●乳がんで全摘。病気ばかりで死にたい。
これは比較的最近の相談事案である。
私の事をひいきにしてくださっている会社の、
取締役の娘さん(仮に恵美さんとしておきます)が、
乳がんになって、とても落ち込んでいて、死んでしまいたいとまで家族に漏らしたという。
恵美さんは、社会人になって3年目には胃ガンになり手術、
その後、子宮筋腫で子宮全摘する事になり、
そして、今度は乳がんになったという。
家族5人の中で、こう病気ばかりしているのは、彼女だけで、
恵美さんも、何で自分だけが病気ばかりと嘆いているという。
家族で彼女だけが何故、何度も病気になるのか、
もしかして、霊的に何か彼女に悪い物が憑いていないか、診て欲しい。
そんな相談だった。
この相談、
はっきり言って、私の藩中ではない。
ざっと話を聞いた限り、胃ガンになり、子宮筋腫になり、
今度は乳がんになったという事で、お気の毒だが、それらは全部体の病気であり、
霊現象が起きたとか、不思議な現象が起きたとか、幽霊を見たという様な話は一切ない。
悩み事の全てが、病気となると、
私は医者では無いので、病気になった人を治療する事は出来ない。
本来なら、そう言って断る所だが、
取引先の会社の取締役の娘さんとなると、そうはいかない。
なにしろ、社長から直々に電話があって、よろしくと頼まれたのだ。
まぁ、会うだけ会ってみよう。
指定された電話番号に電話してみると、
意外にもそこは病院の一室ではなく、自宅だった。
乳がん告知されていても、まだ手術にはだいぶ日にちがあるという。
彼女とはその時の電話だけなく、その後ももう一度電話で話し、
お見舞いついでに会って話も聞いた。
彼女は現在、
乳がんの告知を受けたばかりだったが、口調から判断するととても元気そうだった。
死んでしまいたいとまで家族に漏らしたというが、
会って感じたのは、「この子は自殺しないだろう」という事。
多分、乳がんの告知直後のショックからつい出た言葉だろう。
ちなみに、よく女性の死亡原因の第一位は「大腸がん」とテレビに出ているが、
それはマヤカシである。
女性が1歳~100歳までを考えた場合、確かに大腸がんが一番であるが、
女性の30歳~60歳を切り取ってみると、
女性のがんによる死亡原因一位となっているのは、乳がんなのだ。
つまり、一番働きざかりの女性が注意すべきは、乳がんなのである。
恵美さんの場合、早期に入るという事だったが、全摘を医者から勧められたという。
現在彼女は、インプラントによる乳房再建を考えているとまで話してくれた。
ちなみに、乳房再建には、自家組織移植とインプラントという大きく2つ方法があり、
■自家組織移植とインプラントを比べた時、
インプラントは1時間位の日帰りでも出来る手術に対して、
自家組織移植は、5時間以上かかる手術で、2週間程度入院するという。
また、インプラントの見た目の傷は、乳房切除術の傷のみだが、
自家組織移植の傷跡は大きく残るという。
ただ、自家組織移植の良い点は、触っても自然な触感で温かく柔らかいの対して、
インプラントの方は、触るとやや硬く、姿勢によって形が変わり、仰向けに寝ると、
インプラントの形が分かる事がある。
また、少なくても2年に一回はの定期的な検診が必要になるという。
恵美さんは、インプラントによる乳房再建を選ぶというが、
医者によると、最近インプラントによる乳房再建を選ぶケースが増えているという。
それには理由がある。
実は、乳がんになった女性が、乳房再建をしなかったのには、その費用に問題があった。
今までは、乳房再建をするのに100万円以上のお金がかかっていたのだ。
それが、2013年の7月に、乳房再建が保険適用となった為に30万位に下がった。
それでも乳房再建をしなかった人が多かったのには、もう1つ理由があった。
保健が降りた乳房再建方法が、日本人の胸にはあまり合わない
ラウンド型のインプラントだけだったのだ。
日本人の胸に合う、自然な膨らみになる「しずく」の形の弾力のある新型が
改良されていたのだが、これは保険適用外だったので、
泣く泣くラウンド型にするか、高いお金を払うしか無かったのだ。
ところが、2014年の1月に、このしずく型のインプラントも保険適用となった。
しかも乳房再建では高額医療費制度を申請すると適用されるので、
お近くの市役所に高額医療費制度を申請すると、
わずか9万位で乳房再建が出来る様になった。
また、乳がんの手術で乳頭と乳輪を切除した場合でも、
乳房再建の手術から半年位の期間がたてば、
乳頭と乳輪の再建手術を行う事が出来るという。
(がんナビより)http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/201304/530088_2.html
ちなみに、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさん(37)は、
乳がん予防のために、両胸の乳腺切除の手術をおこない、
9週間後、乳房のかたちを再建するため、インプラントを埋めこむ手術を受けている。
さて、だいぶ話が乳がんの方に脱線してしまったが、
彼女の家に行って、彼女の部屋とか家も見せてもらったのだが、
特に問題は無かった。
何かに憑依されている感じも無い。
これはよいよ私には、何も出来ない案件だなと思いかけていた。
ところが、
雑談している内に、彼女が働いていた頃の話になり、
仕事場での悩みとかも聞いてあげていた時に、
ふと、
彼女の乳がんを始めとする、
度重なる病気の原因がなんとなく分かった感じがしたのである。
後半は、明日のブログに続く。
