●霊現象を呼んだもの
このお話は、昨日のブログ(●霊が居るワンルーム)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12205165680.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
それはあるOLの方からの電話相談でした。
彼女は、会社から2駅離れた場所のワンルームマンションを借りて、
独り暮らしを始めたばかりだと言います。
ところが、このマンションに引っ越して、2ヵ月経った頃から、
この部屋に霊現象らしき事が起きる様になったという。
部屋で勉強をしていると、後ろをスーッと誰か通った様な感じがして、
その瞬間、鳥肌が立つ時があるという。また、窓は閉まっているのに、
部屋の中を風がふいたりするのだという。そして、一番怖かったのは、
彼女がベッドで本を読んでいる時、フフフという笑い声がしたというのだ。
絶対この部屋に何か霊が居ると思ったという。ちなみに契約時に交わした書類には、
このワンルームが、事故物件であるという記載は無かったという。
そして、値段も特に安いという物件では無かったそうだ。
彼女は一応メールで、そのワンルームの見取り図を送ってきてくれた。
それが下記。
彼女の部屋は南向きで、図面からは問題は特に見当たらなかった。
この時点では、私はまだ何も分からなかった。
大体電話相談で、相手の家に出る霊の事を知るのは難しい。
本当は、そのワンルームマンションに行ってみるのが一番良いのだが、
それだと電話相談の金額では済まないし、
場所も遠かったりするので交通費もかかったりする。
なるべくなら、この電話だけで解決出来ればといつも思っている。
話を聞いても、図面を診ても、
霊が出るという閃きが無い。
ただ、この子、幽霊そのものは目撃してないんだよね。
霊が居る気配と、謎の風と、霊の声(笑い声)だけなんだよね。
「そのワンルームに引越す前はどうでしたか?」 と、聞くと、
今までそんな事を、経験した事は無かったといいます。
謎の風だけだったら、生霊という可能性もあるんだけど、
霊の笑い声とか溜め息がはっきりと、耳元で聞こえて、
それは1回じゃ無く、もう今までに3回は聞いているというし、
それは隣からとか、外からの声じゃ無いというから、
やっぱり、部屋に何かしら問題があるのかもしれない。
ただ、話を色々聞いていて、
1つだけ分かった事があった。
例えば、最初の霊がスーッと誰か通った様な感じがしたというのが、
今まで2回程あったそうだが、
一回目はベッドの前の机で勉強している時、後ろにスーッと霊が通った気配。
二回目は台所で料理をしていてたら、ベットの方でスーッと霊が通った気配。
また、窓は閉まっているのに、部屋の中を風がふいたりするのは、
全てベッドの前に座って、テレビを見ている時だったという。
そして、霊の笑い声とか溜め息がはっきりと、耳元で聞こえたのも、
全て、ベットの前か、ベッドに横になって本を読んでいたりする時だという。
つまり、このワンルームで起きる怪現象は、全て、
ベッドの周辺で起きているのである。
念の為に聞いてみたが、
台所や玄関、トイレや風呂に入っている時には、起きていないという。
そこで、当然ベッドが怪しいと思ったのだが、
ベッドはこのワンルームに入居に合せて、組み立て式の新品を買った物だという。
それでまた分からなくなってしまった。
もう1つ、私が当初から疑問に思っていたのが、
霊現象が起き始めたのが、
このマンションに引っ越して、2ヵ月経った頃からだという事である。
通常、もしそのワンルームに地縛霊が居たりするなら、
引越してから一週間位で、何かしらの霊現象が起きるのが普通である。
それが引っ越して、2ヵ月経った頃からって、
遅すぎないか?
さっぱり分からない。
電話相談じゃ無理だな。
やっぱり、実際にそのワンルームマンションに行ってみないとダメかなぁ。
と、私が半分諦めの気持ちになって黙っていた。
すると、彼女が、
「ベットの写真、メールしましょうか?」と言ってきた。
私もちょっと行き詰っていたので、「お願いします。」と、
内心、新品のベッドを見ても、無駄だろうという気持ちを持ちつつ、
せっかく送ってくれるというので、送ってもらった。
ちなみに、電話相談だったので、
まさかこの様に当時ブログに書くとまで思っていなかった。
写真の掲載の許可は彼女に取っていないので、似た様な写真を探してみました。
それが下記である。
参照http://eclectiquedesign.com/5-cheap-ways-to-decorate-your-bedroom-in-the-uni/
最初、上の写真を見た時は、別に何にも感じ無かったのだが、
しかし、5分位見ていただろうか。
ふと、
もしかしたら、と思って、彼女に聞いてみたのである。
すると、
ある恐ろしい事が分かったのである。
上の写真がきっかけとなり、
私が気づいた、この部屋の恐ろしい事とは、
最終話は、明日のブログに続く。

