●庭にある4つの四角
このお話は、昨日のブログ(●見えない家相 5)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12213859086.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
ある主婦の方からの電話相談でした。
この2年、夫が急に怒りっぽくなり、彼女に対して怖くなったというのです。
■常にイライラしている様になって、家族との会話も減った。
■気分が悪いと、物に当たる様になった。お茶がまずいと言って茶碗を床に投げる。
■息子や娘、私への文句が多くなった。
■会社のイライラを家庭にも露骨に持ち込む様になった。
そんな事の積み重ねで、2年前より段々と家庭の空気が悪くなり、
家族と夫との会話も少なくなってきているという。
彼女は結婚25年目で、息子さんが2人と娘さん、ご主人の5人家族でした。
家は結婚した時に新築した家で、2階建ての大きな家で2階に6帖の部屋が4つ、
一階には大きなリビングと畳の部屋がありました。
ご主人の職業を聞くと、ある食品会社(一部上場会社)の取締役という事でした。
ご主人の性格が変わり始めたという2年前の出来事です。
2年前に、何があったのか。何が、ご主人の性格を変えていったのか。
しかし、奥さんにいくら聞いてみても、
2年前に別に変った事は何も起きていないと言うのです。
会社の事は良く分かりませんが、経営が悪くなったという話は聞きませんし、
誰かが亡くなったとかも無いし、子供達が何か問題を起こした事も無いといいます。
また、ご主人は健康的にも問題は無いといいます。
家相を診てみる事になりました。というのは、
ご主人は急変したのでは無く、段々と悪くなったという事です。
こういう現象は、家相特有の現象です。悪い家相の家に住むと、
段々とその悪い影響が時間をかけて、その家に住む間に、表に出て来るのです。
しかし、その考えもすぐに打ち消されました。
なにしろ、彼女達はもう25年もこの新築の家に住んでいるのです。
2年前から悪くなってきたと言っても、23年間は夫婦円満だったのです。
ちなみに、2年~4年前に何か家を修復したり、
増築した所は無いか聞いてみましたが、無いという事でした。
これでは、家相の問題も、無いな。と言わざる負えません。
念の為に、彼女がお住いの2階建ての家相も見せてもらい、
チェックしたのですが、特に気になる様な所はありませんでした。
もう私に出来る事は無いなと思いましたが、最後に彼女に、こんな事を聞きました。
「円満だった頃からみて、ご主人の行動で変わったなと思う事は何かありますか?」
すると、1つだけ私が気になる答えがありました。それは、
夫婦円満だった時は、毎日の様に庭に出て、歩き回ったり、庭いじりしていたのが、
ここ2年は、3日に一度位になったといいます。
つまり、昔ほど庭に出なくなったというのです。
別に腰が痛くなったとか、付近にビルが建ったという訳でも無いといいます。
ちょっとだけ庭が気になりました。そこで庭の見取り図も見せてもらう事したのです。
やがて、メールで届いた庭の見取り図を見て、思わず彼女に聞きました。
この四角いのは何ですか?
メールで届いた庭の見取り図の中に、
鉛筆で加筆された、4つの四角く囲んだものがありました。
その四角く囲んだ印は、長方形の形をしており、
大きさはそれぞれ同じで、畳1帖ほどの大きさをしていました。
1つは家の北側にあり、1つは家の西側に。
そして残りの2つは縦に並ぶようにして、家の東側にありました。
「この四角いのは何ですか?」
「ああ、それは、
物置です。」
「4つとも?」
「はい。」
なんと、一軒の住宅に物置が4つあったのです。
この4つの物置以外には、特に気になるものは庭にはありませんでした。
そこで、これらの物置について奥さんにお聞きしました。
今回の問題と、これらの庭の物置が関係しているのかどうかは、
物置がいつ建てられたかを聞けば分かると思ったからです。
奥さんの話では、
まず最初に建てられた物置は、北側にある物置で、
この家を新築した翌年に、庭の手入れの為の道具を保管する為に、
ご主人用に、設置されたといいます。
当初は、物置はこの1つだったのですが、
3年前に、長女のたってのお願いで、東側にも物置を建てたといいます。
多彩な趣味を持っていた長女は、その物置に使わないものなどを仕舞う事によって、
見る間に部屋が綺麗になり、広々とした部屋になったそうです。
ところが、それを見ていた長男と次男も、
僕も物置が欲しいと言い出したそうです。
やがて、東側にも長男と次男用の物置が買われて、設置されたといいます。
多すぎる物置。
そして、3年前という時期。
私はこれが原因かもしれないと、奥さんに言いました。
実はあまり知られていない事なので、見落としがちですが、
物置も家相に入るのです。
だから、家の見取り図だけを鑑定していると、今回の様に、
その図面だけでは見えない家相が、影響していたりする事があるのです。
では、具体的に庭に物置が多くあると、
どんな事が不運な事がおきやすいかと言うと、
■まず、今回の相談の様に、家主(通常は父親)が怒りやすくなる。
家族VS父親になり、余り家族間での会話も無くなっていったりする。
■なぜか家主ばかりが、病気になったりする。
■仲が良かった家族が分裂する。
■ご主人が暴力を振るう様になる。
上のどれかが起きやすくなります。
それでも、物置も庭に1つなら、悪くなるという事は滅多にありません。
家運が下がり始めるのは、庭に物置が2つ出来てからです。
また多すぎる物置は、目の行き届かない物置も出来やすく、
中にはハチが巣を作っていたり、
汚くしている物置に浮遊霊が住み着いたりという家もあります。
もし、貴方の家の庭に、長年開けた事の無い、
何となく気持ちが悪い感じの物置があるのであれば、
まずは、日が照っている午前中に、ドアを開けっぱなしにして、
3時間ぐらい風通しを良くしてから、入り口の角2ヵ所に盛り塩をして、(可能なら角4か所)
浮遊霊は出て行って下さいと。塩に念を込める。
その後、晴れた午前中に、要らないものの片づけもしくは断捨離します。
それから取り壊すか、綺麗に使うかを決めましょう。
ちなみに、物置について付け加えるなら、
物置を家の屋上や、ベランダに建てるというのも家運を下げます。
だから、物置を建てるという考えから、
なるべく断捨離出来る自分にもっていく方が良いと思います。
もしくはお金に余裕があるなら、家の敷地以外の場所にトランクルームを借りるとか。
基本的な開運法は、物置を減らす事しかありませんので、
今回の相談者の場合も、平等に3つの物置を撤去する方向で考えるとの事でした。
最後に、
今回の家庭の様に庭に物置を建てない場合、
家の中の余り使わない部屋に、荷物を大量にしまいこみ、
その部屋が物置状態になっている家は、結構あると思います。
別にそれはそれで仕方ないと思いますが、
1つだけ言わせて頂くと、
もし、物置状態にする部屋が、どうしても家に出来てしまうという場合、
その部屋は、家の北側か、西側の部屋を物置に使う様にして下さい。
物置になる部屋が、家の南側か西側の部屋であれば、家運が下がりはじめます。
それは外に建てる物置も同じ事です。
なるべく物置は家の北側か、西側に建てるのが良い位置となります。
END