●霊道を作ったもの
このお話は、一昨日のブログ(●霊が居るワンルーム)の続きです。
従って、一昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12205165680.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
[前回までのあらすじ]
それはあるOLの方からの電話相談でした。
彼女は、会社から2駅離れた場所のワンルームマンションを借りて、
独り暮らしを始めたばかりだと言います。
ところが、このマンションに引っ越して、2ヵ月経った頃から、
この部屋に霊現象らしき事が起きる様になったという。
部屋で勉強をしていると、後ろをスーッと誰か通った様な感じがして、
その瞬間、鳥肌が立つ時があるという。また、窓は閉まっているのに、
部屋の中を風がふいたりするのだという。そして、一番怖かったのは、
彼女がベッドで本を読んでいる時、フフフという笑い声がしたというのだ。
絶対この部屋に、何か霊が居ると言う彼女。
霊の笑い声とか溜め息がはっきりと、耳元で聞こえて、
それは1回じゃ無く、もう今までに3回は聞いているというし、
それは隣からとか、外からの声じゃ無いというから、
やっぱり、部屋に何かしら問題があるのかもしれない。
話を色々聞いていて、1つだけ分かった事があった。
全て、ベットの前か、ベッドに横になって本を読んでいたりする時だという。
つまり、このワンルームで起きる怪現象は、全てベッド周辺で起きているのである。
台所や玄関、トイレや風呂に入っている時には、起きていないという。
そこで当然ベッドが怪しいと思ったのだが、組み立て式の新品を買った物だという。
それでまた分からなくなってしまった。
もう1つ、私が当初から疑問に思っていたのが、霊現象が起き始めたのが、
このマンションに引っ越して2ヵ月経った頃からだという事である。遅すぎないか?
彼女が「ベットの写真、メールしましょうか?」と言ってきた。
それが下記である。

参照http://eclectiquedesign.com/5-cheap-ways-to-decorate-your-bedroom-in-the-uni/
最初上の写真を見た時は、別に何にも感じ無かったのだが、
5分位見ていただろうか。
ふと、
もしかしたら、と思って、彼女に聞いてみたのである。
「壁に結構大きなポスターが沢山飾られていますが、
もしかして、
この写真に写っていない反対側の壁にもポスター飾ってありますか?」
すると彼女は、
反対側の壁にも、大きなポスターが沢山貼ってあるという。
実は、ポスターや写真を部屋に貼る事自体は悪く無いのだが、
貼り方や、状況によっては、今回の様に良く無い場合があるのである。
基本、絵は問題無いのだが、
注意して欲しいのは、人物の写真である。
つまりアイドルのポスターなんかである。
小さい写真であれば、余り問題にはならないのだが、
特に注意が必要なのは、
等身大以上と思われる大きさの顔写真があるポスターや写真で、
視線が正面を見ているポスターと写真である。
例で言うと、
下記の写真は、アメーバニュースに掲載された蓮舫代表の写真2枚である。
そして、右(→)の写真は、目が正面を向いていない。
気を付けないといけない写真は、
左(←)の真っ直ぐこちらを見ている写真の方だ。
つまり、貴方が写真を見ると、写真の人物も貴方を見つめていて、
貴方と視線が合う写真に注意が必要となる。
どうだろう? 上の2枚の写真を見て、
やっぱり、左(←)の真っ直ぐこちらを見ている写真を見た時の方が、
なんか、気持ちの変化というか、
右の写真を見た時よりも、ドキッとする感情になったりしないだろうか。
これは貴方の目線と、写真の目線が繋がり、そこに感情が加わり、
目線を外した後にも、ここに目線の痕跡が少し残る。
特に普通の写真とは違って、部屋に終始飾っているほどだから、
好きという感情が入ったり、何度も何度も見ているはずである。
実は、通常は、この正面を見ている写真を部屋に貼っても問題無いのだが、
問題の相談者の部屋の場合、
この正面を見ている写真が、反対の壁にも貼ってあったのである。
つまり、正面を見ている写真が、右の壁と左の壁に飾ってあり、
写真同士が、見つめ合っている位置になっていたのである。
そうなると、お互いの写真からの目線が繋がって、
左の壁のポスターの目線と、右の壁のポスターの目線が繋がる事により、
そこに目線が作る霊道が出来てしまう事があるのである。
そして、その霊道に引きつけらえてやってくる霊が、
その部屋で霊現象や、住人の体の不調を起こさせる事があるのである。
こういう場合、
まずはその問題のポスターをどちらか外して様子を見る事である。
ポスターを外してから1週間、霊現象等が起きなければ、
今までの霊現象は、ポルターが作った霊道による、
ただの通りすがりの霊によるもので、
再びポスターを両壁に飾らない限り、もう大丈夫だろう。
ちなみに、両側にポスターを貼らないで、
片面の壁だけにポスターを貼っただけでも問題になる場合も希にあるので、
この機会に、ついでに話しておきましょう。
それは、ポスターの目線の先に墓地、幽霊屋敷、同じ高さの団地がある場合です。
そういう状況なら、片側でも、ポスターや写真は余り飾らない方が良い。
ポスターは1枚なので、霊道が出来るという理由では無いです。
(ただ、正面に鏡がある場合、1枚でも霊道が出来る可能性があります。)
ちょっと説明が難しいのですが、
例えば、想像してみて下さい。
貴方は、今、団地の5階に住んでいます。
貴方の団地の直ぐ前にも、5階建ての団地があります。
そして、貴方は部屋の窓から、外を見たとします。
「良い空気だなぁ。」と背伸びして深呼吸しました。
ところが、貴方はある事に気がつきます。
それは、真正面にある団地の一室から、
貴方の様子をじっと見ている男性が居たのです。
男の目線は、ずっと貴方の事を見ていて目線を外そうとしません。
いつまでも、いつまでも、じっと貴方の様子を見続けているのです。
さあ、貴方はどう思いますか?
「何、あの男、さっきからずっと、こっちを見て!」
と思いませんか?
でも、よくよく見てみると、その男はポスターの写真だったのです。
「なんだポスターだったのか。」と一安心。
でも、窓から外を見るたんびに、なぜか目はポスターに・・・
分かってはいるのだけど、段々腹が立ってくる。
こういう現象を、目を付けられる。と私はよんでいます。
こういう事が、ポスターの目線の先が墓地や幽霊屋敷の場合も、
起こる事があります。
霊道は出来ないにしても、変な人や変な霊に目を付けられるというのは、
お勧め出来ません。要らぬ怒りを買ったりするからです。
上のケースと似てるのが、
例えば、貴方が働いている会社の女性の上司が、
指に恋人から貰ったという1億円の指輪をはめて見せてくれたとしよう。
始めは、綺麗ですね。もう一回見せてもらえますかぁ。
とか言っていても、
毎日、毎日見せつけられていると、段々頭に来たりする。
つまり、普通に暮らしていたら、気にならないはずなのに、
それがいつも、いつも目線の先にあると、つい気になってしまい、
しまいには、頭に来るようになってしまう事があるのである。
部屋の中のポスターの場合、通常は、
カーテンをしたりすれば外から見えないので、問題は無いが、
たまに、階段に貼ってあったり、車に貼ってあったり、
常に部屋を開けていたり、カーテンをしなかったり、
窓に直接ポスターを貼ったりする人がいるので、そういう場合は注意が必要である。
ちなみに、今回の相談者の場合、
片一方のポスターを外してからは、霊現象は起きなくなったという。
END


