●(上底+下底)×高さ÷2
先週だったか、
庭に物置を作ってから、運勢が悪くなったという家のお話をしました。
そして、物置を取り除いたら、運勢が良くなったという事を。
しかし、土地には色々あるもので、
そのまったく逆の話も知っています。
その家は、逆に物置を撤去してから運勢が悪くなったと言うのです。
電話相談してきた高木さんの家族は、
親からの遺産相続で、母屋を長男夫婦が譲り受けました。
そして、相続されてから半年が経った時、
庭の隅にあった物置を撤去したのです。
その物置は、親が家を建てた時に同時に設置したもので、
その後、風雨などのさらされかなり老朽化していたのもあって、
汚れや傷みがあり、景観も損ねていたので、取り壊したのだそうです。
ところが、その物置を壊してから、
段々と運勢が悪くなっていったというのです。
特にご主人は洋服店を営んでいたのですが、
その物置を壊した翌月から、売り上げが段々と落ちていったといいます。
また、半年後には息子さんが病気になったりと、
まったく良い事が無いといいます。
そこで、もしかしたら、
物置は壊してはいけない物だったのかと思ったそうです。
親から譲ってもらった建物をむやみに壊したのがいけなかったのではないか。
そう不安に思って、相談してきた様でした。
私も相談を受けた時は、思いましたよ。
「はたして、壊してはいけない物置なんてあるのだろうか?」
でも、聞くと特にお父様が苦労して作った物置とかでもなく、
市販の物置だったと言うし、
「何か、その物置に特別な物か何か入っていましたか?」と聞いても、
庭の道具とか、菜園用の肥料や、ペンキや自転車が入れられていただけで、
特に大切な物は入っていなかったといいます。
それじゃあ、その物置を壊しても、特に問題は無いはず。となり、
他に理由が無いか、色々話したのですが、
どうも他に考えらえる問題は見つかりません。
そこで、もう一度、
壊した物置について、詳しく考えてみる事にしたのです。
まず、壊した物置があった位置などが知りたかったので、
図面に印を付けて、送ってもらいました。
すると、送られてきた図面を見て、原因が一発で分かったんです。
高木さん家族が相続した実家の家は、
台形の土地だったのですね。
それも、物置があった場所は、
土地の一番鋭角になった場所にありました。
つまり、この土地の凶相である鋭角部分を物置で隠していたのです。
私は以前にも、三角形の土地などは、
鋭角部分に木を植えるといいですよ。とアドバイスした事がありますが、
土地が鋭角になっている部分は、木などを植えて、
土地を四角く使うと良いのです。
ところが、高木さん家族は、その鋭角部分を緩和していた物置を壊した為に、
鋭角の土地の凶相が、蘇ってしまったのです。
ちなみに、今日の題名、●(上辺+下辺)×高さ÷2
を見て、あっ、台形の面積の出し方だと直ぐに思った方は、
数学が得意な方でしょう。
また、ああ、今日は台形の土地の話だなと感づいた方は、
相当洞察力の優れた方です。
今回の電話相談で得た教訓は、
台形や、三角形の土地を持った場合、
鋭角部分に、物置を建てる事によって、
鋭角の凶相を和らげて、安全に暮らせる様になるという事でした。
木を植えると弊害が出そうな所では、とても有効な手段だと思います。
この相談以降、私は鋭角相の凶相を和らげる為に、
木を植えるか、物置を建てるといいですよ。とアドバイスしています。
この方の場合も、新しく同じ場所に物置を立て直す様にアドバイスしました。
END

