●相模原19人刺殺被害者の匿名報道について




さて、今日は何を書こうかと、ニュースを見ていると、

さすがに戦後最悪の殺人事件だっただけに、

いまだにその余波は続いている。



その中でも、特に私が気になったのは、

障害者施設「津久井やまゆり園」で入居者19人が刺殺された事件で、

惨殺された障害者19人の名前を県警が非公表としたことについて、

「匿名にすると、事件の重みを伝えられなくなる」、

「遺族感情などを理由に、安易に匿名にすることは許されない。」

「障害者だけの名前を公表しない事は、逆差別だ!」という様な、

被害者の匿名報道について問題視される記事が多数ありました。


神奈川県警は、これについて、

「遺族から強い要望があった」ので、被害者を匿名で発表したとしている。






 

貴方はどう思いますか?



被害者の名前を公表すべきだと思いますか?

それとも、被害者を匿名報道にしたのは、それで良かったと思いますか?




 

私の意見は、最後に述べます。

下記を読む前に、貴方も一度考えてみてから、先をお読みください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも、こんな意見がありました。


相模原市が、植松聖容疑者に、

生活保護を受給させていたのは、問題があるという意見もあった。

確かに、働ける健康な体に、自家用車と家が有り、支えてくれる家族も居た。

なんで相模原市は、毎月彼に生活保護を払っていたのだろうか。

その生活保護費を遊興費に使っていたというから、あきれる。




 

 


さて、今回の匿名報道に対しての、私の意見ですが、


こういう命が奪われた事件は、全てのケースを一緒くたに考えてはならないと思います。

それぞれの事件が、それぞれに色々な問題を抱えていて、

それぞれに考えるべき事情があるはずです。





その上で、今回の事件を考えた時に、

私は、匿名報道で良いと思います。


 

それには理由が2つあります。


 


■犯人の植松聖容疑者は手紙の中で、

家族からも見放されて施設に監禁された障害者の悲惨な状況に言及してます。

きっと、植松聖容疑者に賛同はしないとしても、

障害者を施設に任せっぱなしはいかがなものか。と非難する人達もいる様です。

そんな中、もし被害者の実名を公開すれば、

被害者の家族に対して、批判が殺到する可能性があるのです。

もちろん、大半の方は励ましの声をかけてくれるでしょうが、

それでも一部の心無い人達は、

愛する家族を失っただけでも失意の中にいるのに、そこに追い打ちをかける様に、

電話や手紙などで、遺族に批判が向けられてしまいかねないのです。

それを防ぐ為にも、匿名報道を希望した遺族達の判断は当然かもしれません。




■そして、もう1つの理由は、「犯人の誤算」です。

今回の事件では19人という尊い命が奪われました。

そして、26人の方が重軽傷を負ったといいます。

しかし、後から聞くと26人の重軽傷の内、23人は重傷だったそうです。

最初に駆け付けた救急隊は、現場の惨状を見て、こう言ったそうです。

「こんな光景は見たことがない!!」

「首ばかりを狙ったのか!」あまりに悲惨な状況に絶句したという。


犠牲者のほとんどは、首を狙って何回も刺されており、

その深さは10cmに達するものもあったというから、

植松聖容疑者の強い殺意があったものと考えられる。

犠牲者の胸や喉、顔などが集中的に狙われており、多分寝ていたところを襲われたのだろう。


つまり、最悪42人の死者が出ていても不思議では無かった状態だと言います。

そんな重傷者42人の内、23人が助かったのには、

駆け付けた救急車の隊員達の決死の行動があったからだという。


実は、第一報から8分後、先発した救急隊が現場に到着した時点では、

誰も犯人が車で逃走したのを見ていなかったのだ。


つまり、まだ殺人犯が、やまゆり園内に居ると思われていたのである。


そんな状況下、救急隊は「人命が最優先だといい、



園内に助けに入ったのだ。


怖かったけど、無我夢中の活動だった。」とある隊員は話す。

また、深夜2時でしかも山間部の不便な土地柄なのに、

42台もの救急車が神奈川県内はもとより、東京からも、山梨県からも駆けつけてきた

そして近隣の病院からは、医師が直ぐに患者を治療出来る様にと、

ドクターカーが4台も駆け付けたという。

そんな必死の救助によって、重症者の半数以上の方が助かったのだ。




では、今回の匿名報道と「犯人の誤算」がどう関係しているかと言うと、

実は42人の被害者の内、植松聖容疑者が強い殺意をもって狙っていた患者がいた。

彼は、今回の殺人を「作戦」だと称して淡々と行っています。

犯行時、ある特定の障害者の名前を言って、探し回っていたといいます。

そして、警察に捕まった時には、「ヤツをやった! 「ヤツをやった!」

と豪語して笑ったと言います。



つまり、彼は狙っていた患者を刺した事は覚えていて完了として退散したのです。

しかし、実際はその半数以上が救急隊と医者によって助けられました。





つまり、彼は自分の全てを掛けて決行した作戦が、

成功したのか失敗したのか、

死者が匿名報道なので、それが分からないのです。



このまま彼は、自分が行なった作戦が成功したのか失敗したのか、

知らずに死刑になるでしょう。


 

匿名報道、それは、愛する家族を奪われた、

遺族が出来るせめてもの、植松聖容疑者への一矢なのかもしれません。


「ごめんね。怖かったよね。」

END