまっても、
大丈夫じゃなくて、いいんだよ。
良くないのは、誰かに助けを求めないことです。」
いつか必ず良くなる時が来るからね。
私を見て下さい。 生きた証拠です。」
現在、ケビンは、
精神疾患を患う多くの人達をサポートし、自殺を防止する活動に携わり、
世界各地で講演を行っている。
END


