●寝室のカーテン
このお話は、昨日のブログ(●単身赴任の夫を襲う頭痛)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12186059736.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
ある主婦の方からの電話相談である。彼女は現在千葉にお住いの方なのだが、
ご主人が単身赴任で、群馬県で暮らしているという。
ただ、単身赴任してわずか4ヶ月経った時から、
頭痛がする様になり、体の疲れも取れず、毎日ぐったりだと電話があった。
しかし、医者に診てもらって、悪い所が無いという。
薬だけを貰って飲んでいるというが、相変わらず頭痛と倦怠感があるという。
そしてその時に、ご主人が奥さんに、「もしかしたら、
このアパートの部屋が良く無いのかもしれない。」と言い出したというのだ。
「千葉に居る時には、こんな頭痛とか、疲れとか無かったのに、
この群馬のアパートに移ってから、頭痛が始まった。」
しかし、アパートを契約した時には、特にこの部屋が、
事故物件だという様な説明は無かったという。奥さんは、その時に心の中で、
「もしかしたら、前の住人に何かあったのかもしれない。」と思ったそうだ。
でも余計な心配をさせてより頭痛が悪化するといけないので、
ご主人には話さなかったという。奥さんには気になる事があった。
それは、このアパートを借りた時に、3年位の単身赴任になりそうなので、
家具類はすべて中古のテレビや冷蔵庫、机を買ったと言う。
冷蔵庫は小さい物で、テレビは比較的大きなサイズの物を買ったと言う。
机は食事が出来る程度の半畳位の大きさの木のテーブルを。
ご主人の体調がすぐれないというのもこの3つの中古品を買ってからとも言えるのである。
「主人が今住んでいるアパートの部屋を診て欲しい。
そして、中古のテレビ、冷蔵庫、机を診て欲しい。」そんな相談だった。
ご主人の頭痛が始まったのが、引っ越してから4ヶ月後であるという所だった。
仮に地縛霊が、アパートの部屋に憑りついていたなら、
その影響は1ヵ月以内には出るだろう。それは中古品にも言える事だ。
4ヶ月後に頭痛が始まるというのは、遅い感じがする。
あと木のテーブルという事で、
木目が人間の顔や動物の顔が現れていなかったか聞いてみたが、
それらしき模様は無かったという。どうして分かったかと言うと、
奥さんは霊の事が気になったので、ご主人が暮らしているアパートの部屋や、
テレビや冷蔵庫や机、トイレに至るまで全て写真に撮って来たのである。
その数、40枚。その全てを見せてもらった。
机の写真も3枚あったので、見たが、確かに顔らしき模様は無い。
しかし、部屋全体が写った1枚の写真を見た時、
「あれっ?」と思った。
ご主人が現在住んでいる群馬の賃貸アパートは、1DKなのだが、
台所兼ダイニングは問題無かったのだが、
6帖の畳の部屋の写真を見た時、
違和感を覚えた。
この6帖には、大型テレビと布団が敷いてあり、布団とテレビの間に、
木のテーブルが置いてあるだけのシンプルな部屋なのだが、
なんか引っかかった。
そこでよく観察してみると、
ベランダの大きな窓兼出口に取り付けてあるカーテンが、
真っ赤な色なのである。
いわば、男性の寝室に真っ赤なカーテンだったから、引っかかったのだ。
奥さんに聞くと、
群馬の冬は寒いだろうと、少しでも温かくなる様に、
引っ越し時に、赤いカーテンを買って取り付けたのだそうだ。
つまり、カーテンは奥さんが付けたもので、中古では無く新品だった。
新品なのに、私の感性に引っかかったのは、
そこが男性の寝室だったからだ。
実は、寝室に真っ赤な色のカーテンを取り付けると、
時々問題を起こす。
主に夫や男性だけに頭痛が起きたり、
疲れが取れないという様な現象が起きる。
理由は2つあり、
■1つは、赤という色が情熱の色であり、神経を興奮させる効果がある。
従って、人にもよるが、赤いカーテンの部屋で寝ると頭痛がするとか、
疲れが取れないという人が現れる。
■もう1つの理由は、赤が血を連想させる。
以前なにかの事故や事件で血の嫌な思い出がある人は、
知らず知らずの間に、血の思い出を呼び起こしてしまい、
眠りに集中出来ず、頭痛や睡眠不足という結果を招く。
ここまでは、占いや心理学の世界の話なのだが、
