●独り言をつぶやく息子
東京では、54年ぶりの11月に雪という現象で、
一昨日から、急に寒くなりました。
朝、玄関を開けると寒い風が舞い込んで来て、寒さを身に浸みる事もあるでしょう。
昔は、寒風にあたり邪気におかされるて、病気になると云われていました。
下は、会津の武家屋敷の玄関です。
多分、皆さんもテレビドラマなどで、武家の屋敷の玄関正面に、
上の様な大きな衝立があるのを目にした方も多いでしょう。
これは外からの邪気を一旦せき止める意味があります。
霊的に言うと、その邪気に乗っかって、浮遊霊などが家の奥に入って来ない様に、
衝立を置き、玄関で浮遊霊をストップさせる効果があります。
勿論、平和な時代であれば、外からの冷気であったり、寒風を止める役割があり、
物騒な時代であれば、敵が一気に中に入って来るのを、
一旦せき止める意味もあります。
また、人の目も気になる所です。
玄関を開けたら、中の様子が一気に見えるというのは、
不用心であり、家の中の生活をさらしてしまう事になります。
そんな意味でも、玄関に衝立を置くのが良いとされます。
現在の家でも、玄関に大きな衝立を置くのはその意味もあります。
しかし、現代の住宅事情は、
昔の様に武家屋敷の様な大きな家を建てられるという人は希で、
中には、数十坪に3階建の家を建てるという方もいらっしゃいます。
時代と共に、家相も変わって、色々なケースが現われてきます。
私が扱った電話相談の中で、こんなものがありました。
それは、息子さんが、独り言をつぶやく様になったというのです。
そこでお母さんに詳しく聞くと、
どうやら現在住んでいる家に引越した頃からおかしくなった感じがあるといいます。
この家に引越して来るまでは、元気で明るい子だったそうです。
それが、今は独り事をつぶやいていて気持ちが悪い時があるといいます。
何かに憑りつかれたのでしょうか?
という相談でした。
引越してから、おかしくなったという場合、
その土地か、その家に問題がある可能性が高くなります。
土地を調べるのは、簡単では無いので、
電話占いでは、まずその家におかしな点が無いか確認します。
その場合、一番最初は家の見取り図を見せてもらいます。
すると、この家もかなり狭い土地に、無理に3階建の家を建てた感じでした。
狭い土地に、家を建てる人というのは、
なるべく無駄な空間を削ろうとしますから、玄関を小さくしがちです。
この家もそうでした。
狭い玄関の前に狭い廊下があり、狭い階段が続いていました。
私はこの狭い作りが気になったので、彼女に、
玄関を開けて、正面の写真を撮って見せて欲しいといいました。
それが下記の様な玄関から入ったすぐの写真です。
先の武家屋敷の話ではありませんが、
この家の玄関を開けると、邪気が一気に2階まで上っていってしまう造りです。
もし、階段が、一気に2階に行くのではなく、
途中で、曲がっていたり、
途中に踊り場があり、横に曲がっていて、
2階が見えなければ、まだ救われるのですが、
この様に、玄関を開けると、2階が見える造りは良くありません。
そして、問題の息子さんは、2階の部屋に住んでいました。
私は息子さんが独り言をつぶやき始めたのが、
この家に住み始めてからというのと、
この階段の造りは、関係があるかもしれないと思いました。
この家の造りでは、玄関から入る邪気が、一気に2階に流れ込んでいきます。
こういう家では、
子供が家から離れて言ったり、家族が分裂したり、
今回の様に、2階に住む人の精神に異常をきたす事もあります。
そこで、最初にお話しした武家屋敷の時の様に、
玄関から入る邪気を、一旦止めて、2階に行かない様にする衝立を、
玄関に入り口に置くのが良いのですが、
この家には、1つ大きな問題がありました。
それは玄関も、廊下も狭いという問題です。
つまり、そこに衝立を置くと、人が通れなくなってしまいます。
そこで、別の方法をとる事にしました。
それが”のれん”です。
皆さんは、お店の入り口にのれんがかかっているのを良く見ると思います。
この「のれん」は、通常は店がOPENしているか、
店が閉まっているかの判断をする宣伝の意味合いが大きいこの頃ですが、
昔は、やはり外からの寒風を防ぐという当初の意味がありました。
だから、のれんを漢字で書くと、暖簾(のれん)となり、
暖かいという字が最初に来るのです。
そして、昔の人はこの「のれん」をとても大事にしました。
店を守るという意味で、「のれんを守る」と表現したり、
優秀な弟子には、同じ店を出させる時に、
「のれん分け」と言って出させてあげました。
つまり、「のれん」と「衝立」は昔から似た様な遣い方をしていたのです。
そこで今回の狭い家の廊下に、
衝立を置けないというので、「のれん」を付ける様にアドバイスしました。
こんな感じになります。
すると、段々と息子さんは独り言を言わなくなったという事です。
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