●身内の命を助けたい。

 

占いの仕事をしていると、

深刻な相談をされる方も、少なくありません。




例えば、意識不明になっている娘を目覚めさせたい。とか、

乳がんになった姉を助けたい。という様な。




 


しかし、私は魔法使いでは無いので、

残念ながら、他人の命を救う事は出来ない。




 

仮に私が依頼を引き受けて、命乞いをしてあげたとしても、

それは、金の為にやったに過ぎないので、

なかなかそんな願いは受け入れてもらえない。




 

では、まったく手が無いのか。

というと、そうでもない。





 

私の願いが通じにくいというのは、

私がその病人にとって、赤の他人であり、

祈りも金の為に、頼まれてやったという状況が、

願いが受け入れられにくい理由である。




 

だから、祈る人が、身内や家族であり、

ただその人が助かる為だけに無欲で、お願いするのであれば、

その願いは、その病人の守護霊や本人の魂を勇気づけ、

また先祖霊の助けも集め、結果助かるという奇跡が起きる事があるのだ。






 

だから依頼に対しては、私の様な赤の他人にお願いするよりも、

いかに身内の願いの方が有効かを、教える様にしている。






また、私は直接助ける事は出来ないが、

アドバイスは出来る。






例えば、意識不明な人に対しては、

こちらの世界に戻ってきてくれる様に、こちらの世界の扉を閉じてはいけない。





どういう事かというと、

意識不明な人は、いわば植物人間と同じで、

何も言わない。何も見ない。何も話さない。

だから、何も手が無いと思いがちであるが、

そのままベッドに静かに寝ているだけだと、

こちらの世界が無の状態になり、こっちの世界には戻って来にくい。




意識を戻すには、こちらの世界もあるんだと、


その人の魂に呼びかける必要があるのだ。



その為に、病室に誰か居る時は、

まるでその人が、そこに居るかの様に話しかける事。

また、居ない時には、夜は必要ないが、

昼間はその人が好きだった音楽を流しておくとかする。

私が相談されたケースでは、会社員の方が交通事故で、意識不明のまま

何日も入院しているという事だった。

そこで話を聞くと、彼はとても野球が好きだった様で、

毎晩ように家に帰って来たら、ビールを片手に野球を観戦していたという。




そこで奥さんにアドバイスしたのは、

病室にいる時は、話しかける様にして、

時々、手や足など体を触って話しかける事です。

また、居ない時とかは、缶ビールを1つ目の前に置き、

野球のテレビをつけておくようにアドバイスした。

つまり、こっちの楽しい世界を開いておく事が目覚める有効手段なのである。








 

では、身内がガンになった人の依頼には、

どんなアドバイスするかというと、




まず、赤の他人の私よりも身内や家族の祈りが有効だと、

先に述べたが、

そんな身内の祈りも、より強くする方法がある。





■その1つが、願掛け断ちである

例えば、その病人の自宅を管轄している神社、もしくは、

その方が入院している病院を管轄している神社に行き、

夫なり、子供などの家族がお願いする時に、

「これから1年間、好きなお酒を断ちますので、彼女が退院出来ます様に。」

とお願いする代わりに、何かを断つ決心を伝えてお願いするのである。



それは、半年間ゲームを断ちますとか、タバコを止めるとか、



普段他の人が、注意したり辞めた方がいいと言われていても、



自分ではなかなか実行できない事が良い。

この時に注意するのは、嘘はいけないので、

実現無理な約束はしない事。例えば一生お酒を断ちますとか、



ただお酒を断ちますという事を言ってしまうと、

いつの日か約束を破ってしまう時がきてしまう事が予想されます。

だから、ここは1年とか半年とか、期限を決めた方がいいです。

また、交換条件ですから、こちらも痛みを伴わないと取引になりません。

例えば、私はお酒を飲みませんから、私が1年お酒を断ちますと言って願っても、

有効なお願いとはなりません。むしろダマシです。


■もう1つは、2人以上で同時にお願いする事です。

例えば、夫と子供が同時に仏壇でお願いするとか、

同時に神社でお願いするなどです。

人数が多いとそれだけ、強い念となり届きやすくなります。



■あと注意点としては、いきなりとてつなく大きな願いはしない事。

例えば、最初は食事が出来る様になりますように。とか、

薬が効きます様に。とか、よくばらない事です。

段々と大きくしていきましょう。まるで神様と会話する様に。

お願いしては、お礼をいい、またお願いするといった感じで。


■あと病人本人の努力も必要です。

例えば、ガンの場合、ガン細胞は元はといえば、自分の細胞です。

敵だ憎いと思えば、どんどん増殖して歯向ってくるでしょう。

それよりは、患部に手を当てて、いつもありがとう。

私の良い細胞にまた戻って下さいね。と優しく話しかけながら、

さすってあげて、ガン細胞を普通の細胞に戻って来るように、

不良になった子供を、憎むのでなく、

受け入れて、また一緒に幸せに暮らしましょう。

という気持ちで話しかけて手を差し伸べて下さい。



 

 


最後に、

先に、赤の他人の私からの願いは、余り有効では無いと言いましたが、

赤の他人であっても、有効な方法が1つだけあります。





それは、お金などの利益を得ない純粋に助けたいと願う、

赤の他人が大勢で、同時に同時刻にお願いする事です。

例えば、8月6日 午前8時15分 広島で同時に黙祷を捧げる様に。

それは大きな力となって、救う祈りとなるのです。





広島の奇跡の復興は、そんな多くの人々の祈りがあったからかもしれません。





貴方の大切な家族が、助かります様に。    かや博史

END