1996年、カネボウ研究所が興味深い実験を行った。
赤い照明だけの部屋を作り、そこに人を座らせて、
赤い色がどれだけ人間に影響を及ぼすかを実験したのである。
すると、
その赤い照明の部屋に居た人は、
指先の抹消皮膚温が5分以内に2度上がり、血液の流れが良くなったという。
つまり、赤い色は、冷え性の方や、女性の方にお勧めだとされた。
しかし、同時に、
精神的にはそわそわしたり、イライラして落ち着かなくなるとも報告された。
これは、人によっては、精神的にイライラしてくるというもので、
人によっては、イライラが高じて頭痛や疲れが取れないという事に繋がる。
他にも、
青の照明の下では、涼しさを感じ5分以内に皮膚温が2度下がり、
脈拍はゆっくりとなり、精神集中時や、リラックス時に出ると言われる、
脳波アルファー波が増えたと発表した。
つまり、青い色は、気持ちを静めて心を落ち着かせる色であり、
青空を見ると、心が落ち着くのはそのせいだという。
この様に、
占いや心理学の世界では、
長時間居る寝室の赤いカーテンは、
女性の冷え症などには有効なのだが、
興奮の色であり、頭痛や疲れが取れないなどという症状を引き起こす事がある。
ちなみ、よくスペインの闘牛などで、
赤いマントを牛にチラつかせて、戦っているが、
本来、牛は赤い色が分からない動物であるので、
別に赤い色のマントに興奮している訳ではない。
牛はとにかく、ひらひら動くマントに反応しているだけあり、
赤いマントは、むしろ観客である人間を興奮させる為のものである。
さて、こうして奥さんには、
ご主人の部屋の赤いカーテンを取り外し、
逆に緑か黄緑のカーテンを取り付ける様にアドバイスした。
緑か黄緑のカーテンは、癒し効果があり、健康に良いカーテンである。
現在疲れているというご主人には、ぴったりの色であり、
実は、私も病気の時、すぐに寝室を黄緑のカーテンにして、
病気療養の一助とした。現在も再発しない様にとそれを使っている。
ちなみに、緑が一番良いと思うが、
青いカーテンやベージュのカーテンも、リラックス効果があり、
その色のカーテンなら、どれも健康運にはプラスだろう。
特にただ眠りたいという目的だけなら、青いカーテンは有効である。
その後、カーテンを変えたらご主人の頭痛は不思議としなくなったという。
他にも、
柄の強いカーテンや、模様がかなり派手なカーテンは、
見て心が落ち着かないので、寝室のカーテンとしては不向きである。
また、恋愛運を上げたい時や、夫婦愛を深めたいという場合は、
ピンク色のカーテンがお勧めだし、
若くなりたいという人は、ピンクのカーテンを勧めている。
花柄のカーテンは総じて恋愛運をアップさせると言われる。
細かい事を言えば、新しい出会いが欲しい人は大きな花柄のカーテンを。
今の相手と良い関係を続けたい人は、小さい花柄のカーテンが良いとされる。
また、子供を授かりたい人は、オレンジのカーテンが良いとされ、
青いカーテンは、勉強したりする時に集中力アップに良く、
心を落ち着かせたいとか、冷静になりたいという時にも良く、
総じて仕事運に良いとされる。
黒いカーテンをしている男性の部屋を希に見るが、
黒いカーテンは変化を拒絶する意味を持つ。
生活感が無い人に多く、なかなか結婚しなかったり、
マイペースで、急に仕事が増えるという事も急に減る事も嫌う。
その割に威厳とプライドは強く、やるとなると一流の仕事をしたりする。
ただ、黒いカーテンはたまに目を悪くする人が出るので、
目が悪いとなったら、一度他の色のカーテンに変える事を勧めている。
グレーのカーテンは、そのカーテン自体は目立たず、
控えめな性格の人が選びがちな色です。
そんな人は、癒しの心があったり、人を助けたりする人に多く、
カーテンも他の家具を引き立てたり、疲れを癒したりする事があります。
白いカーテンは、総じて部屋を広く見せる。
なにもかもやり直したいという人には、白いカーテンが向いている。
真っ白は、リセットを意味し、昔に戻りたい。やり直したい時にお勧めだ。
ただ、白は光を完全反射するため、疲れを誘発する事もある。
また、白は、部屋を広く見せるが、
同じ様に白い服は、体型を太って見せてしまう効果もある。
どうでしたか。
上の事を知っているだけで、貴方も友達と会った時に、
「私、カーテン占い出来るんだよ。」と話題に出来ますよ。
END