●病院のベッド



占いの相談を受けていると、

始めは夢の相談だったのが、そこから意外な展開になる事があります。





その中でも、今日はとても意外だった話をいたしましょう。






相談者はお母さんだったのですが、

問題の夢を見たのは、小学生の息子さんでした。




息子さんは、小さい頃からとても健康的で、

風邪ひとつひいた事が無いという位の親孝行な子供だったといいます。



ところが、小学2年生になった直後から、

急に咳をする様になり、医者に行くと風邪という診断。

ところが、処方してもらった薬を飲んでも、一向に良くなりません。

やがて、発熱が3日続き、病院に行くと気管支炎だと言われ、

肺炎になる可能性もあるとの事で、入院する事に。




幸い入院は4日で済み、無事退院となったのですが、

退院してきた息子さんが、変な事を言ったといいます。



それは、入院している時、

夢の中に、変なお爺さんが出て来て、怒っているというのです。



それも毎日見たと言うのです。



 

息子さんは、家で寝ている時は、そんな夢は今まで見た事は無く、

入院して初めてそんな変なお爺さんの夢を見たといいます。



それで、お母さんは、

それはきっと、その病院で亡くなったお爺さんの霊が、

同じベッドを使った息子の夢に現れたのだと思ったという。




この時に、お母さんからこんな質問をされた。


「もし、また息子が入院した時に、

 変なベッドに当たらない様にするにはどうしたらいいですか?」




これは仕方無いよね。

大体入院って時は、緊急を要している事態だから、

そんなベットを選んでいる余裕も無いし、

また大抵混んでいるので、空いたベッドはそれしか無いという場合で、

こちらで選べる事も出来ない場合がほとんどである。





でも、例外もある。


混んでない時など、病室に行くと、2つや3つ開いているベッドがあって、

看護婦さんが、どこがいいですかって、選ばせてもらえる


私が入院した時も6人部屋で、2つ空いているベッドがあって、

どちらがいいですかって、選ばせてもらった。




そんな場合、やっぱり直前に死んだ人のベッドは遠慮した方がいい。




基本的に、病院にはそんなに危険な霊は余りいない。

なぜなら、危険な霊は大抵、自殺した人の霊だったり、

殺された人の霊だったりするが、

病院のベッドで殺されたり自殺したりする人は、滅多に無いだろう。




ただ、直前にそのベッドで亡くなっていたりすると、

その亡くなるまでの苦しみなどが残っていたりする時があるので、

そこに入院すると、苦しみの念が病気を悪化させる事があるので、

やはり、選べる状況であれば、避けた方が無難だろう。





だけど、入院したばかりの貴方が、

その空ベッドで前の人が亡くなったのかどうかは、分からない。




そこで、一番手っ取り早いのは、

看護婦さんに、どちらのベッドがいいですか?と聞かれたら、

もうぶっちゃけ聞いてしまう事である。

「最近入院中に死んだのは、どっちですか?」と。

ただ、これ看護婦さんも答えずらい。

なにしろ、6人部屋の場合、2つ空いているなら、4つは埋まっているという事。

つまり、残りの4人は、じっと耳を澄まして会話を聞いている。

だから、看護婦さんも事実を言いづらいし、事実を言わないかもしれない。

それに何より、新入りの患者である貴方もそんな質問しずらい。




そこで、私がお勧めしたいのが、

「最近、元気に退院されたのは、どっちのベッドの方ですか?」

とぶっちゃけ聞いてみる事である。




元気に退院した人が居たベッドは、

良くなって退院だ!という良い念が残っていたりして、

次にそのベッドを使う人も、その良い念を受けて、良くなる事がある。



それに退院したのだから、当然そこで直前に死んだというベッドではない事になるし、



退院した人の場所なら、看護婦さんも答えやすい。





そこでもし、看護婦さんが教えてくれなかったり、

条件がどっちも同じという場合は、

1番は窓側が一番治りやすい。と思っていい。

2番目は通路側が、良い。

ラストは真ん中である。





理由は、はやり景色や空が見えていると、気分が癒されるのと、

太陽が入って来て、光に当たるというのも病気が治るのに見方する。

次に通路側が良いというのは、夜トイレに行きやすかったり、

病室にもすぐ戻れるし、余り人と関わらない位置である。

ラストの真ん中は、病人3人に挟まれて、やはり気を使う。




ちなみに、真ん中が嫌でも、そこしか空いていない時がある。

そんな場合は仕方が無い。

ただ入院が3日とか位ならいいが、1ヵ月以上とかだとキツイ。



 


そんな時は裏ワザがあるんです。



 

 

実は私も、金が無いから個室などには入れず、



しかも6人部屋に入った時、窓際が塞がっていて、

真ん中のベッドになってしまった時がありました。

ところが、3日後にチャンスが・・・

入院していると、同室の奴が退院しそうだというのが分かる時がある。

看護婦さんや、医者との会話から、退院という話が出る事もあるし、

退院しそうな人は、面会の家族があわただしく訪問したりするので分かったりする。

そんな時がチャンス到来である。

次の患者が翌日10時頃に入院する前に、

看護婦さんにお願いして、移動してもらうのである。



普通、一度決まったらずっとって思ってしまいますよね。



でも、お願いすると、変えてもらえるんですよ。



「トイレが近いので、是非お願いします。」と私はお願いしました。







 


さて、だいぶ話が脱線してしまったので、元に戻しましょう。




 

 

 


気管支炎で入院した息子さんは、4日で無事退院したのですが、

しばらくすると、また息子さんは気管支炎になったのです。

そして、また入院。





今度は前とは違うベッドに入院したのですが、

不思議な事に、また前と同じお爺さんが夢に出て来て怒っているというのです。




そうです。夢に出て来たお爺さんは、

ベッドのせいでは無かったのです。







 

 

やがて、意外過ぎる展開が・・・


後半は、明日のブログに続く。