●知られざるナポレオン大失態の地

 


このお話は、昨日のブログ(●両目が見えなくなる霊障)の続きです。

 

従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12197806257.html

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]

 

 


私が当時留学していた時、とてもお世話になっていた日系人の方がいました。

 

 

ある日、その方の息子さんが結婚されたのですが、

 

 

結婚してからというもの、息子さんに謎の病が起きる様になったというのです。

 

 

急に目が見えなくなるというのです。

 

 

正確に言うと、急に瞼(まぶた)が重くなって、目が開かなくなるというのです。

 

 

見えなくなるのはホンの数分らしいのですがいつ現れるか分からないというのです。

 

 

さっそく息子さんにお会いして、話を聞く事になりました。

 

 

改めて本人から詳しい話を聞くと、1つ不思議な事が起きている事を聞いたのです。

 

 

それは、目が開かなくなる少し前に、必ずと言っていいほど、

 

 

「ピシッ!」と音が鳴ると言うのです。

 

 

そして、まるでその音が合図の様にして、彼の両目が見えなくなるのです。

 

 

私はそれを聞いて、何かは分からないが、霊現象だと感じました。

 

 

というのは、両目が見えなくなると言っても短時間な事。

 

 

そして、必ずその前に謎の音がするという事。

 

 

私が最初に注目したのは、結婚してから移り住んだ彼の家でした。

 

 

しかし、彼の新居に行ってみると、新築の綺麗な家だったのです。

 

 

そして土地にも、周りの環境にも問題は無さそうでした。

 

 

また、結婚後という事で、お嫁さん関係かなとも思いましたが、

 

 

これと言って気になる点は見つかりませんでした。

 

 

こうなると、もう手がかりがありません。私の頭の中は、もう謎だらけでした。

 

 

■なぜ、片目では無く、両目が同時に見えなくなるのだろう。

 

 

■なぜ、目が見えなくなる前に、「ピシッ!」と音が鳴るのだろう。

 

 

■なぜ、結婚してから目が見えなくなるという現象が起き始めたのだろう。

 

 

大学の友人の間で、よく当たるというある霊能者の話題が上がっていました。

 

 

私もいつかその霊能者の方に会ってみたいと思っていたのです。こうして、

 

 

私は息子さん夫婦と一緒に、その女性霊能者の方の所に診てもらいに行ったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


女性霊能者の家は、シアトルの郊外にありました。

 

 

行くまでは、アメリカの霊能者の方は、

 

 

どんなオドロオドロシイ家に住んでいるのかと、思っていましたが、

 

 

いざ着いてみると、極普通の平屋の家でした。

 

 

 

 


一応息子さん夫婦が予約をして行ったので、

 

 

ベルを鳴らすと、ご本人が出て来て出迎えてくれました。

 

 

 

 


さっそく、結婚以来、急に目が見えなくなる現象が起きる息子さんを、

 

 

診てもらう事になりました。

 

 

対面式で、女性霊能者の対面に彼が座り、霊視が始まりました。

 

 

私と奥さんは、邪魔にならない様に、

 

 

彼らと2m位離れた位置に座って見守ります。

 

 

 

 

 


霊能者の方は、じっと彼の顔の方もしくは、彼の後ろの方を見たり、

 

 

やや彼の頭の上辺りをみたりしながら、メモも取っていました。

 

 

 

 

 

 

 


そのまま10分位、何も話さずに、

 

 

霊能者の方はただただ彼を見ているという感じです。

 

 

 

 

 


日本だったら、10分間も何も話さないと、

 

 

「先生、大丈夫ですか?」って言われてしまうでしょうね。

 

 

 

 


私は横で10分も、二人をただ見つめていると、色々考えてしまいます。

 

 

霊能者の方は、はたして何て言うのだろうか。

 

 

本当に見えるのだろうか。とか、

 

 

やはり、土地が関係しているのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて、霊能者の方が、こんな事を言ったのです。

 

 

