●パパが死ぬ予感
赤ちゃんが、誰もいない所を指差していたり、
誰も居ない場所に向って、話しかけたりしていたり、
誰も居ない部屋で、ケラケラ笑っていたりする。
と相談を受けた事はよくあります。
そういう場合、霊界からきたばかりの赤ちゃんには、
霊が見えていたりする能力がまだ備わっていて、
その霊の姿を目で追っていたり、
亡きお祖母ちゃんが、来ていて、その子を笑わせていたりしている時があります。
大抵の場合は、赤ちゃんが怖がっていなければ、大きな問題は無く、
大きくなるにつれて、段々と霊も見えなくなるので、
そんなに心配する事では無いでしょう。
しかし、今日お話しするのは、
その状態よりも、ちょっと深刻な相談でした。
それはある主婦の方からの電話相談でした。
彼女には、2年前に結婚したご主人との間に、
1歳6ヵ月の女の子の赤ちゃんがいましたが、
その子が、4ヵ月位前から天井などの高い所を指差したり、
手を上げて、笑ったりしていたといいます。
それだけなら、冒頭でお話した様に、
特に問題の無いケースです。
彼女も、ちょっと変だなと思いつつも、
特に心配はしなかったそうです。
ところが、2ヵ月位前から、
娘さんが奇妙な言葉を、指差しながら言う様になったそうです。
それは、天井を差しながら、
「パー」と言うのだそうです。
通常、赤ちゃんが言う「パー」とは、
お父さんの事です。
つまり、まだ「パパ」が言えなくて、「パー」となるらしいのです。
赤ちゃんが、お父さんを「パー」と呼んでくれるのは、
とても微笑ましい事です。
しかし、目の前の娘さんは天井の方に向って「パー」と言うのです。
彼女は、なんか変な感じを受けたといいます。
娘さんが「パー」と言う時は、必ずご主人は会社に居て、
家には居ない時に言うのだと言います。
赤ちゃんの言語の発達は、それぞれ個性があり、
一概には言えません。
ただ、通常は、生後2ヵ月になるまでは言葉を発せる事は出来ない子がほとんどで、
生後3ヶ月になり、やっと口から洩れた音が、
「あ」か「う」に聞こえる様になります。
そして、生後5ヶ月位になると、
自分の意思で、音を出す様になり、唇も使って、
「ブー」とか、「バー」とか言えるようになり、
生後9ヵ月になると、繰り返し言葉言えるようになって、
「マンマン」とか「あーあー」と何か話そうという感じが見て取れます。
でも、実際に自分で判断して、これがお父さん、これがお母さんだと区別して、
それぞれ「パー」とか「マー」とか言えるようになるのは1歳を過ぎてからで、
そして、「ママ、抱っこ」など2語言えるようになるのは、
2歳を過ぎてからだと言われています。
(もちろん個人差が激しいのが赤ちゃんです。)
そういう意味では、今回の相談者の赤ちゃんは、
1歳4ヶ月で、天井の方を見て「パー」と言い出したのですから、
通常は、自分の意思で、なにか天井の付近に、
「パー」と言える様なものを見えているんだな。と思われました。
そして、普通は「パー」はお父さんを意味しているのです。
今、家に居ないはずのお父さんを、
天井を指差して「パー」という娘にちょっと嫌な気持ちになったそうですが、
それでも、「パー」が絶対「パパ」と限りません。
何かの破裂音だったり、違う物を「パー」と表現しているかもしれないのです。
ところが、1ヵ月程前から、
その「パー」が「パパ」に代わってきたのだと言うのです。
つまり、誰も居ない天井や高い所を指差して、
「パパ」と言う様になったのだそうです。
これにはさすがの彼女も、「ゾッ」としたそうです。
そして、彼女が直ぐに心配したのは、
もしかして、夫が近く亡くなるとかの不吉な感情でした。
つまり、パパは死んで霊になるという意味じゃないかと言うのです。
天井に向って「ジイジ」とか言うのであれば、
ああ、亡くなったお祖父さんが来ているんだなと思えますが、
当のパパは生きているのです。
そのパパを霊の様に、天井付近にいると指差し「パパ」という娘。
これは何か不吉な出来事の前兆ではないでしょうか?
そんな相談でした。
やがて、意外な真相が分かるのです。
後半は、明日のブログに続く。