●一族の仏壇
このお話は、昨日のブログ(●離婚危機を招いた意外な理由)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12233137885.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
ある電話相談での事でした。彼女は結婚6年目の方で仮にマリエさんとしておきましょう。
彼女は恋愛結婚の末、タケシさんと結婚、現在4歳の娘さんがいるという方でした。
マリエさんの話によると、タケシさんと結婚してから、
子供も産まれ、夫の仕事も順調、夫の家族とも仲良く暮らしていたという。
上のどの問題にも当てはまらないという。ところが、なぜか1年前頃から、
夫の親や、夫とも些細な事が原因で、段々と気まずくなってきていて、
最近、夫から、もう離婚も考えないとダメか。と離婚を匂わす様な事を言われたという。
お互いの相性も良く問題はありません。家相にも問題になる様な所はありませんでした。
そこで、夫タケシさんと仲が悪くなり始めた時期である約1年前に、
何か変わった事が無かったか、マリエさんに聞いてみました。
すると、彼女が覚えている限り、1年前に下記の様な事が起きたといいます。
①■愛犬のリリが亡くなった。愛犬のリリは、二人が結婚した時に、
一緒に買いに行った犬だったという。
②■実家で独り暮らしをしていたマリエさんのお母さんが、心臓発作で急死した。
マリエさんはシングルマザーの家庭で育ち、母一人で今まで育ててくれたという。
③■夫タケシさんが大事にしている車が、家族で外食している時に、
誰かに当て逃げされて、側面が凹んでいた。
④■マリエさんが家事をしている時、
誤ってタケシさんの家で大事にされていた皿を割ってしまった。
実は、上の4つの出来事の内、1つが今回の離婚危機の元々の原因になっていたのである。
貴方はどれが離婚の危機の原因の元になったと思いますか?
まず③は、誰かに車を当て逃げされたのであって、
夫婦間の問題には何ら関係はありまえせんので、除外ですね。
次に①の愛犬が死んだというのも、愛犬家なら誰もが経験する事です。
だからと言って、夫婦が離婚する方向には普通いかなでしょう。
残りは、②のマリエさんお母さんの急死か、④の割れた皿です。
まず、皿ですが、
確かにタケシさんの家で大事にされていた皿でしょう。
でも普段家事で使われている物は、いつかは割れるという事もあるのです。
よほど大事な物なら、使わないか、飾って置くに越した事はありません。
ちなみに、彼女が割ったという皿は、セーブルというフランスの高級なお皿で、
15万円位するものだったそうです。最悪弁償出来る範囲内です。
それに彼女が故意で割ったという訳ではありません。
金額的な問題ですから、夫婦が離婚の危機をむかえるという問題にはならないでしょう。
という事で、正解は③のマリエさんのお母さんの急死でした。
では、なぜ、お母さんの死が、夫婦の離婚問題にまで繋がったのでしょうか。
ここには、やってはいけないとされている事やってしまった決定的な過ちがあったのです。
しかし、私が思うに、
多分多くの人が知らないでやってしまっているのではないかと思います。
もし、これから話す事をやっているて、
夫婦間がうまくいっていないとか、
子供の精神状態がやや不安定とか、ひきこもりとかの問題を抱えているなら、
すぐに止めた方がいいです。
では、マリエさんが犯してしまった、やってはいけなかった事とは、
急死された亡きお母様の位牌と写真を、
夫の仏壇に飾って供養し始めた事でした。
多分、観察力のある方は、問題の下記の部分に注目したはずです。
②■実家で独り暮らしをしていたマリエさんのお母さんが、心臓発作で急死した。
マリエさんはシングルマザーの家庭で育ち、母一人で今まで育ててくれたという。
そうです。マリエさんは、シングルマザーの家庭で母一人で育ててくれたのです。
だから、お母様を埋葬した後、位牌を引き取って供養出来るのは、
マリエさんしかいませんでした。
そこで、彼女は夫のタケシさんに相談して、お母様の位牌もこの家に持って来て、
一緒に供養し始めたのです。
その時に、タケシさんも気軽に、仏壇が無いだろうから、
うちの仏壇で一緒に供養したらと、彼女に親切心から言ってあげたのも問題でした。
実は、一族の仏壇では、その家族以外の人をそこで供養してはいけないのです。
マリエさんは、結婚して籍をタケシさんの苗字にしたので、
もうマリエさんやその子供は、タケシさんの一族です。
でも、マリエさんのお母さんは違います。苗字も違います。
昔から、一族以外の者を、一族の仏壇で供養し続けると、
必ず悪い事が起きるとされているのです。
今回の様に、嫁いできた妻の実家の親兄弟はもちろん、
よくあるのは、一族の家で働いていた奉公人やお手伝いさんが亡くなった時、
身寄りがないという事で、一族の仏壇で供養したり、
最悪の場合には、一族の墓に入れてあげたりする事もあります。
すると、その一族は、滅亡したり、途絶えたりとそれ以後、悪い事が重なるのです。
今回の様に、マリエさんのお母さんをタケシさんの実家の仏壇で供養し始めてから、
段々と夫婦仲が悪くなっていったといいます。
それはまるで、タケシさんのご先祖が早くマリエさんのお母さんの位牌と写真に、
仏壇から出て行って欲しいと願うあまり、
手っ取り早いのは、供養しているマリエさん本人に、
この家から出て行ってもらおうとしたのかもしれません。
そうなれば、マリエさんのお母さんの位牌も写真も自動的に無くなります。
では、マリエさんは、どうすれば良かったのでしょうか?
母ひとり子ひとりだったのです。
マリエさんが、お母さんを供養しないで、誰が供養してあげるのでしょうか。
実は、マリエさんがお母さんの位牌と写真を、
タケシさんの家に持って来たのは、仕方が無い事で、それで良かったのです。
だって、彼女しかお母さんを供養する人がいないんですから。
では、どこがいけなかったのでしょうか?
お母さんの位牌と写真を、タケシさん一族の仏壇に入れたのが良く無かったのです。
だから、タケシさんの仏壇の隣に、もう1つ仏壇を買うとか、
簡易仏壇を作るとか、別の部屋に仏壇を作るとかすれば問題は無かったのです。
ただし、少しだけ注意する事が、4点ほどあります。
■マリエさんは、もう嫁いだ身です。
お母さんの供養をするのはいいのですが、
供養する時は、タケシさんの家を先に、お母さんの供養はその次にします。
■仏壇を作る時は、タケシさんの家よりも立派な仏壇にはしない
■仏壇をタケシさんの仏壇の上に置かない事。
出来れば、同じ高さか、それより低い位置に起きましょう。
■お供え物は、基本平等に置く。お母さんのだけ立派な物を置かない。
その後、
彼女はすぐに、お母さんの位牌と写真を、タケシさんの仏壇から取り除き、
段ボールで作った簡易仏壇に移したそうです。
元は仲の良いご夫婦で、可愛い子供もいるのですから、
きっと段々とタケシさんとの仲は、元の良い夫婦に戻っていくことでしょう。
今年一年、読んで頂き本当にありがとうございました。
貴方様のいいね!一票を支えに、なんとか頑張って、書かせて頂きました。
本当に感謝の一言です。ありがとう。
どうぞ、良い新年をお迎え下さいませ。
END