若い黒人の女性が出て来るんだけど、分かる?」っと。

 

 

しかし、息子さんは、若い黒人の女性の知り合いはいないといいます。

 

 

 

 

すると、再び霊能者の方が、

 

 

「その子がね。

 

 

 喋らないんだけど、絵を見せて来るんだよね。

 

 

 口をギュッと閉じて、目も閉じて、ムチで打たれている姿なんだけど、

 

 

 何か思い当たる事無い?」と。

 

 

 

 


しかし、息子さんは、

 

 

「いや~。無いですね。

 

 

 思い当たる事無いです。」

 

 

 

 


すると、霊能者の方は、再び霊視し始めると、

 

 

一言、こう言ったのです。

 

 

New Orleans(ニューオーリンズ)」

 

 

 


New Orleans だと思うんだけどね。」

 

 

 


 なにせその黒人の女の子は、口を閉じたままやっとこさ言うもんだから、

 

 

 わずかに鼻声みたいに聞き取れるというのだ。

 

 

 

 

 


すると、息子さんは意外な事を言った。

 

 

 


新婚旅行が、ニューオーリンズとダラスだったんです。」

 

 

 


なんと、息子さん夫婦は、新婚旅行にニューオーリンズに行っていたのである。

 

 

 


この瞬間、絶対結びつかないと思われていた、

 

 

若い黒人の女性の霊と、息子さんが結びついた気がした。

 

 

 

 

 

 

 


ニューオーリンズとは、アメリカ南部のルイジアナ州にある、

 

 

ルイジアナ州最大の都市で、ジャズ誕生の地でもある。

 

 

 

 

メキシコ湾に面しており、ミシシッピ川の河口に位置する港湾都市で、

 

 

昔は、ミシシッピ川流域の農産物(穀物や綿花)を輸出する為に、

 

 

沢山の黒人奴隷が雇われた町である。

 

 

 

現在でも、人口の3分の2は黒人という町である。

 

 

そして、貧困層の割合も全米平均の2倍だという。

 

 

 

先にニューオーリンズは、ルイジアナ州最大の都市といいましたが、

 

 

実はこのルイジアナ州、一昔前までは、

 

 

フランス領だったのをご存じでしょうか。

 

 

 

それは知らなくても、マリー・アントワネットは知っていますね。

 

 

実はそんな時代に、ルイジアナ州はフランス領だったのです。

 

 

そして、ルイジアナの「ルイ」ルイ14世にちなんで付けられた地名なのです。

 

 

ところが、ここであの歴史的有名人が大失態を犯します。

 

 

あのナポレオンが1803年、このルイジアナ州を、

 

 

アメリカにわずか1500万ドル(4000億円)で売ってしまったのです。

 

 

ちなみに、ルイジアナ州の大きさは、日本の約3分の1の面積と同じです。

 

 

それがたった4000億円だったのです。

 

 

すると、あちこちに綿花プランテーションが出来、ニューオーリンズの港が、

 

 

急激に盛んになりました。

 

 

それと同時に安い労働を求めて、黒人奴隷の数が急増しました。

 

 

すると、ここニューオーリンズでは、同じ黒人でも、

 

 

2つに分類される現象が起きます。

 

 

 

 

アフリカから奴隷として連れてこられた黒人奴隷達と

 

 

黒人奴隷と白人の間に生まれた混血の黒人達です。

 

 

 


この混血の黒人達を「クレオール」と呼んで区別しました。

 

 

黒人奴隷は入れない店でも、

 

 

黒人奴隷とは区別されたクレオールは、白人として扱われ、

 

 

白人同様の店に入れ、白人が行ける学校に行け教育を受ける事ができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな複雑な人種問題が絡んだ地、ニューオーリンズ

 

 

 


いったい、息子さん達の新婚旅行で何があったのか。

 

 

若い黒人の女の子の霊と、どう関係しているのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


その恐ろしい事実とは、


最終話は、明日のブログに続く。