●住宅リフォームと嗅覚障害


 

嗅覚障害(きゅうかく)というものがあります。


においが分からなくなるという症状です。









においを感じる体の経路のどこかに異常が起きて、

においを正常に感じる事が出来なくなってしまった症状を言います。







原因は色々ありますが、

鼻の内部の問題や、ウイルス性の風邪による炎症、頭部の殴打などの外傷など。





ただ、そういう場合には、皆さんおかしいと思って、医者に行って分かるのですが、

気をつけたいのは、加齢による嗅覚障害です。






お年寄りの場合、



嗅覚障害になっても、恥ずかしいから言わなかったり、

鼻も歳をとったかと、諦めている事もあります。





しかし、それがアルツハイマー病の初期症状だったりして、

認知症になってしまう場合もあります。




もし、ご両親がどうも最近臭いが分からないという様な気がしたら、

鼻の病気か認知症の初期症状か、一応確かめる事も必要かもしれません。








さて、


私の所にも嗅覚障害になったという女性からの相談が来た事があります。



今日はその時のお話をいたしましょう。








 

私の実家は、練馬区にあります。

たまにしか行けませんが、母は頻繁に実家の近くに住む姉と話している様です。

そんな母の姉の家の隣に、安田さんという姉の友達が住んでいるのですが、

その安田さんという奥さんが、最近嗅覚障害になってしまったというのです。







2つの耳鼻科に行っても、治らず、

もうかれこれ2ヵ月経っているといいます。

そして、最近では、何を食べても味が分からないという、

味覚障害にもなりつつあるというのです。







大学病院に行っても、一向に治る気配は無く、

その安田さんは、いつも母の姉(伯母)の行っては愚痴をいい、

その愚痴は、伯母から私の母に伝わり、それが私に伝わったという訳です。





その話の中で、

安田さんは、「どうも私の嗅覚障害は、病気じゃないのかもしれない」

と伯母に言う様になったそうです。






彼女いわく、色々な医者に行ってもう半年、

一向に治る気配が無い事から、これはオカシイと思い始めたそうです。






そこで、彼女が一番気になったのが、

半年前にしたという、住宅リフォームでした。



 


よく考えてみると、嗅覚障害がおき始めたは、

家を一部リフォームしてからだと気がついたというのです。






もしかしたら、リフォームで家相を悪くしてしまったのではないか。

それか、リフォーム自体をしてはいけなかったのか。






そんな事を、伯母に相談していたら、


伯母は、親戚の子に占い師がいるからみてもらう?と話したそうです。






一応私も、その時、安田さんと電話で直接話して、

それまでの話を聞いたのですが、



さっぱり原因は分かりませんでした。

というより、住宅リフォームをして、

嗅覚障害になったというのは聞いた事がありません。






また、リフォーム前の見取り図と、リフォーム後の家の見取り図と写真も、

後日送ってもらったのですが、さっぱり悪い所が見当たりません。






私は、これはわざわざ行っても、役には立てないと判断して、

安田さんには、多分家相の問題では無いと思いますと回答。





 

結局その時は、私がこの件に関わる事はありませんでした。






 

 

それから、2ヵ月程経ったお盆。




私と母が実家の伯母の家に寄った時でした。


多分、伯母が安田さんに、「明日、私が来る」という事を話したのでしょう。

伯母の家に行くと、安田さんがいました。





「是非帰りに、一度、じかに家を見て欲しい」というのです。




嗅覚障害に加えて、味覚障害にもなってしまい困っているといいます。

あれから、8ヵ月、病状は進んでいるとの事でした。





 

まぁ、隣の家ですし、

一度は乗りかかった船です。


私は、一度安田さんの家を見てみる事になりました。
















 

 

 

 

 

 

 

 

やがて、安田さんを嗅覚障害にした、

意外な原因が分かる事になるのです。


後半は、明日のブログに続く。