●死を誘って来る亡きペット達
占いの仕事をしていると、時々ペットに関する相談を受けます。
今日はその中でも、特に深刻だった例を取り上げてみましょう。
それは、あるOLの方からの電話相談でした。
相談したいのは、彼女自身の事では無く、
離れて暮らしている母親の事だといいます。
その母親が、最近、
「死にたい。」と言う言葉を口にする様になったと言うのです。
そして、その自殺願望は、
以前飼っていた犬達に寄るものではないかと、彼女は言うのです。
彼女のお母さんに悲劇が起きたのは、
今から1年前の事だったといいます。
彼女のお母さんは、いつもの様に、
2匹の愛犬を連れて、大型スーパーに買い物に行きました。
昼食のお弁当でも買うつもりで、車を外の駐車場に停め、
愛犬たちを車の中に残して、ホンの10分程度で戻るつもりだったといいます。
ところが、買い物をしていると、
偶然、昔の同級生に会ったのです。
それで立ち話をしている内に、昼食はまだという話になり、
一緒に食事する事になったといいます。
その後、別れて買い物を済ませると、車に戻ったのですが、
車の中で、2匹の愛犬がぐったりして動かなかったといいます。
急いで車を走らせ、獣医の所に駆け込んだそうですが、
結局2匹とも、熱中症で死んでしまったのでした。
その後、母親の悲しみ様は大変なものだったといいます。
家に閉じこもったっきり、外出はせず、
料理もせず、カップラーメンを食べる程度の食事で、
彼女も心配して、頻繁に母親の自宅に行っては食事を作ったといいます。
それだけ愛していたペットを2匹一変に無くしたしまったという事と、
それが自分の不注意によるものだっという自責の念に駆られていたのでしょう。
3ヶ月位経った頃、母は夢で愛犬たちに責められていたと言い出し、
度々高熱を出す様になり、医者へも行ったりしました。
その頃から、母は度々、あの子たち(愛犬)に責められていると言う様になり、
亡くなった愛犬達の霊の存在をほのめかす様になりました。
私は母を独りにしておくのが心配だったのと、
ペットが1匹も居なくなった寂しさから来る幻想だと思い、
前に飼っていたのとほぼ同じ色のシーズーを買って来て、同じ名前をつけて、
あたかも生き返った様に、母の元へ置いてきました。
ところが、それは逆効果だったのです。
しばらくは、新しく来た犬を散歩に連れて行ったり、
母に笑顔が少し戻っていたのですが、
なんと、買ってきたそのシーズーが、
わずか1ヵ月で、謎の死を遂げてしまったのです。
母によると、朝起きたら、死んでいたといい、
母いわく、亡くなった愛犬達がきっと連れていったと言うのです。
母は、前よりも落ち込んでしまいました。
それからです。
母が死にたいと言い出しのは。
過失によって死なせてしまった2匹の愛犬の霊達が、
新しい犬の命を奪い、
そして、今度は母の自殺という形で責任を取らせる為に、
命を奪いに来たのでしょうか?
そんな感じの電話相談だった。
後半は、明日のブログに続く。