●水と、お茶と、ご飯。
このお話は、昨日のブログ(●冷たい仏壇)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12178983148.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
ある年のお彼岸の時期に、こんな電話相談がありました。
相談者宅に、従姉妹の方が訪れて来ました。
相談者の家の近くに実家のお墓があるので、遠くに嫁いだ従姉妹の方が、
毎年この時期になると、墓参りの後に家に寄ってくれるのだそうです。
従姉妹家族は、家に寄ると必ず仏壇に手を合わせてくれるのですが、
今年来た時に「なんか、この仏壇の前、異常に寒くない?」えっ、と思って、
私も仏壇の前に座ってみると、確かに仏壇の前だけ異常に寒いのです。
仏壇が置いてある部屋は、6畳の畳の部屋なのですが、
その日は、クーラーなども入れてなくて、
普通に考えれば、その部屋のどこに居ても、同じ温度なはずです。
しいて言えば、11時頃だったので窓際に近い場所であれば、
逆に温かいと感じる場所もあるでしょうが、寒いとなると訳が分かりませんでした。
それから彼女が居間に居たご主人を呼んで、ご主人にもお線香をあげてもらい、
その後感想を聞いてみると、なんと、別に変った感じは無いといいます。
そこで、再び私と従姉妹が仏壇の前に座ってみると、
さっきの異常な寒さは無くなっていたのです。子供達にもお線香をあげさせたのですが、
やはり主人と同様、仏壇の前が冷たいという感覚はまったく無いといいます。
従姉妹が指摘してきたのは、お彼岸の期間が始める前に、
ちゃんと仏壇の掃除を済ませて、花を飾ってから、お彼岸の入りを迎えた?
と聞いてきました。実は、仏壇の掃除は年末の大掃除の時にするだけで、
お彼岸やお盆の前に掃除しておかなければならないというは知りませんでした。
花もお彼岸の期間に入ってから買って来て飾ったのでした。
従姉妹は、もしかしたら、それがご先祖様の冷たい眼差しとして、
表現されたものじゃないかと言うのです。
「本当にそうなのでしょうか。もし、分かれば教えて欲しいです。」
そんな仏壇のちょっと不思議な現象についての電話相談でした。
さて、今回の相談は自宅の仏壇の前で起こった怪奇現象である。
自宅の仏壇の前で起きるという事は、
まず十中八九、悪い霊に寄るものではなく、自分のご先祖関連と考えていい。
だから、怖がるより、何か私に頼んでいるという風に考える。
問題は、ご先祖の内、誰が頼んで来ているのか、
そして、何を私に頼んでいるのかである。
本当なら、名前でも言ってくれれば直ぐ分かるのだが、
霊は出て来るだけで大変だし、言ってくれたところで、
こちらも聞ける能力があるとは限らない。
そこで、ほとんどの霊は、現れ方で自分だと分かる様に出て来る事が多い。
■一番多いケースは、仏壇の前に居る時や、その日に限って、
なぜか死んだお祖父ちゃんの事ばかり思い出すという場合、
家に、お祖父ちゃんの霊が来ていたりする。
■次に多いのが、偶然系である。
例えば、たまたま机の中を整理していたら、お祖母ちゃんの写真が出て来て、
懐かしいなと思っていたら、お祖母ちゃんの命日だったとか、
母親に写真が見つかった事を話すと、実は母も昨日お祖母ちゃんの夢を見て、
墓参りに行こうかと思っていたという。
■あと比較的気づきにくいのだが、亡くなった人が伝えている時があるのが、
生前好きだった物の思いだしである。
例えば、仏壇の前に居る時や、ふとした瞬間などに、
自分は特に大好きな訳では無いのに、
急に「あんみつ」が食べたいなぁ。と思ったり、
自分はバイオリンなど弾けないのに、急にバイオリンを弾きたくなったりする。
そんな時、むかし「あんみつ」が大好物だったご先祖が来ていたり、
むかしバイオリンが好きだった先祖が来ていたりする。
こういう場合は、仏壇の前に「あんみつ」やバイオリンを置いてあげると、
良い供養となる。
では、今回の相談の場合はどうだろうか。
仏壇の前に座ると、そこだけ異常に寒いという現象である。
感じたのが1人なら、勘違いという事もあるだろうが、
2人となると、多分実際に起きたのだろう。
従姉妹の方が指摘したように、お彼岸の前に掃除もした方が良いが、
それがこの怪奇現象の原因とは思えない。
これはちょっと希なケースであるが、時々ある事である。
それは、自分が死んだときの状況を伝える事で、
自分だと分かってもらおうとする現象を起こすのである。
今回の場合であれば、「異常に寒いという現象」。
これの意味する事は、大抵の場合、
「私はとても寒い状況下で亡くなりました。」と言っていると思われる。
例えば、
■雪の中や、寒い地での凍死。
■海や湖や川などの冷たい水の中での、溺死。
■津波や土石流などによる水死。
したご先祖はいなかったかどうか、親などに聞いてみるといい。
今回の場合も、相談者に心当たりが無いか聞くと、
お母さんのお兄さんが、昔、他人の子供を助けようと川に飛び込んだのだが、
子供は助かったが、そのお兄さんは亡くなってしまったという事があったという。
3月のまだ水も冷たい時だったらしい。
こういう場合、その亡くなったお兄さんの写真があれば写真を飾り、
無ければ、短冊などにそのお兄さんの名前を書いて、
その前にお線香と、温かいお茶などを供えて、成仏を祈ってあげると、
もうそういう不思議な現象は起きなくなるだろうし、
また、気付いて供養した貴方にもきっと良い事が起きるはずである。
これはまったく逆のケースの相談を受けた事もある。
それは、仏壇の前に居ると、とても熱くなって、汗をかきだし、
熱くて座っていられないという現象が起きた。
これの意味する事は、上のケースとは逆で、
「私はとても熱い状況下で亡くなりました。」と言っている場合が多い。
例えば、
■火事で焼け死んだ。
■灼熱地帯で亡くなった。
■熱湯を浴びて亡くなったなど。
普通は、仏壇にお水を供えていれば、大丈夫なのだが、
特別そういう現象が起きた場合には、水ではなく氷水を供えてたり、
火傷の薬を供えて、その亡くなった人の写真か名前の前に置き、
供養してあげると良い。
いずれの場合も、いきなり寒いとか熱いという現象を起こす前に、
大抵は他の手段で、自分を気づいてもらおうと「あんみつ」や偶然系の事をして、
思い出してもらおうとするのだが、何年も気づいてもらえず、
寒いという自分が亡くなった状況を示す手段に移る事が多い。
また、今回の電話相談の場合もそうだが、
こういう怪奇現象は、お盆やお彼岸の時期は起きやすいと言える。
ちなみに、代々仏壇のケアをちゃんと行っている家では、
昔からの慣わしで、
仏壇には、毎回水と、お茶と、ご飯を供えている家が多かった。
これは、ご先祖がどんな亡くなり方をしていても対応出来る様にしているのである。
熱い思いをして亡くなられた方と、普通に亡くなられた方には、水を。
寒い思いをして亡くなられた方には、お茶を。
そして、飢饉や食料難でヒモジイ思いして亡くなられた方には、ご飯を。
そんな家では、
上の様な寒くなるとか、熱くなるという現象はほとんど起きない。
END