●天使の流産
流産と言っても、原因は色々あります。
ただ、3回流産を繰り返した場合、習慣流産の疑いがあり、
母体に何らかの原因があるかもしれないので、検査が必要となります。
例えば、
高プロラクチンというホルモンの値が高い場合、流産を繰り返す事が有りますし、
双角子宮、弓状子宮、重複子宮など,
子宮の形に異常があると流産しやすい事があります。
また、以前中絶の経験がある時、
その手術による子宮内腔癒着症や子宮頸管無力症が
起きている場合も流産しやすいので、手術で治しておく必要があるかもしれません。
よく切迫流産という事を聞きますが、この場合は、まだ赤ちゃんは死んでいません。
流産の兆候である出血や、お腹の張りなど流産の兆候があるのですが、
いぜん妊娠は継続中で、そんな時に切迫流産と告げられるます。
ただ、これはまだ流産の一歩前で、まだ流産にはなっていないという状態です。
早期に気がつき対処出来れば、問題無く出産でき、その後の影響もありません。
子供の誕生を楽しみにしていた家族にとって、
流産はとてもショックな出来事です。
特に最初の子供を失った悲しみは、経験者にしか分からないでしょう。
そんなお母さんが、相談に来られる事もあります。
子供を流産して失ってしまった悲しみに加え、
自分に何か不注意があったのではないか、
自分がもっと注意していれば流産させずに生ませてあげる事が出来たのではないか。
と、自分を責めている人が少なくありません。
確かに、妊娠中は、
■重い物を持たない様にする。
■立ち仕事はなるべく控える。(電車やバスでも)
■便秘しない様にする。
■階段の上り降りも控える。
■激しいSEXはしない。
などの注意点はあります。
しかし、流産してショックを受けている様なお母さんは、
大概そんな注意は十分はらっている方々です。
それでも流産してしまったのです。
もし、貴方の友人が、最初の子供を流産してしまい悲しんでいたら、
貴方だったら、何と声をかけてあげますか?
貴方がカウンセラーだとして、少し考えてみてから、先をお読み下さい。
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色々答えはあるでしょう。
どれが正解とは断言出来ませんが、
もし、貴方の言葉に、友人への愛が籠っていれば、それは正解なはずです。
では、私はなんと彼女に言ったかと言うと、
実は、人生最初の出産というのは、
戦国で言えば、いわば先陣の将です。
他にこの世に産まれたいが、最初は危険だからなぁ。と尻込みしている子に対して、
危険を承知で向かっていく、勇敢な魂でもあります。
流産の危険も承知で、貴方の子供に産まれて来る勇気ある子なのです。
だから、例え流産して生れて来れなかったとしても、
決してお母さんを怨んだりはしていません。
アメリカの霊能者の方は、そんな流産の事を、
天使の流産と呼んでいました。
「ママは、自分が妊娠出来るのか、悩んでいる時期があったよね。
ボクはこの世に生まれる事は出来なかったけど、
ママがちゃんと妊娠出来る事を証明したんだよ。
だから泣かないで。
ママは大丈夫、また頑張ってね。
バイバイ。ママ。」
END