●不眠症
占いをしていると、時々眠れないという声を耳にする事があります。
日本では5人に1人が何らかの不眠の悩みがあると言われ、
特に女性に多いというのが実状です。
私の場合、相談者との話の合間に、
ただ「最近眠れないんですよぉ~。」程度のちょっとした会話であれば、
「寝る前に、ホットミルクを飲むといいですよ。」
とか、
「アロマオイルなどの良い香りを焚くといいですよ。」
と言う程度の話位しかしないが、
「最近眠れないで困っているんです。」
とか、
「不眠症なんです。」
という様に、眠れないという事を訴えて来る相談者の場合には、
もっと具体的に対策をしているかどうか聞いている。
まず、不眠症の方で一番多いのが、
寝る前の行動に問題があるケースである。
(これから言う事は、不眠症では無い人は注意する必要はありません。)
■寝る3時間前までに、
1.夕食を済ます。
2.コーヒー・お茶などのカフェインは取らない。
3.テレビを見ない。(特にスポーツの試合やホラー映画、格闘は×)
■風呂は39度を超えない。
■ちゃんとパジャマを着る。普段着では寝ない。(理想は天然素材)
■不眠の事を考えない事。
よく不眠の方は、きっと今日も眠れないと不安になって、
それが焦りとなり、念となり、よけい眠れなくなってしまいます。
出来る限り「無の状態」になる様に。
■明るい電気を点けたまま寝ない事。
たまに、聞くと怖いので電気を点けたまま寝るという人がいますが、
良くありません。例え不眠症では無い人でも寝る時は電気は消しましょう。
ただし、小さい明かり程度なら点けていてもいいです。
また、小さい明かりでも、オレンジ色の明かりならなお良く、
オレンジ色の光は、脳を休ませる効果と、体をリラックスさせる効果があるので、
今ある小さな明かりをオレンジのものに変えるか、
オレンジ色のセロハンを貼るといいです。
■布団に入ったら、本を読んだり、スマートフォンをしない。
■寝酒と寝る前のタバコも避けましょう。
■寝る前に夕食を済ますと言い、カフェイン関係を飲まない事と言いましたが、
カフェインが入っていないお茶は、逆に睡眠の手助けをしてくれます。
例えば、カモミールティー。味噌汁も寝るのに良い飲み物です。
また、最近の研究で、アメリカンチェリーのジュースを、
寝る前に飲むと、眠くなることが分かりました。
牛乳、チーズ、ヨーグルト・チョコレートなどを寝る前に摂取すると、
快適に眠れ、その中でもお勧めはホットミルクです。
次に直したいのは、普段の生活です。
■まずは朝起きたら、太陽の光を浴びる事。
よく一日中家の中にいて、出かける事も無く、そして不眠症なら、
やはり、起きたら一度外に出て、目の中に太陽の光を浴びる事です。
人の体は、目に朝を感じてから15時間後に眠くなるというサイクルがあるので、
朝の太陽を浴びる事は、不眠症予防には大切な儀式なのです。
■朝食は必ず取りましょう。
■午後の日が沈む前に、軽い運動をする。
軽い散歩が理想ですが、雨の日などは、
家の中であれば、階段を上り下りするとか。
以上の事をしても眠れない場合は、アロマオイルなどを焚いたり、
市販の睡眠導入剤を飲んでみたりもする手があります。
ここまでのアドバイスで、大概の相談者の方は、
不眠が改善されたと言われます。
ところが、それでも不眠症が続くという方がいました。
上のどのアドバイスをしてみても眠れないと言うのです。
それは中年の女性の方の電話相談でした。
もう6年も不眠症で悩んでいるといいます。
彼女は派遣社員だそうですが、翌日が仕事の日は、
毎日睡眠薬を飲まないといけないといいます。
それでも、仕事中は腰が痛くなったり、頭痛は毎日の様にあるそうです。
そして、よくストレス性の胃腸炎になるという。
また、彼女は他にも気になる事があるという。
それは4年前に、友人とあるお寺巡りをしていた時、
気味の悪い墓地に迷い込んでしまい、
それ以来、金縛りにあったり、
寝ていると、
誰かが布団のお腹の上辺りに乗って来たりするのだという。
また、眠りそうになると、何かが足に触った感じがして寝れなくなる事もあるという。
どうやら、ただの不眠症では無い、
嫌な感じがした。
後半は、明日のブログに続く。