●代々その家を守っているもの

 

 

 


このお話は、昨日のブログ(●車購入後に不幸が連続する家)の続きです。

 

 

 

従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12203597767.html

 

 

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 

 

 

ある不思議な相談が舞い込みました。それは、車を買ってからというもの、

 

それと同時に、我が家に立て続けに不幸が舞い込み始めたというのです。

 

小田さんの家族は、東京の一軒家に住むご家庭で、

 

小田さん夫婦と3歳になる娘さんとお祖母さんの4人暮らし、

 

4年前にお祖父さんを亡くし、それまで家が駅から歩いて15分程度だった事と、

 

家の前から時々バスも出ていたので、今まで車を所有した事は無かったという。

 

曾お祖父さんの時も、お祖父さんの時もやはり、車は所有した事は無かったという。

 

曾お祖父さんも、お祖父さんも、車など必要無いが口癖だった。

 

しかし、子供が出来ると、色々な所に行きたくなる。

 

お祖母さんを温泉にも連れてってあげたい

 

また近くの幼稚園が満杯だという事を聞くと、娘を幼稚園にも行かせられない。

 

そんな事で、車絶対反対のお祖父さんが亡くなると、

 

遺された小田さん夫婦は、急速に車が欲しくなったという。

 

やがて、小田さん夫婦は、念願の新車を購入。最初に行ったのは、

 

家族全員で温泉スパだったという。ところが、3回目に温泉に出かけた時、

 

なんと家族全員で出かけた隙に、空き巣に入られたというのである。

 

それからも、お祖母さんが庭に出る時につまづき転倒時に腕を骨折。

 

小田さんの奥さんも、自転車を盗まれたという。

 

また、車での接触事故で、被害者の自転車の老人に賠償金を払ったり、

 

バック時に、車を電柱にぶつける自損事故でトランクが凹んだという。

 

これらが、車を買ってから3ヶ月の間に全て起きた事なのだという。

 

奥さんが今回相談してきた理由の1つに、彼女が見たという夢にあるという。

 

それは、車を買う1ヵ月前に見たという夢なのだが、

 

そこに4年前に亡くなったお義父さんが出て来て、

 

「車を買ってはいけない。」と言われたというのである。その事を夫に言うと、

 

「親父はいつもそう言ってたからな。その事を思い出して、

 

 そんな夢をみたのだろう。」と言って取り合ってくれなかったという。

 

しかし、いざ車を購入してみると、なんか不幸続きで、段々怖くなったという。

 

直接被害に遭っていないのは、娘さんだけなので、

 

今度は娘に何か起きるのではないかと心配だという。

 

これは、反対されていた車を買った報いなのでしょうか。

 

不幸はこれからも続くのでしょうか。そんな電話相談だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さて、上の様な相談って、結構寄せらえてきます。

 

 

あの自転車を買ってから悪い事ばかり起きるとか、

 

 

あのオートバイを買ってから、運勢が悪いとか。

 

 

 

 


今回の相談は車ですが、

 

 

基本、何でもそうですが、

 

 

新車の場合は、前の使用者の念などが付いていないので、

 

 

それを買ったから、悪い事が起きるという事は考えられません。

 

 

 

 

 


それともう1つ、

 

 

私が小田家に連続する不幸の原因が、車では無いと感じたのは、

 

 

確かに、ご主人の車での接触事故と、

 

 

バック時に、車を電柱にぶつける自損事故は車が関係していますが、

 

 

奥さんの自転車が盗まれたり、

 

 

お祖母ちゃんの怪我や、家に空き巣が入られた事って、

 

 

車とは関係無いですよね。

 

 

なのに、車を買ってから起きていると、みんな車のせいになってしまう。

 

 

 

 

そこに無理があります。

 

 

 

 

 

 


私は、何か車以外で、この家に問題がある様な気がします。

 

 

それが何かは、まだ話を聞いただけでは分かりませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

やはり、一番気になるのは、

 

 

奥さんが見たという、亡きお義父さんの

 

 

「車を買ってはいけない。」という夢です。

 

 

 


これは単純に考えると、

 

 

車を買うと、不幸が訪れるという警告です。

 

 

多分、本来なら息子であるご主人の夢に出るところですが、

 

 

きっとご主人に言っても無駄だと分かっているからお嫁さんである奥さんのところに、

 

 

訴えて出たのでしょう。

 

 

 

もしくは、もう何回かご主人には訴えてもダメだったのかもしれません。

 

 

こういう事はよくある事です。

 

 

奥さんに夢で訴えれば、ご主人に言うだろうと思って出るのです。

 

 

 

 

 

 


では、なぜ車を買ってはいけないのでしょうか。

 

 

 

 

 

 


車が新車で、車自体には問題が無いとすれば、

 

 

考えられる事は、未来予知の警告です。

 

 

つまり、車を買えば、事故で誰かが亡くなるから、買ってはいけないという事です。

 

 

私はこれだと思いました。

 

 

 

 

 

なにしろ、ご主人は、たった3ヶ月の間に接触事故と自損事故を起こしています。

 

 

お世辞にも車の運転が上手いとはいえません。

 

