●死神が迎えに来る
私の機転がもう少しきけば、死を防げたかもしれないという案件がある。
今となっては、役に立てなかった自分が情けないのだが、
この出来事を隠して墓場まで持っていくよりも、
今後同じ事が起きそうな人への、警鐘として、
ここに残しておこうと、今日は筆を持つことにしました。
それは、ある奥さんからの電話相談だった。
「また、誰かが死ぬような気がするんです。」
彼女はいきなり、そう言った。
彼女は現在、夫婦と子供、そして彼女の母親との4人暮らしだと言うのだが、
2ヵ月前から母親が心臓の病気で入院していて、
先週、今度は夫がガンが見つかり入院したという。
お医者さんいわく、母親もご主人も、
治ると言われているそうだが、
彼女には1つ心配な事があるのだという。
それは、2ヵ月前から彼女には「胸騒ぎ」があるというのだ。
それも、誰かが死ぬのではないかという胸騒ぎが・・・
世の中には、人の死を感じる事が出来る人がいる。
それが彼女かどうかは分からないが、
彼女は、今まで3回、身近な死を予感した事があるという。
最初は彼女が小学生3年生の時、
「誰かが死んじゃう。」と急にみんなの前で泣きだしたという。
すると、その1ヶ月後に祖父が亡くなったのだ。
そして、次に感じたのは彼女が中学生の時だったと言う。
急に寂しくなり、誰かがいなくなるという胸騒ぎが1ヵ月続いたという。
すると、父親が交通事故に遭い、その後亡くなったという。
また、2年前にまた急に寂しくなり、涙が止まらなくなったという。
もしかしたら、また誰か居なくなるのでは、と思っていると、
愛犬が急死したという。
そして今回である。
今回も、とても寂しくなり、
誰かが居なくなるという強い胸騒ぎがするのだという。
特に、今回はお母様とご主人の二人も入院しているので、
何が起きても不思議ではない。
どちらの存在も、彼女にとっては掛け替えのない存在なのである。
そして今回も、彼女はお墓の前で泣いている夢を何回も見るという。
しかも、今回は夢に死神らしきものも出て来るのだというのだ。
それは黒い服を着て、ただ不気味に立っているだけだが、
その男は明らかに、誰かを迎えに来たと、
彼女には伝わって来るのだという。
それは、死神が近々迎えに来る事にほかならないのだという。
こんな死神みたいなものが出て来るというのは、
もしかしたら、死は私自身の事でしょうか?と、聞かれたので、
「通常は、貴方では無いでしょう。
なにしろ、貴方がお墓の前で泣いているという設定ですから。」
と、一応答えたものの、未知の世界だけに断言は出来ない。
ただ、入院している二人はやはり心配である。
そこで彼女には、悪い夢と胸騒ぎがおさまるまで、
お母様のご先祖と、ご主人のご先祖に、守ってくれる様にお願いする事と、
病院のベッドの枕の下に、それぞれの亡くなった御先祖の写真を置き、
毎朝、そのご先祖にお水をあげて合掌する様にアドバイスした。
しかし、結果から言うと、
残念ながら、亡くなってしまったのである。
私は1つ、大きなミスをしてしまっていたのだった。
しかも、彼女が言うところの死神が、
居たのである。
後半は、明日のブログに続く。