●不倫の末、離婚した父
昨年は不倫の問題がいつもの年よりも多かった様に感じました。
申年(去る)だった事も関係があるとも言われましたが、
個人的には、個々の問題だと思っています。
占い師の所へどうかと言うと、
意外と不倫されている人よりも、不倫している側からの相談の方が多いのが現状です。
多分、不倫されている方は知らない人が多いのと、
不倫している側は、多少なりとも罪悪感があるのでしょう。
そんな不倫相談の中から1つ、ちょっと変わった相談があったので、
今日はその話をいたしましょう。
私の所のケースで言わせてもらうと、
占い師の所に持ち込まれる不倫相談のほぼ90%は不倫している女性からです。
結婚している人に恋してしまった女性、
結婚しているのに、独身の男性に恋してしまった女性、
そして、W不倫(ダブル不倫)している女性。
ちなみにW不倫とは、こっちも結婚しているし、相手も結婚している同士の恋です。
そんな不倫相談の中でも、異例だったのは、
私の所に来た相談が、不倫している当事者からではなく、
不倫している男性の子供から来たものだったのです。
仮に、その相談者の女性の名前を恵子さんとしておきましょう。
恵子さんの父親は、会社の部下の女性と不倫の末、離婚したそうです。
ただ、恵子さんは飲食店を経営している実家の長男と結婚していて、
父親の不倫を知った時には、もう嫁いでいたといいます。
父親はその後、不倫相手と結婚する前に病気で亡くなりました。
恵子さんや弟さんは、きっと罰が当たったんだと思ったそうです。
だから不倫相手も来るだろうお葬式にも行かなかったといいます。
また、離婚したのだから、母の手前仏壇で供養する事もなく、
墓参りなども一度も行っていないといいます。
そんな不倫の末離婚した父親が亡くなって1年経った時、
彼女から相談を受けたのでした。
最初は恵子さんが嫁いだ先の飲食店の経営が思わしくないという相談だったのですが、
他にも気になる事あるという事で聞くと、
最近亡くなった父親の夢を見るという事でした。
そこで父親の事を詳しく聞くと、上の様な事情が分かったのです。
こういう場合の私のアドバイスは決まっています。
彼女にはこう言いました。
「確かに、不倫して、貴方のお母さんを悲しませたのは、良く無かったと思います。
お母様とは離婚しましたが、貴方のお父さんには変わりはありません。
亡くなったら、許してあげてはどうですか。
貴方にとって、世界中でたった一人のお父さんなのだから。」
夫婦は元々赤の他人が一緒に暮らすのですから、難しい所も多々あるでしょう。
しかし、父親と子供は赤の他人ではありません。
離婚や浮気は、赤の他人同士の問題ですが、
子供にとって、離婚しても、父親はずっと血の繋がった父親なのです。
しかし、彼女は結婚するまで、
父親から愛され、可愛がられ育てられたといいます。
小さい頃は、彼女が行きたいと言えば、ディズニーランドにも動物園にも、
遊園地にも直ぐに行ったといいます。
彼女が学校で怪我をした時など、会社を早退して病院に駆け付けたそうで、
帰りはずっと彼女を家まで背中におぶって帰ったといいます。
「お父さんは、今でも貴方のお父さんなのです。
許してあげなさい。」
「さみしいって、
夢に出て来たんじゃないかな。」
彼女は私のアドバイスを受け入れ、
その後、お盆と命日には、父親の墓参りに行くといい、
時々父親の写真に向って、成仏を祈ってあげる様になったそうです。
すると、不思議な事に、
段々と飲食店の経営も良くなっていったそうです。
また、今まで妊娠出来なかったのに、妊娠したそうです。
(これはお父さんのお蔭かどうは分かりませんが)
子供にとって、例え離婚してもお父さんは、お父さんなのです。
亡くなったお父さんを供養してあげて、悪い事は1つも有りません。
むしろ、守護霊となって、守ってくれたり、幸せにしてくれたりします。
だから、どんなに気まずい別れをしてしまっても、
亡くなったなら、許してあげる事をお勧めします。
なぜなら、亡くなると、
また昔の優しいお父さんに戻って、貴方を守りたいと思っているからです。
「そうですよね。 お父さん。」
END