 

 

 

聞くと、ご主人は長い間ペーパードライバーだったといいます。

 

 

これはきっと、車を買えばご主人が事故を起こして、

 

 

誰かが死んだり怪我したりするという警告の意味で、

 

 

車を買ってはいけないと夢で教えたのだろうと思いました。

 

 

多分、これで間違いないだろう。

 

 

それ以外には考えらない。

 

 

 

 

 

 


そこで、ご主人には、運転の練習をしたり、

 

 

慣れるまで遠出はせずに、慎重に近場だけに行く様にして、

 

 

車には亡きお祖父さんや曾お祖父さんの写真を乗せておく様に言いました。

 

 

 

 

 


しかし、そう言いながらも、何か引っかかりを感じていました。

 

 

 

 

 

それは、やはり奥さんが見たという夢でした。

 

 

■なぜ、車を買うなという直接的な夢を見させたのだろうか。

 

 

私なら、車で事故する夢でも見させるだろうなぁ。と思ったのと、

 

 

■そして、もう1つ、

 

 

 なぜ、奥さんはその夢を車を買う1ヵ月も前に見たのだろうか。

 

 

車を買う前日の方が、分かりやすいのになぁ。とも思ってました。

 

 

 

 


そこで、念の為に、奥さんに、

 

 

「車を買う一ヶ月前に、車を買う為に、何かしましたか?

 

 

 例えば、サラ金にお金を借りに行ったとか?」と聞いてみました。

 

 

 

というのは、

 

 

車を買う為に、借金をして、それが元で家計が苦しくなるという事もあるからです。

 

 

 

 

 

すると、

 

 

奥さんから意外な言葉が返ってきました。

 

 

 

「いえ、サラ金に手を出すなんて事はしませんでした。

 

 

 家にあった短刀を、売って車を買う事が出来たので・・・・」

 

 

と言ったのです。

 

 

 

つまり、車を買う1ヵ月前に、家にあった短刀を売って、

 

 

車を買う資金にしたというのです。

 

 

 

 


そこで、気になったので、どんな短刀かと聞くと、

 

 

昔から家にあったもので、値打ちものだと曾お祖父さんが言っていたので、

 

 

実際、刀を扱っている骨董店に売りに行くと、

 

 

70万円の値がついたという。

 

 

 

私はそれを聞いて、

 

 

「もしかして、その短刀、

 

 

 曾お祖父さんや、お祖父さんは、うちの家宝だとか言って無かった?」

 

 

と聞くと、

 

 

「ああ、言ってました。うちの家宝だよって。」

 

 

 


私は、ああ、それが原因だと感じました。

 

 

 

 


よっぽどの事が無い限り、家の家宝は手放してはいけないのです。

 

 

 

しかも、手放す時は、事情をよく先祖に説明し、

 

 

少なくとも1ヵ月は許しを乞う必要があるでしょう。

 

 

そうしないと、彼らの様に、家宝を手放した瞬間から、

 

 

今まで家を守って来てくれた守護霊が離れてしまう事になるのです。

 

 

 

 

 

多分、今までも空き巣に遭いやすい地域だったのでしょう。

 

 

それを守ってくれていたのが、家宝を手放した瞬間から、

 

 

全ての家の守りが外れてしまったのです。

 

 

お祖母さんが怪我したのも、家に置いてあった自転車が盗まれたのも、

 

 

もちろん車の接触事故なども、それが原因だと思いました。

 

 

 

 

 


そこで、彼女には、こうアドバイスしました。

 

 

まず、家の大事な家宝を売ってしまったお詫びを、先祖に一ヶ月謝る事。

 

 

出来れば家族全員で。

 

 

それから、お祖父さんが以前撮った、家宝の短刀の写真があるというので、

 

 

そのカラー写真を大きく引き伸ばして、

 

 

短刀の部分を切り取り、うまく立体に見える様に、なるべく原寸大に紙の短刀を作って

 

 

元あった床の間に飾る様にいいました。

 

 

例え紙の短刀でも、家族がそれが大事だったのだと、

 

 

認識したという表現が仏様に通じる可能性があります。

 

 

また、写真であっても、その写真は家宝の短刀ですから、

 

 

それを見て、ご先祖が懐かしんでくれる事も期待できるからです。

 

 

 

 

 


その後、小田さんは家族で仏壇やお墓で謝り、

 

 

紙の短刀も作って床の間に飾ったら、1年経った現在でも、

 

 

特に悪い事は起きなくなっているとの事だった。

 

 

 

 

 


小田さんの家の家宝は、短刀だったが、

 

 

短刀に限らず、家の家宝だと代々言い伝えられている物を処分する時は、

 

 

気を付けた方が良い。

 

 

例えば、短刀ではなく、壺だったり、掛け軸だったり、

 

 

変わった所では、門だったり、庭の大木だったり、井戸だったりする事がある。

 

 

 

 


代々継がれている家宝とは、ただ単に値打ちがあるというものではなく、

 

 

代々その家を守っている場合があるからだ。

 

 

まさに、お金には変えられない、その家の家宝なのである。

 

END