●誰かに頭を踏まれる感覚
来週はもう3月。
この時期になると、段々と引っ越しの相談が多くなってきます。
そこで今日は、引っ越しの相談を一つご紹介いたしましょう。
それはある主婦の方からの電話相談でした。
息子さんは大学に通う為に、栃木県から初めて上京したといいます。
お母さんは、息子さんが住むマンションを探すのと手続きの為に、
一緒に上京されました。
当初は合格した大学に歩いていける所をと考えていたそうですが、
既にもうそんな所は全て借りられていて、
結局大学から2駅離れた場所のマンションに決めたそうです。
その後、お母さんは息子の身のまわりの整理と、
ちゃんと一人で生活出来る様にと、日用品を揃えてから、
2週間ほどで帰る予定でした。
ところが、
息子さんの様子がどうもおかしいというのです。
夜なかなか寝付けないし、体もだるいといいます。
全身に圧迫感があり、
酷い時には、誰かが頭の上を歩いている気がするらしいのです。
それは全て、このマンションに引っ越して来てから起き始めたといいます。
栃木の実家に居る時には、そんな事は一度も無く、
ここに引っ越して来てから1週間位で、こうした現象が現れたそうです。
一応医者に行ってみたそうですが、
MRI検査しても、異常は無かったというのです。
そこで、彼女は、息子さんが言った、
誰かが頭の上を歩いている気がするらしいという言葉から、
何かこのマンションの部屋に、
良く無い霊が居るのではと心配になったそうです。
それで私に相談してきたという事でした。
とりあえず、マンション名と住所を伺って、
ざっと調べたのですが、悪い噂や立地上の問題はなさそうです。
契約時に、事故物件と聞かされた様な事も無く、
特別に安い部屋という訳でも無かったといいます。
こういう場合、前に住んでいた方が自殺していたり、
孤独死して、長い間発見されなかったりして、
その部屋に地縛霊が居たりする事も考えられますが、
意外にも聞くと、彼女は前に住んでいた人を知っていました。
前の住人は、同じく大学生の女性の方で3年この部屋に住んでいたといいます。
実際に会った事は無いという事でしたが、
彼女がこのマンションを契約した時には、まだその女子大生の方は住んでいて、
月末になる明後日には引っ越すという状況だったそうです。
なるほど、若い女性が3年間無事に住んでいたのなら、
地縛霊の問題はなさそうな気がします。
とりあえず、息子さんが全身に圧迫感があると言っていたので、
息子さんが寝る部屋の写真を見せてもらいましたが、
特に天井が低いとか、天井に変なシミや木目があるという事もありませんでした。
ちなみに、お母さんは心配になって、
息子が寝る場所と、交換して寝て見たそうですが、
息子が感じる様な事は、お母さんには感じられなかったといいます。
しかし、この時点では、
私もさっぱり原因は分かりません。
こういう場合、方法は1つです。
本人と直接話をするしかないでしょう。
間に第三者が入っていると、肝心な事が抜け落ちている事がありますし、
微妙なニュアンスが変わって伝わっているかもしれません。
そこで息子さんが帰宅したら、また電話してもらう事になりました。
帰宅した息子さんに聞くと、
息子さんは、まずこのマンションに入居する時に、
この大きな建物に圧倒されたといいます。
彼の部屋は6階建ての内の2階でした。
それで自分の部屋の上に4階の建物が乗っていて、
沢山の人が住んでいると思うと圧迫感を感じたといいます。
そして寝ていると、誰かが彼の頭の上を歩いている感覚に襲われるというのです。
かと言って、別に幽霊を見たとか、
実際に誰かに頭を踏まれたという訳では無いといいます。
彼が今まで暮らしていた栃木の実家は平屋で、
大自然の中で暮らしていたそうです。それが今回急に都会にやってきて、
6階建てのアパートの2階に住んで起きた事でした。
どうやらこれは何かの悪い霊などの問題ではなさそうな気がしました。
そこで、
■まず、彼の寝室とリビングに実家にあった観葉植物か花の鉢植えを置く事。
■部屋に自然の香りがする芳香剤やアロマを漂わせる。
■次に、天井に空の写真か、空の壁紙を貼る事。
■そして、この部屋の上は空で、
この部屋の上には何も無いと自分に言い聞かせて寝る事。
以上の4つをアドバイス。
すると、今まであった様な
全身に起きる圧迫感や、
誰かが頭の上を歩いている様な感じはしなくなったといいます。
たまにこういう方はいらっしゃいます。
この様に、上に住人が住んでいて、頭を踏まれる感覚が襲ってくる人や、
どうしてもマンションなら最上階じゃないとダメな人とか、
閉所恐怖症の方とか、低地に住んでいる方など。
そういう場合、上の様な事をすると穏やかに暮らせる様になったりします。
新しい大学生活、頑張って!
END
