●学校の怪談:人を選ぶテニスコート



世の中には、

学校の怪談とか、学校の七不思議と呼ばれるものがあります。




 

例えば、

トイレの花子さんは有名ですが、

他にも、理科室の人体模型が動いたとか、

音楽室の肖像画が喋ったとか、誰もいないのにピアノが鳴ったとか、

誰も居ない体育館から、バスケットボールの音がする。







そんな怪談話が、どこの学校にも1つや2つはあると思います。







占いの仕事をしていると、

たまにそういう話は、相談者の方から耳に入りますが、

実際に、私が解決を依頼される事は滅多にありません。




 

なにしろ、学校の施設に勝手に入る事が出来ず、

また学校から直接依頼を受けるという事も、ほとんど無いからです。



 

しかし、

ここだけで話しますが、過去に、

学校の怪談の真相を解き明かした事があります。



 

今日はその時の事をお話し致しましょう。











 

 

 

 


■人を選ぶテニスコート



 

 

 


それはある主婦の方からの相談でした。






彼女には、とてもテニスの好きな中学生の娘さんがいました。

小学生の頃からテニススクールに通い、

中学校でも当然テニス部に入部しました。




お母さんも昔テニスをやっていたので、

休日はテニスをしに出かけるという程の家族です。




ところが、娘さんが中学生になったある日、

彼女がテニスを辞めようか悩み始めたといいます。

もし、テニスを辞めたい理由が、

テニスを嫌いになったとか、

他の物に興味が移ったからというのであれば、

お母さんも特に気にはしないで、自由にする様に言う所ですが、

娘さんが言った辞めたい理由が、とても納得いかないものだったのです。



 

それはこんな理由だったといいます。



「私、テニスコートに嫌われているの。」




 

当時、その中学校には、

不気味な七不思議が伝えられていました。



 

その1つが、


「人を選ぶテニスコート」だったのです。



 

その不気味な伝説は、この中学校が出来た頃から伝わっているもので、

学校にあるテニスコートが、人を選ぶというのです。





どういう事かと言うと、

そのテニスコートに嫌われると、段々と気持ちが悪くなって倒れるというのです。

お母さんが、話を聞くと、

娘さんも今までに、5回も倒れて、その都度保健室に運ばれたといいます。

小学生の頃からやっていて、

今までテニスをやっていて気持ちが悪くなった事は無く、

こんな風になったのは、この中学のテニスコートを使ってからだといいます。




 


それでも今まで頑張れたのは、テニスが好きだったからでした。

しかし、半年で5回も倒れると、さすがに周りの部員たちからは、

「あれは絶対、テニスコートに嫌われているからよ。」と噂が立ちだし、

部活動している時にも、彼女から離れて近づかなかったり、

彼女とペアを組みたがらないという事がおき始めたといいます。





また、彼女と同じようにして、時々倒れる部員の子がいるそうですが、

その子も悩んでいて、テニス部を辞める事を考え始めたそうです。

そうなると、テニスコートに嫌われているのが自分1人になってしまい怖いのと、

今まで、他の人が避けていても、その子とペアを組んで練習していたので、

その子が辞めると、他の部員から避けられているので余計嫌な思いをするのは、

目に見えているので、自分も辞めようかと言い出したのでした。





先輩の話では、今まで何人も人が、

このテニスコートに嫌われて、部を辞めていったといいます。






ここまでの話を聞くと、

確かに不思議な話で、学校の七不思議と言われているのも納得がいきます。





まるで、テニスコートが生きている様です。

自分の地面の上でプレーする人を、どこかで選別しているのでしょうか。

そして、嫌いな人がいたら、気持ち悪くさせて排除しようとするのでしょうか。





この時点で、私にはまったく予想もつきません。

まさか、テニスコートが本当に生きているという事は無いと思いますが、

今まで何人も辞めているとなると、やはり何かあるのかもしれません。





 


普通は、こういう学校の問題は引き受けないのですが、

今回は、テニスコートという場所が、

音楽室や理科室やトイレ等とは違い、学校内に入らなくてもいい場所で、

また聞くとテニスコートがある場所も、

外の道路からすぐ見える場所だという事だったので、

私の興味も手伝い、引き受ける事にしました。




 

 

 

行ってみようじゃないか。

その不気味なテニスコートを見に。






 

 

 

 

 

 

 

 


やがて、人を選ぶという不気味なテニスコートの真相が分かるのである。


後半は、明日のブログに続く。