●結界をはる
結界をはる。と言っても、
普通の方には馴染みの無い言葉でしょう。
そこで具体的に寄せられた相談例を挙げてご説明いたしましょう。
例1■
「都内のマンションに住んでいます。
先日隣の部屋で殺人事件がありました。
すぐ隣なので、とても怖いです。
亡くなった隣人とは面識は無いのですが、
隣だけにさ迷って来るのではないかと、夜怖くて電気を点けっぱなしにする事も。
かといって、すぐに引っ越す事など出来ません。」
例2■
「先日、家の前の池で男の子が溺れて亡くなりました。
私の家は丁度池から見て風下にあたるので、
普段から池の方から風が吹いてきます。
それが余計不気味に感じる毎日です。
また、前の池では他にも亡くなった方がいて、その事もあるので、
両親に言っても、当分引っ越す余裕は無いと言われました。
何か魔除けの方法は無いでしょうか。」
この2例の相談ですが、
いずれも、亡くなった方の霊を怖がっている例です。
他にも、隣が空家で気持ちが悪いとか、隣で自殺した人がいるとか、
火事があって亡くなっているなど、
似た様な事例にも、使える方法なので、覚えておくといいでしょう。
ただ、最初に言っておきますが、
隣で誰か亡くなっても、すぐにこちらに来るという事は無いのが普通です。
でも、どちらかと言うと、隣の人が亡くなった事を、
怖い怖いと思っている気持ちそれ自体が、あまりよく有りません。
そういうネガティブな気持ちが、余計な霊を呼び寄せてしまいます。
その意味では、上の2例とも相談者が怖がっているので、
その気持ち自体が、悪いものを引き寄せる可能性がある相談でした。
そういう悪いものや、幽霊などが家に来ない様にする方法としては、
境界線を作って、霊を引き寄せにくくします。
占い師の間では、その境界線を作る作業を、
「結界(けっかい)をはる」と言っています。
私が現地に行って、やってあげれば簡単ですが、
当然、相談料+出張料+交通費がかかり、金銭的にバカになりません。
でも、そんなに難しい事ではないので、私にお金を払わなくても、
貴方でも下を読めば簡単に出来るので、やってみて下さい。
まず、最初の例1■から考えてみましょう。
マンションの隣の部屋で殺人事件です。
私が相談者に最初にアドバイスしたのは、
とにかく、気にしない事です。
気にする事が、逆に関心があると思われて、頼られて来てしまいます。
もし隣の人の事が頭に浮かんだら、天国に行ったと思って、
頭から早く消す事です。音楽を聞くのもいいでしょう。
ここで注意すべき事は、隣の方が亡くなったので、
よく手を合わせて成仏を祈る人がいるかと思いますが、お勧め出来ません。
この相談者の様に、まったく面識の無い隣人なら、
手を合わせて成仏を祈る行為事体が、隣の霊を呼び寄せてしまいます。
同様にして、よく道端の事故現場に花が飾られていると、
手を合わせて成仏を祈っている人がいますが、
それも見ず知らずの人なら、止めた方がいいです。
あてにされて、頼られてしまう時があります。
次に間取りを聞くと、ベランダが隣の家と続いている事が分かりました。
そこで、そのベランダの隣との境界線に結界をはることにしました。
●まずスーパーに行って、塩(海の塩)を買ってきます。
●100円ショップに行って、太いハケを買ってきます。
●買ってきた塩を、いつも行くもしくは近くの神社に持っていき、
「この塩に結界を作れる力をお与えください。」
とお祈りして、5分置いておきます。
●容器の中に、とても濃い塩水を作ります。
●その塩水にハケをつけて、隣との境界線に塩水の線を引きます。
この時に、ここより他人は入れない。と言いながら念を込めて書いて下さい。
これで完了です。
次に例2■のケースです。
この場合、地面が土なので、ハケは使いません。
●まずスーパーに行って、塩(海の塩)を買ってきます。
●買ってきた塩を、いつも行くもしくは近くの神社に持っていき、
「この塩に結界を作れる力をお与えください。」
とお祈りして、5分置いておきます。
ただし、家に神棚がある方は、神棚に1日供えてから使って下さい。
●その塩を、池と家との境界線に線を引く様に少しずつ巻いていきます。
この時に、ここより他人は入れない。と言いながら念を込めてまいて下さい。
もし、貴方のお友達が怖がっていたら、
教えてあげて下さい。
何かしら対策をしたという事自体が、
安心感につながり、恐怖感を失くしますよ。
END